【監督】三池崇史
【出演】山崎賢人/神木隆之介/小松菜奈/岡田将生/新田真剣佑/観月ありさ/國村隼/山田孝之/伊勢谷友介
【公開日】2017年8月4日
【製作】日本

【ストーリー】
豊かな自然に囲まれ、国勢調査の結果から2年連続住んでみたい町ランキング上位に認定された杜王町。しかし3年連続は無理かもしれない。何故ならそこでは現在進行形で変死事件が続発しているからである。この町に住む東方仗助はリーゼント頭で町を闊歩する高校二年生。父親こそいないが、町の平和を守ってきた祖父の良平、母の朋子とともに満ち足りた生活を送っていた。・・そんなある日、仗助はコンビニで強盗事件に遭遇する。とっさの判断で店員を助け事件を解決したかに思えたが、それを裏で糸を引いていたのは悪事に異常な執着を抱き、連続変死事件を起こしていたシリアルキラー・アンジェロこと片桐安十郎だった。計画を邪魔された彼は、仗助に対して激しい怒りの念を抱く・・・。
 
【感想】
世界的にも有名な日本漫画の一つであり、今年で作品生誕30周年にも到達した荒木飛呂彦先生が手掛ける漫画作品『ジョジョの奇妙な冒険』。世代を超えて受け継がれる壮大な因縁の物語や人間賛歌、そして個性的なキャラクターや独特な表現方法などもあってか実写映像化などは極めて難しいとも思えただけに、この第四部実写化の報は自分も驚いたと同時にやっぱり不安も大きかったですねぇ。アニメや漫画をベースにした昨今の邦画は良作もままあれど改悪の方が圧倒的に多い印象でしたし、ましてやジョジョは熱狂的なファンも多く、公開前にも最新のPVが出る度にネガティブな意見が轟々と飛び交っていたのを目の当たりにもしてたので当然自分もイチジョジョラーとしては心配だったのです・・・・が、いざ鑑賞しましたらこれがまたグレ~~トッ!すんごい駄作という風ではなく、良い意味合いでのグレートといった感じですねw

本作の第一章は観たところ虹村兄弟のストーリーまで描いており、原作漫画の方ですとだいたい序盤二巻分の内容といった所ですね。されどその二巻分でも仗助と承太郎の出会いや弓と矢の事などアンジェロや虹村兄弟との戦い以外にも結構な情報量があるので、当初はやはり二時間枠で収まりきらない懸念もまあ無きにしも非ず・・ではあったかな?案の定大分削ってはいたものの、それでも個人的に本作が良いなぁと思ったのは、そんな漫画の方で知り得てるあれこれな場面を削りつつも、実写作品なりの演出な新しい場面を取り入れる事で上手く補っていたような点が色々見受けられたんですよねぇ。少なくとも自分は中盤辺りまで凄く興味深く観る事が出来た。
原作漫画は所持してますのでそれこそ四部も何度となく読み返して展開もほぼ全て頭に入っているんですが、その自分が頭で補完してる展開とは少しズらしたような感じで進行させてるのが今回の実写ジョジョの特徴のようにも見えまして、序盤に『空条承太郎!東方仗助に会う』ではなく、先に強盗の騒動を入れて『東方仗助!アンジェロに会う』なんて風にしてたのが興味深かった例の一つですね。順序みたいなのがあべこべにもなれば支障も当然出るように思えるんですけど、そこは説明を省略&簡略&オリジナリティで肉付けとか、あと本来言うべきキャラのセリフを別のキャラが言う事で整合性も付けていたようにも思えますね。実際自分は鑑賞しててアンジェロの対決から虹村邸辺りのまでそれほど突飛な展開に思えなかったんですけども・・・・・まあ、もしかしたら原作を知ってるがゆえに脳内での補正も容易だったという可能性もなくはないですね^^;(汗
あとジョジョの見所と言えば当然スタンドもありますが、これも個人的にはマルっ♪スタンドのビジュアルは予告編でもアクアネックレスしかほぼ映っていなくて、クレイジー・ダイヤモンドなどは見えそうで見えない微妙さもあってなんか焦らされてるようでもあったから、本作で初めて見たクレイジー・ダイヤモンドの再現度は予想以上に高くて歓喜♪加えてドララッシュの激しさも素晴らしいの一言だった。他スタンドにしましてもスタープラチナのザ・ワールドの描写も良かったですし、バッド・カンパニーの集団で迫る恐ろしさと規律正しさもちゃんと表現されていましたねぇ。クレイジー・ダイヤモンドとバッド・カンパニーのスタンドバトルにもかなり興奮してしまったのでした^^


・・しかしまあ、こういった漫画やアニメの実写作品は原作の雰囲気などが重視されるジャンルでもあるでしょうから『忠実』というのが何よりも求められるものだと思うのですが、今回の実写ジョジョは観終わってみるとけなすよりもむしろ褒める部分が多いなぁ~な結果となってしまったのは、やっぱりイチジョジョラーとしての信者補正ゆえでしょうかねぇ・・?(汗
けど良かった所が多いとは言っても不満だった所も当然あるわけで、『ディオ』のフレーズが劇中で一言も出て来なかった分、虹村パパの存在が随分とおざなりになってしまっていた感じもしたんですよねぇ。あんな醜い姿になった理由がすっぽりと抜け落ちてしまっているので首傾げにもなってしまいましたし、ともなれば弓と矢の存在もあまり重要に描かれないのかも?と次章にも些かな不安の影のようなものが・・。あと個人的には杜王町が思ってた以上に外国だったので、そこに日本人が混じる違和感は確かに奇妙っ(笑)。せめて○ーソンぽいコンビニでもあれば良かったんですけどねぇ^^;
・・とまあ結果的にはそんな不満もややあったりはした第一章ではありましたけど、それでもCGで描いたスタンドとバトルもカッコ良く、キャスティングも似てる・・というよりは頑張って雰囲気を寄せている出演陣の好演が目立っていたので、その辺りも個人的には許容の範囲内。何より『ほうほうっこう繋げますか』という意外性を持たせたストーリー展開は自分も見入ってしまいまして、形兆兄貴を絶命させたこれまた意外過ぎるアイツの存在も含めて、第二章の展開もやはり非常に楽しみになってきた次第♪
まあレッチリが除外されたという事は必然的にジョセフも出て来ないという事が、コーラを飲んだらゲップが出るっていうくらいの確実味を帯びてはきましたけど、ただ第二章も本作のように面白い繋げ方をするのであれば、ワンチャンあるかもしれませんね?(・・と言いつつ、本当に出て欲しいのは実は重ちーだったりしますw)。
 
この日のためのフリーパスと言っても過言ではありません。初日の初回にサクッと観てきましたとも。ヒゲハゲ満足度は文句無く満点★★★★★ですってば。 「ジョジョの奇妙な冒険」 公式サイトはこちら オープニングから目を奪われてしまいましたよ。 Y氏のファンなら、一目ですぐにわかるはず。 暗闇の中でオムライスの卵をはがしているのが誰か。 いやぁ、まさかああいう登場の仕方をするとは...
思ってた以上に面白かった。
 日本  アクション  監督:三池崇史  出演:山崎賢人      神木隆之介
映画「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」を鑑賞しました。
変死事件が続発している、自然に囲まれた杜王町。 リーゼント頭の高校2年生・東方杖助の武器は<スタンド>という特殊能力で、絡んでくる連中を叩きのめしていた。 ある日、杖助の実父ジョセフ・ジョースターの孫だという男・承太郎が現れる。 彼にも<スタンド>の能力があるが、他にも<スタンド>の使い手がこの町にいると言う…。 人気コミック実写劇場版。
約30年の歴史を誇る人気漫画が、鬼才三池崇史の手によりとうとう実写映画化。吉と出

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続編観たいです

こんにちは。
私は原作マンガには全く馴染みがないのですが、良く出来た作品だと思いました。
「銀魂」の方が評判が良いのはわからなくもないのですが、続編を見たいのは「銀魂」よりもこちらのほうです。
ですから原作ファンの方の好意的な感想は本当に嬉しい。
ぜひジョジョラーの皆さんにおすすめしてください。

No title

こんにちは♪

実写化に当初は不安の一言しかなかったんですが、フタを
あけてみれば思いのほか以上に出来が良くで、ホっとひと
安心ってぇところです。
まぁ他のコッミクス関連どれも同様なんすけど、特に本作
や「進撃の巨人」なんかはファン&マニアありきな作りな
だけに削り取られたエピや演出を脳内補正も仕方のねぇと
ころかなぁです。
重チーは魅力大だけに出て欲しいところだけど、このあと
の展開を鑑みると露伴&杉本鈴美までじゃないかなぁと踏
んでおります。 この2人削ったらオモシロさが大半減する
と思えてならんです♪  (゚▽゚)v

工夫が見えました

>ケフコさん♪

ジョジョも確かに良く出来てる作品ですが、銀魂もとても忠実ですよね。まあ銀の方は映画が成功してもコケても漫画の方でネタに出来るのが強みですが、ジョジョはそうもいかないのがデメリット^^;噂だと興収おもわしくないようですが、それでも自分のような肯定的な者も少なからずはいますので、続編も是非観たいものです♪


>風情♪さん♪

当初は不満でも実際観てみないとやはり分からないものもありますよね。忠実とまでは行かないですけど、ちゃんと虹村兄弟までのエピソードを理解して実写映画なりに頑張ってアレンジしてる、工夫の努力は観て感じ取ることが出来ましたから、その辺りがイチジョジョラー視点としても好印象でしたね。

あと次に吉良が出るとしたら露伴と鈴美おねえちゃんは外せないですが、これもどう工夫してくるかですよね。
露伴も幽霊だったらどうしよう・・(汗

こんにちは

やっぱり
こんなのジョジョじゃない!と叫びたいところはあるんですが
っぽい
っぽいジョジョ世界にはなっていましたねー
ただ、メイクが皆濃いので唇に血とかあると
一気にビジュアル系メイクになっちゃうのが…^;
あとおくやすはもっとがなり声で、バカ顔出来る人に
頼みたかったです。あの顔のバッテンもないと…!
全体的に続編に期待という感じの作品であって、
これからが楽しみですよね
吉良にせよ、鈴美おねえちゃんにせよ、今回でさらっとはっきりとは描かれなかったけれども「あれそうだよね!?」と言う感じで描かれてたので、続編がはやくみたいですがスペインロケとか興行的にどうなんでしょうねー
露伴は登場させなくても話は成り立つだろうから(鈴美霊からの頼み+じいちゃんの意思を継ぐって事で)
ただバイツァ・ダストとかがどうなることやらですよね
4部はあれがあるからいいのに
へたに露伴ちゃん登場させておかしくなるのなら登場しないほうがいいです…。
吉良(川尻)と露伴ちゃんが4部では好きなので。
バッドカンパニー戦は見どころでもあったのですが、
あまりにも呆気なく、ジョジョの醍醐味の
能力をどう使うかってところがいまひとつ「そうきたかー!」な熱いものがなかったのは、原作を知っているからなのでしょうか。
お土産に、アンジェロ岩ペーパースタンドは買いま…せんでした!

ある程度妥協を

>makiさん♪

自分も一応ファン歴は長いので、ふざけた描写が多かったキレようかとも思ったのですが、それはどうやら不発に終わってしまったようで良いのやら悪いのやらちょっとモヤモヤした気持ちですね(笑
内容的にも出演者のビジュアル的にも物申す部分はmakiさん同様自分も結構ありましたが、この作品ほど『忠実』という言葉が不可能なものも無いとは思いますので、自分も見ててちょっと妥協した感じでしたね。真剣佑くんにしても確かにもうちょっと声大きくした方が良かったかも?アニメ版の高木さんみたいになるにはまだまだかもですねぇ^^;

ちなみに自分は記念とばかりにグッズはかなり買い込んじゃいました(汗

No title

いつだったか「おれ承太郎似合うんじゃね?」と言ってた山田孝之氏がアンジェロ役だったのは爆笑でしたが不憫でもあり… しかしそれでも熱演する彼に役者魂を感じました。原作よりシリアスなキャラになってましたね。
2部で露伴、由香子、吉良との最初の対決といったエピソードを描き、3部で最終決戦と予想してますがなんだか厳しそう…

独特なアンジェロ

>SGAさん♪

山田孝之さんはハマリ役というよりも、与えられた役柄を全て全力でこなす姿勢が好きで、今回のアンジェロも山田さんが演じた事で確かにシリアスな殺人鬼の様相が強く出ていましたね。吉良とはまた違った雰囲気が出てて良かった気がします^^

理想としては本作もシリーズ作品定番の三部作まで持っていければストーリー性も広がって徐々に面白くもなりそうですけど、興行的に見ればやはり失敗してるのでちょっと難しいですよね。吉良絡みのエピソードはなるべく簡略化して欲しくない部分もあるので、次章は三池監督の手腕も試されますね(汗

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