【監督】デイミアン・チャゼル
【出演】ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン/キャリー・ヘルナンデス/ジェシカ・ローゼンバーグ/ソノヤ・ミズノ/ローズマリー・デウィット/J・K・シモンズ
【公開日】2017年2月24日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日ミアは場末の店であるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ(セバスチャン)。いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかしセブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる・・・。
 
【感想】
アカデミー賞で史上最多タイの14部門ノミネートという報が公開前から流れてもいたので、自然と注目されるようにもなっていた本作『ラ・ラ・ランド』ですが、個人的にはデイミアン・チャゼル監督の最新作という部分でもこの作品は結構期待をしていました。・・まあ前作の『セッション』のように終始罵倒されまくりの強烈な内容ではありませんが、こちらはこちらでミュージカル映画としての楽しさなんかが良く伝わる作品ではあったかなと思う。

オープニングの開幕からその楽しさはすでに始まりまして、正に最初が肝心と言わんばかりの圧巻のダンス・シーンを大勢で披露してくれて凄くテンションを上げてくれるんですよねぇ♪ああいった大勢で踊りだしたりするシーンはミュージカル作品だと定番のようなものだとは思うんですが、本作の冒頭で見せてくれるハイウェイでのダンス・シーンは、車の渋滞で辺りがとても狭い上にボンネット上ではダンサーが豪快にジャンプしたりとかなりダイナミックな表現も成されていたので、観てて素晴らしかったと同時によくあんな場所で飛んだり跳ねたりなハチャメチャが出来たものだという驚きもあったりだった^^;。あと聞いた所によるとワンカット撮影でもあったらしいので、それもまた凄いなと思えたりしましたね。

その圧巻のオープニングから始まる本作の物語の方も、女優を夢見るミアと自分のジャズ・クラブを持つ事を願うジャズピアニストのセバスチャン・・・この二人の恋模様と互いに目指していく夢への道程を四季のパートで区切りながら進行していくといったもので、こちらもドラマチックでしたね。冬に嫌~な出会い方をし、春に何度も出会い夢を語り合い恋に落ち、夏では理想と現実の狭間でもがき、そして秋では挫折をしすれ違いを起こしたりと、二人のロマンスと夢を綴った一年の物語はラブロマンスが正直ちょっと苦手な自分でも見応えのあるものがあった。個人的な変な固定観念ではありますけど、ミュージカル作品って基本歌って踊って最後はなんか幸せな結末になる・・・少なくとも自分が鑑賞して記憶にあるミュージカル作品ってそんな『ノリ』が多かったような気もするんですが、本作はそんな感じにはならずでして、とても現実的というかリアリティのある余韻を残すんですよねぇ。夢を追い続けるミアとセバスチャンの夢への情熱に胸を打たれる一方で、その夢を実現させるために捨て去ったものが二人の中で去来する最後のシーンなんかは、自分が思ってたミュージカル作品のハッピーさとはどこか真逆な苦味みたいなものが含まれていましたね(汗
・・けれどもかといってそれが後味の悪い終わり方をするわけでも無くて、実現させた二人の夢を祝福し何時までも応援したくなる、そんな気持ちにもさせてはくれるんですよね。個人的に印象的だった二人が交わす最後の笑顔にも、そういったお互いの夢を讃えるような気持ちが込められていたのかもしれませんねぇ。


本作に使われているダンスナンバーの数々は知らないものばかりで『カサブランカ』も観た事すらないため、オマージュ諸々に至ってはまったくもー!!ってくらい分かりませんでしたが、それでも自分は出演者たちのカラフルな衣装で彩られた映像に魅せられもすれば、エマ・ストーンとライアン・ゴズリングが劇中で披露してくれた本気のダンス&ピアノ演奏などにも見応えを感じたので、往年の名作名曲が理解出来ずとも別な楽しみ方を見出すことも出来て結果的には満足のできる内容ではありましたね(笑
まあ惜しくも本作はアカデミー賞では作品賞を逃してしまいましたが(しかも前代未聞の珍事付きw)、それでも受賞しても全然おかしくはなかった良作でもあったかなと自分は思いました^^
夢を叶える史上最高にハッピーなミュージカル映画!という印象を強く与えたCM作った人の腕がすごい!! 勿論本編も素晴らしいのだけど、実際にはハッピーなだけではないほろ苦い大人の夢語りにぐっとくる作品なのだ。
 ラ・ラ・ランド(2016) アメリカ 原題:La La Land 監督/脚本:デイミアン・チャゼル 出演:ライアン・ゴズリング/エマ・ストーン/キャリー・ヘルナンデス/ジェシカ・ローゼンバーグ/ソノヤ・ミズノ【あらすじ】 オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そ...
夢を追いかける姿は美しい。 歩いた道はけっして無駄ではない!  
予告編で音楽を聴いた瞬間に「この映画、見たい!」となったのだけれども、公開直後のネットの反響を読むと、どうも自分が望んでる方向とは違う映画みたい。ということで鑑賞予定を立ててはキャンセルするを繰り返したものの、やっぱり気になるのでとうとう映画館へ。渋滞した高速道路で皆が歌い踊るオープニングから一気に惹きこまれ、うん、見に来てよかった。冬、女優を目指すミアと、自分の店を持つことを夢みるジャズピ...
うれしくて、楽しくて、1曲めから、ほとんど泣きながら観ていた。
歌で始まる映画にハズレなし 歌、恋、夢、ダンス❣️これ往年のハリウッド名画のラブロマンス&ミュージカルをカラフルに現代アレンジした感じロマンチックでほろ苦。 これは好みに分かれるかなライアンが久しぶりに等身大のリアルな男をチャーミングに演じてて魅了さ...
素晴らしかった!そして愛おしかった。映画の快楽の彼方に連れて行ってくれる作品。抱きしめたくなる、というのはこのような作品のことを指すのだろう。とはいえ、鑑賞前の私はかなり斜に構えていた。元々ミュージカルに親和性がない上、ラブストーリーオンリーはあまり好みではない。あと、「夢を追いかける」「思い続けていれば夢は必ず叶う」といった、いかにもアメリカらしい、ディズニー的な押し付けにはちょっと、いや...
個人的にはハッピーエンドにしてほしかったけど、この切ない展開はこれはこれでありなんでしょうね~。そうきたか~・・・。 自分の店を持ちたいジャズピアニストセバスチャンと ...
ラ・ラ・ランド '16:米 ◆原題:LA LA LAND ◆監督:デイミアン・チャゼル「セッション」 ◆主演:ライアン・ゴズリング 、エマ・ストーン、カリー・ヘルナンデス、ジェシカ・ローゼンバーグ、ソノヤ・ミズノ、ローズマリー・デウィット、J・K・シモンズ、フィン・ウィットロック、ジョン・レジェンド ◆STORY◆アメリカ・ロサンゼルス。この街には、夢を追いかける人が各地...

コメントの投稿

非公開コメント

圧巻でしたね

メビウスさん☆
冒頭のダンスから圧巻でしたね!
私もミュージカルに詳しくないので、オマージュのあれこれは残念ながら判らないですが、知らなくても存分に楽しめることができました。
ラストがほろ苦いのもまた良かったデス。

No title

冒頭のシーンが(しかもあんな場所で!)ワンカットって物凄いことですよね。
その後、公園のダンスシーンやピアノ演奏シーンがワンカットだと気づいた時には少し興奮しました。
ラストのほろ苦さとそこを超えての爽快感がたまらない映画でした。

ワンカット

>まだ~むさん♪

ハイウェイ上でのダンスは危なかっしいと思いつつもやはり見入ってしまいましたね。そこで流れていた『Another Day of Sun』も凄く耳に残るんですよねぇ♪
それにほろ苦い感じでも二人のあの笑顔でなんか救われる感じもしました。代償もあったけど悔いはなかったんじゃないかなーと。

>pu-koさん♪

あ、自分は冒頭がワンカットと聞いてましたが、エマとライアンが踊るあの公園のシーンもワンカットだったんでしょうか?!凄いっ。そういえば思い返してみればシーンの切れ目が無かったような・・・?あのシーンは夜明けの空の美しさも印象的でしたから、撮影のタイミングとかもさぞかし大変だったんじゃないかと思いますね。ワンカットなら尚更ですし^^;

ミュージカルは楽し

往年のミュージカル、たしかにハッピーエンドは多いと思います。本作みたいなのが今風なんでしょうか…。(好きですけど。)
「カサブランカ」見ていますが、窓がどうだと言われても覚えていないし!
オープニングの振り付け練習、YouTubeで見つけました。かなり練習したのでしょうね。一発で本番OKにしたいでしょうから。

古くもあり、新しくもあり

>ボーさん♪

『カサブランカ』のような往年の名作・名曲などを扱ってる作品ではありますが、物語などは現代的でもあるから古さみたいなものを感じなかったのも本作の良かった点ですね。・・まあでもあんまりハッピーな描写にしないのが今風なのかは自分もちょっと判別し辛いとこではありますが・・^^;

そいえば自分は振付練習の方ではありませんが、カメラマンの本作の撮影方法を別動画で拝見しました。意外(?)にアナログ操作が多くて驚きましたw

こちらにも、、、

今年のお気に入りすぎて先日LAでアカデミー賞のレッドカーペット見てきた時にまた見てきちゃいました!
ライアンが素敵すぎるーーー。
あと音楽。サントラ未だに聴いてます。

ヘビロテ中

>migさん♪

現地で生レッドカーペット鑑賞、とても羨ましいですっ^^
暫定的ながら、自分も本作は今年のベスト入りが濃厚な程の良作でしたね♪ライアンのガチピアノにも魅了されたせいか、自分もサントラ購入。最近レゴバットマンのサントラも購入したのですが、そちらと一緒にヘビロテ中ですね^^

とーっても良かったです

こんにちは。
この作品、ホント、とってもとってもとーっても良かったです。
ハッピー一辺倒でなく、ほろ苦い所もまた良かった!

ほろ苦いけど

>ここなつさん♪

二人が最終的にゴールインするのがああいう形というのが、少しほろ苦い所ですよね^^;理想通りには行かないという夢の厳しさも教えてくれましたが、そこに行き着くまでの過程も決して無駄ではなく大切なものだというのも教えてくれた気がしますねぇ。

PAGETOP