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【監督】ロン・ハワード
【出演】クリス・ヘムズワース/ベンジャミン・ウォーカー/キリアン・マーフィー/ベン・ウィショー/トム・ホランド/ブレンダン・グリーソン
【公開日】2016年 1月16日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
1819年。一等航海士オーウェンは、21人の仲間達と捕鯨船エセックス号に乗り太平洋を目指した。妻とまだ見ぬ子に『必ず帰る』と誓って。しかし、彼らを待ち受けていたのは巨大な白鯨。死闘の末、船を大破された彼らには更なる試練が待ち受けていた・・・。
 
【感想】
なんでも『白鯨』はアメリカ国内とかだと知らない人はいないんじゃないかってくらいにとても広く知れ渡ってるのだそうですが、そんな世界的に有名な作品でも生憎と自分は未読・・(汗)白鯨というタイトルも聞くのは一応初めてではないものの、『どっかで聞いたことあるような・・・』程度の記憶であるし、そんな浅さで本作に興味を示したのも自分が遊んでいたとあるゲームにその『白鯨』がモチーフになっていたからというのが理由だったりするので、我ながら安易だと思ってます^^;
まあそんな鑑賞目的でもあったのですが、それでもやはり原作未読者の利点でもある比較の対象が殆ど無かった分、本作は結構面白く観れた気がします。

『白鯨』の著者であるハーマン・メルヴィルが、巨大な鯨の襲撃から奇跡的に生還した生存者の一人・ニカーソンの証言と並行しながら当時の状況を回想し振り返っていく内容は、白鯨と人間のスペクタクルな死闘と、ニカーソンが内に抱える真実に迫っていくミステリアスな部分が混合しているような雰囲気がありまして、個人的にはその辺りが見応えの一つでもありましたね。・・そういえば小説『白鯨』の方は復讐劇のような物語とも聞き及んでいたため、本作も巨大な鯨に終始挑んでいくようなものなのかなと自分は想像してもいましたが、小説だから脚色も当然あるわけで、実際鯨との闘いみたいなのは全編総じて見れば三分の一?くらいなとこで、白鯨に襲われてからのその後の展開はもうサバイバル全開の漂流生活がメインみたいになるんですよねぇ。ここら辺も思ってたのと違う・・・みたいな気持ちもままありはしましたが、でもこの漂流生活の様相も先の見えない絶望感がひしひしと伝わって来るから凄い緊迫感もあって息の呑むシーンばかりだった。

またニカーソンが秘密にしている真実もこの漂流生活の中に深く関わっているんですが、正直あれは結構予想がし易くて案の定自分が思っていたものが的中。この手のサバイバルで水も無い食料も無い、そんな状況で生き残るための手段は・・・となればあの究極の決断モノも思い浮かぶものでして、そのピンと来るワケもやっぱり色んな映画作品なんかの極限状態でその選択を見るのもどこか一度や二度では無かったので、自分も想像は難くなかったんですよねこれがまた^^;
とはいえその決断が下されると、心なしか複雑な気分・・気持ちに陥るのも相変わらず。生きるためには仕方が無い・・ああいった状況だとその言葉も一つの正論と言うか説得力もあるし納得も出来るとこではあるのですが、それでもやはり道徳的な問題みたいなのが壁としても立ちはだかり色々と考えさせられてしまいますね。幸い酷な描写こそ映りはしませんでしたが、生存者の証言が真実味を強めていたので、変に頭でも色々と考えてしまうのでした・・(汗


あとその他だと大海原を悠然と泳ぐ鯨や巨大な白鯨の姿なども、今だからこそ実現可能な迫力ある映像に仕上がっていて臨場感もありましたね♪それに当初お目当てでは無かったものの、主演のクリス・ヘムズワースは前半のザ・海の男って感じの逞しさから一転後半の頬のこけ具合ややせ細ったような体型など、とても迫真で見入ってしまった。あの筋肉ムキムキな雷様のイメージが強い人なもんですから、今回の役作りは相当気合が入っていたのも見受けられましたね。
 
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小説「白鯨」は、生き残りの船乗りに小説家ハーマン・メルビルがその壮絶な体験を取材し、それを基に書かれた。という設定で、1800年代初頭に起こった捕鯨船での出来事を描いたスペクタクル。だが、鑑賞する前は、巨大クジラと船乗りの闘いがメインなのだとばかり思っていたが(いや当然それはメインなのだが)、しかし実際には、巨大クジラに船を破壊されて大海原に放り出された船乗り達の、壮絶なサバイバル・ストーリ...
1819年、捕鯨産業が盛んだった頃のアメリカ、ナンタケット島。 一等航海士オーウェン・チェイスは、船長のジョージ・ポラードらと捕鯨船エセックス号に乗り、太平洋を目指すことに。 太平洋沖4800km、死の海域で21人の乗組員達を待ち構えていたのは、体長30メートルにも及ぶ巨大な白い鯨だった…。 世界的名著『白鯨』の原点ともなった海難事故の実話物語。
IN THE HEART OF THE SEA 2015年 アメリカ 122分 ドラマ/アドベンチャー 劇場公開(2016/01/16) 監督: ロン・ハワード 『天使と悪魔』 製作: ロン・ハワード 原作: ナサニエル・フィルブリック『白鯨との闘い』 出演: クリス・ヘムズワース:オーウェン...

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こんにちは

こんにちは。私もこの作品、原作未読でした。
単なる自然の脅威、鯨との闘い、かと思っていたら、もっと深い展開だったので、予想より面白かったです。
海の男はカッコイイけど、危険がいっぱいだぁ!

もしかしたら

>ここなつさん♪

自分も原作未読ゆえにタイトルの印象ばかりに目が行ってしまってましたが、実際はその鯨よりもはるかに辛い戦いのようなものが描かれていて見入ってしまいましたね。

でもこの原作って実体験が基だとも聞いてますし、百年以上前にあんな化け物みたいな鯨がいたのかと思うと、やはり海と言うのは底知れぬ何かがありますよね。今もどこかにあれくらいの巨大海洋生物がいるのかも・・?

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