マッドマックス 怒りのデス・ロード

【監督】ジョージ・ミラー
【出演】トム・ハーディ/シャーリーズ・セロン/ニコラス・ホルト/ヒュー・キース=バーン/ロージー・ハンティントン=ホワイトレイライリー・キーオ/ネイサン・ジョーンズ
【公開日】2015年6月20日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
石油も水も尽きかけた世界。元警官のマックスは愛する者を奪われ、本能だけで生き長らえていた。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕えられた彼は、ジョーに囚われた女たち“ワイブズ”を率いて反逆を企てるフュリオサ、全身白塗りの男ニュークスと共に自由への逃走を開始する。凄まじい追跡、炸裂するバトル。絶体絶命のピンチを迎えた時、マックスと仲間たちの決死の反撃が始まる・・・(Movie Walker)。
世紀末作品の金字塔とも呼ばれ、79年の1作目公開以降様々な映画やコミック諸々に絶大な影響を与えたというジョージ・ミラー監督の『マッドマックス』シリーズ。去年辺りだったでしょうか初めて本作の予告編を見たんですが、その噂に違わぬMADっぷりを拝見して自分も公開寸前に旧3部作を鑑賞したんですよねぇ。・・自分が生まれる前にこんなイカレた映画作品があったのかと観てて結構驚いたのですけども(ただ1作目はつまらなかった)、最新作である本作もそのイカレ度はかなり突き抜けていましたね。凄い楽しめました^^
・・しかし本作ってリメイクの類とかではないとも聞いていたので、それが事前に旧3部作を観る理由にもなったんですけど、それでも本作を観た限りでは別にメル・ギブソン版の方を予習していなくても個人的には全然大丈夫な気がしましたね。冒頭で何故こんな世紀末な世界になってしまったのか~とか、マックスの過去の出来事なんかもざっくばらんではありますが説明していたので、最低限の世界観を知る上ではあんなサラッとした感じでも問題無かったかもしれない。予習して得する事と言えば、オルゴールが出てきたりとかショットガンが相変わらず弾が使えなくてハッタリ用に使うなどといった細かいトコでニンマリするくらいかなみたいにも思えました(汗
なので初見者が本作から入っても全然問題ないでしょうし、ストーリーも単純明快『追われる者と追う者の決死の戦い』を魔改造で激しくデコレーションした車やバイク、そして派手なアクションで彩りまくるので、もうアドレナリンも出っ放しですね^^;
そのアクションを牽引してる魔改造車の面々は旧作の頃からブッ飛んでるものが多かったようにも見えましたが、本作でも全面棘だらけの見た目だけでヤバ過ぎるヤマアラシカーに、ドンドコドンドコと太鼓を叩いたりギター弾いたりして場を盛り上げるだけのような車だったりと今回もバリエーション豊富で何じゃこりゃっと笑いながら一人突っ込みしてた場面も多々あったwそうそう、あと笑えると言えば、マックスの愛車のインターセプターも開始1分足らずでオシャカになったり敵の車として使われたりとやたら悲惨な扱いだったのが少し笑えたかも?
アクションの方も目まぐるしく且つ激しくで、車上を行き来しながらの取っ組み合いも然る事ながら、長い棒にぶら下がりながら襲ってくるウォーボーイズとの攻防だったりと、とにかく奇抜な戦いも多いからこれまた驚きの連続で飽きさせないですね。しかもこれ大半がCG無しとも聞いてるのでそこもまたおったまげ。・・おそらくスタントマンもケガ人続出したでしょうから、トム・ハーディを始め体張りまくりなガチアクションを披露する姿には、興奮と共に感銘すら抱いてしまうほどでした。
・・とまあ自分みたいなにわかでも興奮冷めやらぬ状態が終始続いて、どっぷりとマッドな世界に浸れてヒャッハー!出来た気がしますね(笑)CGにもあまり頼ってない分、久々に観た極上のアクションエンタメ作品に自分も太鼓判を押したい所♪
キャスティングもメル・ギブソンからトム・ハーディにバトンタッチしてますが、個人的にはそちらも違和感ゼロだったかな?シリーズモノでもこういった主役交代って珍しくないと思いますし、トム・ハーディ版マックスもメル・ギブソン版に負けないカッコ良さやタフネスぶりが滲み出ていたと思いました♪