【監督】山崎貴
【出演】染谷将太/深津絵里/阿部サダヲ/橋本愛/新井浩文/岩井秀人/山中崇/ピエール瀧/豊原功補/大森南朋/北村一輝/國村隼/浅野忠信
【公開日】2015年4月25日
【製作】日本

【ストーリー】
右手に寄生生物ミギーを宿す高校生・泉新一は、要注意人物として人間からもパラサイトからもマークされていた。いまや新一の住む東福山市は、市長・広川を中心に組織化されたパラサイト達が一大ネットワークを作り上げていた。一方、人間側も寄生生物殲滅を目的とした対パラサイト特殊部隊を結成。アジトと化した東福山市庁舎に奇襲を仕掛けようとしていた。激化する戦い…。人間の子を産み、人間との共存を模索するパラサイト田宮良子は、新一とミギーの存在に可能性を見出したが、肝心の新一は母親を殺された事件がきっかけで寄生生物への憎悪を募らせていた・・・。
 
【感想】
昨年11月に公開された山崎貴監督による『寄生獣』の完結編。原作は本作のためにさらりと読破したくらいのにわか者ではありますが、それでも寄生生物の造形が良く出来てたりもすれば、PG指定なんかをものともしないようなえげつないグロさやハマり役のキャスティングもあって、とてもイイ良作に仕上がっていたのが記憶に新しいですね。・・故にこの完結編はどこか少しハードル高めな感じでもあったんですが、個人的にはこの完結編も良く出来ていたと思いますね♪山崎監督は本当にアタリばっかりです(自分にとってはですがw)。

原作既読な分展開もある程度知ってると言うのもありますけど、本作の進行も一応その原作に沿った流れをあまり崩していなかったので、それほど拒否反応を示すことも無かったかな?・・しかしまあ完璧だったと言えば嘘になるし、前編の方とかも省かれているシーンやキャラクターも少なくは無かったんですが、それでもこの実写版の内容はシーンやキャラクターがある程度削がれていても、原作と同じような着地点を維持してる点が面白いんですよねぇ。だから伝えるべき要点などもそれほどブレてないように見えるし、環境汚染諸々も含めた人間の愚かしくも尊い行為だとか寄生生物がアイデンティティを模索するといった作品内のテーマは今回もしっかり反映されているようにも見える。

本作で個人的に良かったのはやっぱり倉森のお話がガッツリ盛り込まれていた事でしょうかねぇ?漫画の方でもここのエピソードはとても興味深く読んでましたし田宮良子が母性を見せるような仕草とかも印象的で、それを本作では深津絵里さんが絶命する最後の瞬間まで上手く演じてるんですよねぇ。一番ハマリ役でもあった気がする。
あと最強のパラサイトである後藤との戦いも派手さは無いけど後半ではこれまたがっつりで、無表情のままじわじわ追いかけて来る浅野忠信さんのプレッシャーたるやなかなかに怖いですね。廃棄場の焼却施設に投げ込まれちゃうとこなんかはT-1000型のような最後にも見えて少しニヤけてしまいましたしw
それとおばあちゃんが出て来なくて代わりに里美が唐突に駆けつけて来た辺りもびっくりな変更点でしたけど、あれは多分スマホとかのGPS機能とかを活用して追いかけて来たんだろうなと勝手に思い込んで納得。・・まあ汚染物質が近くに転がってるとこでラブラブするというのは大丈夫なのかなとも思いましたけどねぇ・・^^;(汗


前述のように自分は一度読みの『にわか』なので、実写映画特有の文句である役者さんが合ってないだとかあの場面が無いという点にそれほどこだわりを持たなかったというのが、前編に続き完結編も面白く観れた理由の一つかもしれませんね?作品のテーマ性や訴えるべきメッセージなどは割と見受けられた感じもしたので、ざっくばらんもあれど結果的にはそれほど悪くない纏め方だなと思った次第です。

※そいえば自分が鑑賞してた時結構人が入っていたのですが、エンドロールが流れても珍しく誰も席を立たなかったんですよねぇ?バンプオブチキンのテーマ曲かはたまた寄生生物たちの幻想的な浮遊映像に魅入られていたのか・・?自分は後者でした。
その右手は大切な人を守るためにあるのだ!  
監督:山崎貴 出演:染谷将太、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、新井浩文、ピエール瀧、山中崇、飯田基祐、関めぐみ、余貴美子、東出昌大、池内万作、佐伯新、春木みさよ、オクイシュージ、山谷花純、大森南朋、豊原功補、北村一輝、國村隼、浅野忠信 【解説】 岩明均の...
□作品オフィシャルサイト 「寄生獣 完結編」□監督 山崎 貴□脚本 古沢良太・山崎 貴□原作 岩明 均□キャスト 染谷将太、深津絵里、橋本 愛、村野里美、新井浩文、大森南朋       阿部サダヲ(声)■鑑賞日 4月26日(日)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cya...
「寄生獣 完結編」は2014年11月公開の映画「寄生獣」の即編となる作品で、ミギーと一体になった泉新一が寄生獣たちを倒すために奮闘して行くが、田宮良子が産んだ子供を託さ ...
人間こそが寄生獣!?
映画「寄生獣 完結編」を鑑賞しました。
 『寄生獣 完結編』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。 (1)前作の前篇の出来栄えが素晴らしかったので、後篇にあたる本作もと思って映画館に行ってきました。  本作の冒頭では、前作のあらましが描き出された後、車列がビルの地下室に入っていく場面。  平間警部補(國...
昨年11月公開の前編につづく2部作の完結編。実は前編公開時はスルーするつもりでいたのだけれど、巷の評価の高さから12月の半ばを過ぎてようやく鑑賞、そして評判の良さを納得し、後編はすっかり楽しみになって
巷では評価があまり高くなさそうだったので、期待値を下げて鑑賞したら、なんのなんのカンペキですわ。 原作ファンから見ても、原作やアニメでもたもたした部分はスッパリカットし、この漫画が名作として名高い所以ともなる『壮大なテーマ』がしっかり息づいている傑作として仕上がっていたyo
寄生獣 完結編 '15:日本 ◆監督:山崎貴「永遠の0」「ALWAYS 三丁目の夕日’64」 ◆出演:染谷将太、深津絵里、阿部サダヲ、橋本愛、東出昌大、大森南朋、北村一輝、余貴美子、ピエール瀧、新井浩文、國村隼、浅野忠信 ◆STORY◆人間の脳に寄生し肉体を操り人間を捕食す...
【概略】 右手に寄生生物・ミギーを宿した泉新一は、要注意人物として人間からもパラサイトからもマークされていた。そんな中、パラサイト・田宮良子は、新一とミギーの存在に可能性を見出す。 SFアクション 短文失礼。 原作ファンとしては「削られたシーン」や「改変」が多すぎて非常に残念な面もありますが、「人間こそが『寄生獣』だ」と言う台詞、放射能汚染で統合分裂する後藤さんのシーン...
2014年 日本 118分 ホラー/SF/ドラマ PG12 劇場公開(2015/04/25) 監督: 山崎貴 『STAND BY ME ドラえもん』 原作: 岩明均 脚本: 山崎貴 主題歌: BUMP OF CHICKEN『コロニー』 VFX: 山崎貴 出演: 染谷将太:泉新一 深津絵里:田宮良子 阿部サダヲ...
やや苦手な分野ながら、テレビ版なら大丈夫かな?と、おそるおそる観た前編が、なかなか味わい深く、面白かったので、後編も楽しみに観てみましたSFサスペンスとはいえ、演技派・実力派の俳優さん達が、大熱演。中でも、深津絵里、大森南朋、浅野忠信、橋本愛の存在感と演技が印象に残りました。特に、親となり、人間性や母性に目覚め、模索する深津絵里は圧巻だったかな?浅野忠信もボス感満載なオーラが際立ってました。...

コメントの投稿

非公開コメント

こんばんは♪

山崎監督は僕も好きな監督です。
ほとんどハズレがない(笑)
今作はちょっと・・・という部分もありましたが
全体的には楽しみました。

やっぱ深津サンが一番のハマリ役ですよねえ(笑)

ミギー

いっそアクションを少なめにして田宮良子パートをもっと増やしてドラマ性を充実させてもよかったような。^^;

なにはともあれうまくまとまっていて面白い映画化でしたね。
ちょっと軽妙にシフトしてましたが、ミギーの造形が抜群!

不思議な事に・・

>タケヤさん♪

それこそ自分も『ジュブナイル』から観ているんですが、不思議な事に未だにハズレがないんですよねぇこれがまた^^;もちろん全部が絶賛ってわけではないのですが、それでも全部『面白かった♪』って言えるものばかり。ヤマトも個人的には好きな方でしたw

深津絵里さんも田宮役がかなりハマっていましたよね。ミギー役の阿部サダヲさんも賛否はありますが、個人的には比較対象が無かった分これはこれでいいんじゃなかろーかと勝手に納得してしまいました(汗

>AKIRAさん♪

寄生獣は原作を読んでもそれほど派手な戦闘シーンとかは無くて、やはりちょっと哲学的なテーマ性が強い内容にも見えましたので、本作も別にドラマ重視でも良かった気がしないでもないですね。・・ただそうなったらなったで初見の人の大多数の意見がおそらく『アクション無さ過ぎ』みたいな感想が飛び交ってもいたかも?^^;

忠実に越した事はありませんけども、商業的な部分も考えればやはりどこかでいじる必要はあるんでしょうねぇ・・?

阿部ミギーが~

メビウスさん、おはようございます^^
TB&コメント、ありがとうございましたm(__)m

ミギーの声の阿部ちゃん、しっかりフィットしていましたね~♪
新一とミギーの別れのカットでは、ウルウルしちゃいました。
さすが山崎監督だと思いました!
なんか、ラストのあとも観たくなっちゃいましたよ(笑)

それほど悪くなく

>cyazさん♪

阿部ミギーはそれこそ最初はいぶかしげな感じでも見てましたが、完結編公開される頃にはもう馴染んでましたね。知的な感じも出てて自分は結構好きでした♪

そいえば山崎監督って、ベタではありますが泣かせ要素を盛り込むのも上手いですよね。自分はやっぱりラストの里美を右手でガッチリ掴んでたシーン。原作と同じくイイ終わり方だったかなーと思うにわかです^^;

ターミネーター

メビウスさん、こんにちは。
跡形もなく消さなければ復活の恐れがある場合はもはや溶鉱炉か太陽しかないんですよねぇ(笑)

色々不満の声も上がっているようですが、私も良くできていたと思ってます。
映画としてどこを楽しみにしていたかの差での評価の差異かな~って。
CGはもちろんですが、後編はやはり役者の力が大きかったようにも思います。
脇役陣が素晴らしかったですね(^^)

大絶賛です♪

メビウスさん☆
コメントありがとうございました~
私もにわかファンですけれど、我が家の皆もこの実写版大絶賛でしたよ~♪
キャストもはまっていて素晴らしかったです。
愛ちゃんが駆けつけるところだけが、ちょっと…でしたよね(笑)

こんばんは!

深津さんはホントに圧巻。涙あふれちゃいました~!
原作既読なのでみたかったキャラがいなかったのはちょっと残念なところでしたが正に着地点は同じ。上手く纏めたと思います。
前後篇楽しみました~。(*^_^*)

セクシーだったから良し

>たいむさん♪

最後ターミネーターとモロカブリじゃないっ・・なんて思ってはみたものの、考えてみれば恐ろしい再生能力なんかがある存在に対しての対処は肉片残さず消し去るくらいしかないとも思うので、必然的に溶鉱炉やマグマといった超高熱で焼き尽くすと言う方向になってしまうのかもしれませんね(笑

全部が全部原作の通りとまでは行きませんでしたが、大事なトコは抑えていた感じもしますし、自分もにわかなりに楽しめましたね♪

>まだ~むさん♪

熱心なファンの方から見ればまだまだ作り込みが甘いようなのですが、個人的には表面上な鑑賞が多い分、キャストのハマり具合やCGのクオリティなどは2作通じて損なっていなかったと思うので、これはこれでイイエンタメかなとも思いました♪
・・まあ里美の駆けつけるシーンなどはちょっと突飛なとこもありましたけど、結構セクシーなシーンでもありましたのであれもあれでアリかなとw

>くろねこさん♪

深津さんの田宮良子は上手かったですよね。前編は無表情がちょっと不気味でしたけど、完結編の本作では母性が徐々に芽生えてくる雰囲気とかが印象的だったかなと思います^^女性キャラの中では一番かな?
でも出来れば加奈も登場して欲しかったですし、削られ要員になってしまったのは少し残念なとこですね。

こんにちは

深津さんはいままでみたどんな深津さんよりも
役者として格段に素晴らしかったです
なので誉められて良いと思われます
でも…浅野さんはどこからみても浅野さんで、あの方ってあんまり役幅ない気がするんですが気のせいかなあ
とりあえず後藤さんではなかったような気が。
人間側役者よりも、寄生生物側役者のほうが良く出来ていましたね

雰囲気抜けないというか・・

>makiさん♪

makiさん的に浅野後藤イマイチでしたかー^^;好きな作品だからこそ妥協のない率直な意見ですけど、でも言われてみれば浅野さんの役って確かに今一つ雰囲気抜けきれてない感もありますね(ちょっと偉そうですけどw)。
ルパンの時のとっつぁんなんかも凄い無理してるように見えてしまって、あればっかりは観てる方も少し恥ずかしかったです(汗

こんにちは!

メビウスさん、こんにちは!
連日のコメント失礼致します。
自分的にも完結編はめちゃくちゃ面白かったです。
監督さんの感動させ方に上手さを感じちゃったんですよねぇ。
あと、音楽の使い方も良かったですし、役者個々の演技も素晴らしく、場の盛り上げ方にも工夫があって全てに素晴らしさを感じました。
監督さんとの相性も良いのでしょうけども、多くある漫画原作の実写化映画の中では一つ飛び抜けた完成度の高い作品かなとも思います。

成功例かもですね

>ヒロ之さん♪

確かに山崎監督は場の盛り上げ方というか、涙を誘うような演出とかがとても上手い印象がありますよね。自分も監督の作品に結構泣かされてきましたし、本作でも母性を露にしていた田宮良子のシーンはグッと来るものがありましたね。あの場面は漫画より好きかも?

原作ファンの方からすればちょっと首かしげもあるみたいですけど、少なくとも今年の漫画実写の中では成功の部類に入っているかもしれませんね。寄生生物の妥協なきエグさも好印象です。

PAGETOP