【監督】成島出
【出演】藤野涼子/板垣瑞生/石井杏奈/清水尋也/富田望生/前田航基/望月歩/佐々木蔵之介/夏川結衣/永作博美/黒木華/田畑智子/田中壮太郎/木下ほうか/余貴美子/松重豊/小日向文世/尾野真千子/他
【公開日】2015年4月11日
【製作】日本

【ストーリー】
男子中学生・柏木卓也の転落死以降、殺人を告発する目撃者からの手紙や過熱報道、連鎖していく事件により学校は混乱していたが、大人たちは保身に走る一方だった。生徒の一人・藤野涼子は自分たちで柏木卓也の死の真相を突き止めようと動きはじめ、学校内裁判が開廷される。人間の底知れぬエゴや欲望、悪意が渦巻く中、少女が学校内裁判の果てに見たものとは・・・(Movie Walker)。
  
【感想】
色々な謎を含んだまま終わり、ホラーめいた雰囲気でも終わり(笑)、そんでもってこれから裁判・・・という気になる尽くしで終わってしまったため、前篇鑑賞後から何かと早く観たい衝動に駆られていたソロモンの偽証の後篇。公開されるまでのここ約1ヶ月が随分長く感じましたねぇ。原作未読故の先の展開が読めないワクワク感に、中学生を演じているフレッシュな子供達の好演などがとても良かったので本作も自然と期待値上がっていましたけど、この後篇もその期待に見事応えてくれたと言った所でしょうか?とても見応えありました。

柏木卓也の転落死をきっかけに色々な負の連鎖が巻き起こる最中いよいよと開廷される学校内裁判ですが、本作一番の見所でもあるだけにやはり自分はこの裁判の風景にとても引き込まれてしまいましたね。勿論本物とは違い生徒達だけでやる裁判なので本当に犯人を有罪にするわけじゃないからどこか『ごっこ』的なものもあるのかなと当初は抱いてもいたのですが、観て行くと中々に本格的な進行だし、何より藤野を筆頭として参加してる人達の真実を追究しようとする意志や真実に向き合う勇気の強さなども感じずにはいられなかった。裁判は結構長丁場ではあったんですが、証人や被告人が語る事件当日の証言やその時に出てくる本音、そして驚きの真実諸々加味しますと個人的には全然ダレる事はありませんでした^^

あと自分が前篇から怪しいなーとマークしてた人物はズバリそのまま事件の核心を知っていた人物で、こういったミステリー作品では凄い久しぶりに予想が的中しましたねぇ(笑)・・・・ただ真実を知ると真犯人とはどうしても呼べずで、あの人もまた藤野と同じく自殺した柏木卓也に心をかきむしられた一人のように思えてならなかったかなと。
自殺した柏木卓也の人物像とかは前篇でもちょっとだけ確認する事は出来ましたけど、本作の終盤辺りになるとその独特の人生観みたいなものは更に明るみになり、やっぱ一癖ある少年だなぁと痛感。散々振り回しておいて結果ああなるのだから、そりゃ負い目も感じてしまいますわ(汗
けどなんなんでしょうね彼のあの性格は?おそらく柏木卓也本人も両親とかに言えない心の闇みたいなものを内に抱えていたのかもしれないけど、自分は残念ながらその彼の内面の苦悩とかを劇中で捉える事は出来なかったかなぁ?その描写が分かりやすかったら、最後の最後で自分も彼にマイナスなイメージを持たなかったのかもしれませんね?


まあそんな不満点もありはしましたが、それでも全体的に見ればやはり良い作品でしたね♪この後篇の裁判では本音や真実が赤裸々に語られた事により心のしこりが取れて救われた人もいれば、逆に傷付いてしまった人もいたかもしれない。でも藤野が言うように、裁判で真実を追究した事で抱えていた様々な不信や疑惑を取り除き、各々が前に進む事が出来るようになったのも然りで、最後は想像してたよりもずっと晴れやかな幕引きだったのもまた良かったと思いました。
 
「ソロモンの偽証 後篇・裁判」は宮部みゆき原作のソロモンの偽証を映画化した作品で後篇では裁判の概要が描かれ、中学生たちによる裁判で真実が明らかになっていくストーリーで ...
これは前篇と続けて観たかった。
中途半端なヤツだけが裁かれる。 ただこの校内裁判で裁かれることはない。 なぜにこの作品を前篇・後篇と分けたのか。それは1ヶ月という時間を置いてじっくりと心に落とし込むに ...
☆・・・前篇の終わりの「後篇予告」が、かなり期待を抱かせたので、一刻も早く観たいと、公開と同時に映画館に赴きました。 私としては、もっともっとトリッキーな展開を予想していたのですが、激情物へと変貌したので、意外でした、が、悪くなかったと思う。 中学校が...
中学生の中学生による自分と大人達のための裁判。  
ずっと最後まで泣いてしまった。 本編の前にある前編のおさらいのときから涙が出た。 あまりずーっと泣いていたので、途中で逆さまつ毛になったりして痛いのなんの。 子供たちのピュアでまっすぐな眼差しで、ギタギタに傷つけられた心の痛みがダイレクトに伝わってくる。
自分の罪は自分で背負うもの------。
判決よりも大事な事がある!
映画「ソロモンの偽証 後篇・裁判」を鑑賞しました。
ソロモンの偽証 後篇・裁判 MOVIXさいたま 2015/4/11公開 被告人大出俊次(清水尋也)の出廷拒否により校内裁判の開廷が危ぶまれる中、 神原和彦(板垣瑞生)は大出の出廷に全力を尽くす。 同様に藤野涼子(藤野涼子)も浅井松子(富田望生)の死後、沈黙を続ける三宅樹理(石井杏奈)に 証人として校内裁判に出廷するよう呼び掛ける。 涼子は柏木卓也(望月歩)が亡くなった晩、卓也の...
宮部みゆきの小説を映画化した 「ソロモンの偽証」2部作の後編。 監督は前編と同じく成島出。 男子生徒の屋上からの転落死。 その中学校内で行われた、 生徒たちによる校内裁判を描いています。 藤野涼子、大出俊次をはじめとして生徒役の子供たち、 佐々木蔵之介...
後篇も、隣の主婦がホラーだった。
□作品オフィシャルサイト 「ソロモンの偽証 後篇・裁判」□監督 成島 出□脚本 真辺克彦□原作 宮部みゆき□キャスト 藤野涼子、板垣瑞生、石井杏奈、清水尋也、富田望生       小野真千子、松重 豊、佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、小日向文世■鑑賞日 4...
 『ソロモンの偽証(後篇・裁判)』を新宿ピカデリーで見ました。 (1)本作は、前作の「前篇・事件」の盛り上がりを踏まえて、期待を込めて映画館に行ってきました。  本作の冒頭では、前篇のダイジェストが流され、「私たちの裁判が伝説になっていた。真実にたどり着...
11日のことですが、映画「ソロモンの偽証 後篇・裁判」を鑑賞しました。 柏木卓也の死から始まった一連の事件について 子どもだけの校内裁判が行われることに  嫌疑をかけられた問題児の大出俊次を被告 校内裁判の提案者である藤野涼子は検事に 他校生でありながら裁...
【概略】 前代未聞の中学生による校内裁判が遂に開廷。告発状によってクラスメート殺害の嫌疑が掛けられた大出。校内裁判の提案者である藤野涼子は検事として、その罪を立証しようとするが…。 サスペンス 全員が何かしらの傷や罪を背負っていて、それに向き合っていく物語ですが、淡々と感謝と謝罪の裁判の様子が描かれるので、画的には面白みはあまりなかったです。それでもぐっと引き込ませる映画力...
2015年 日本 146分 サスペンス/ミステリー 劇場公開(2015/04/11) 監督: 成島出 原作: 宮部みゆき『ソロモンの偽証』 主題歌: U2『ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー』 出演: 藤野涼子:藤野涼子 板垣瑞生:神原和彦 石井杏奈:三宅樹理 清水尋也:大出...
後半も前編をひきつぐ緊迫感と、怒涛の展開。 意外な結末だったけれど「なるほど。これは、思春期ならではのエネルギーと真摯さ…」と、清々しさと、感動覚えました。 特に主要生徒さん達、熱演! 良い作品でした。 裁判が、その後の学校の為にも、良い経験になってヨカッタです。 佐々木蔵之介、夏川結衣、永作博美、黒木華、松重豊、小日向文世、という脇を固める大人キャストもいい仕事ぶり...

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こんばんわ

裁判といえば真犯人。この図式を脱却させるには、やっぱりイッキ見の方が良かったかも知れませんね。
個人的には後篇は完全にドラマとして見れたので、この校内裁判は特別と思って「真犯人ではなく真相を知る人間は誰か」を探る形で見れましたよ。

真相を知るとまた

>にゃむばななさん♪

犯人を探す裁判ではなく、真実を探す裁判という感じが良かったですね。自分も何かを知ってそうな怪しい人物はマークしてましたけど、反面目的が全然分からなかったので、やはり真相を知ったら色々驚いてしまいましたねぇ。・・柏木卓也の性格も含めて^^;

柏木くん

メビウスさん☆
苛められていた樹里が松子を罵倒したように、親から虐待されている大出が暴力的なように、柏木くんも大出に苛められ助けを必要としていたのでしょうね。
辛くても立ち直れる影には、松子両親や神原くんの養父母のような温かい存在が必要なのかもしれません。
とはいえ、柏木君のご両親も優しそうだったのに、その辺りはごっそりとカットされた原作第2部あたりにあったのでしょうかね…

友の存在

>まだ~むさん♪

柏木くんの内面の苦悩こそ詳細に描かれていない感じではありましたが、それでも性格がああいう風でしたからおそらく周囲からも浮いていたと思うし、もしかしたらいじめの対象にもなっていたかも。
そう思うとやはり神原くんの存在は大きく、あの言葉を投げかけられた時点で彼の中で何かがプツッと切れてしまったのかもしれませんね・・。

あと欲を言えば柏木くんの家庭環境なども少し掘り下げて欲しかったかもしれません。

見ごたえありましたね!

正直みんなが傷つきあうのではないか・・と不安でしたが 皆が皆、自分と向き合い 自分の罪をしりソレを背負い生きることを誓い合う--素晴らしい裁きに涙でした。柏木くんの死(闇)については私もやっぱり気になる部分でしたが、もはや誰も救えないほど病んでいた気がしましたね~。
自分を救うのもまた自分。なのかもですね(涙)

不透明

>くろねこさん♪

裁判いうくらいですから、学生中心でもやっぱりどこかギスギスしたものを自分も最初は想像してはいましたが、礼節を欠かさない藤野らの言論には感動できた部分もたくさんありましたね。特に校長先生への感謝の言葉を述べるシーンなどはちょっと不意を突かれた感じに・・^^;

柏木くんは人生にひどく悲観していた感じが見受けられましたけど、少々残念なのはその経緯が不透明に見えた事ですね。もしかしたら気付いていないだけで本編良く見れば理解できるのかもしれませんが、やはり一見だとまず無理です(汗)。

No title

こんばんは。
結局、真相は最終日だけで事足りた気がしますが、5日間通して、これまで有耶無耶になっていた問題を解決できた事もあったので、裁判をやり通す意味があったのでしょうね。
謎だったのは柏木卓也が死を決意した理由なのですが(^^;)

後腐れなく

>FREE TIMEさん♪

確かに最終日が一番の真相のキモでしたけども、事件の関係者の様々な問題を払拭させて後腐れの無い感じも描くには、ああ言う見せ方が良かった気もしますね。でなければ多分『あれ結局どうなったんだろう?』的な疑問が幾つも残ってたでしょうしね^^;

こんにちは

柏木に心を血だらけにされた二人が結局事件のキーマンだったわけですね。
私も同じく、柏木がどうしてあんなに人を傷つけまわるような言動をするほど追い詰められていたのか、その辺が単なるイジメだけじゃないと思えて、そこの原因は究明できなかったもんかと思いました(映画の中で描かれるだけでもいい)それがないと、単なる怖い人で終わってしまうような^;
自分を罰するために裁判を起こした彼の姿にはとても真摯なものを感じ、とても中学生には思えない心の強さみたいなものも感じましたねえ

モヤモヤ

>makiさん♪

学校内裁判や神原君の真意など色々見応えあっただけに、渦中の柏木君の中途半端な描写は確かに些か残念で失速してしまいましたね(汗
彼の心の闇は学校内のものなのかはたまた家庭内なのかそれともまた別の何かなのか?問題提起のように色々と考えさせられてしまいますが、それでもやはりどこかスッキリしたものが欲しかったかもしれませんねぇ?^^;

こんばんは!

メビウスさん、こんばんは!
前篇の記事を書き終えた後に深夜から後篇を見ましたが、全く眠気にも襲われず展開に釘付けになりました。
そういう点でも個人的には後篇が良かったです。
引き込まれるというのはこういう事なんだろうなと見終えた後に凄く思いましたが、暗く終わらず清々しい感じでエンドロールに入っていくのもまた好印象でした。
主人公の新人女優さんの演技に魅せられた、というより私好み(特に顔)だったてのも、映画にどっぷりと浸れた要因かもしれません。

秀逸

>ヒロ之さん♪

自分が劇場鑑賞してた時は後篇まで数週間の間がありましたから、早く見てみたいという思いがひとしおでしたねw立て続けに鑑賞すると疲れや睡魔も出てきてしまうものですが、そういった疲労感を誘発しないのも、本作の盛り上げる場面や演出が秀逸だった点が挙げられるかもしれませんね?
あと新人女優さんと言えば、本名が芸名にもなっている藤野涼子さんですね。本作を機に将来的には有名な女優さんになって欲しいものです♪

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