【監督】デヴィッド・フィンチャー
【出演】ベン・アフレック/ロザムンド・パイク/ニール・パトリック・ハリス/タイラー・ペリー/キム・ディケンズ/キャリー・クーン
【公開日】2014年12月12日
【製作】アメリカ

【ストーリー】
結婚5周年の記念日。誰もが羨むような幸せな結婚生活を送っていたニックとエイミー夫婦の日常が破綻する。エイミーが突然姿を消したのだ。リビングには争った後があり、キッチンからは大量のエイミーの血痕が発見された。警察は他殺と失踪の両方の可能性を探るが、次第にアリバイが不自然な夫ニックへ疑いの目を向けていく。新妻失踪事件によってミズーリ州の田舎町に全米の注目が集まり、暴走するメディアによってカップルの隠された素顔が暴かれ、事件は思いもよらない展開を見せていく・・・。
 
【感想】(注:ネタバレ)
偏愛してるデヴィッド・フィンチャー監督の最新作でサスペンスと来れば、やはり観ないわけには行きませんね。年末のエンタメだらけな作品群の中で彼のドロドロした雰囲気の作品があるというのも少し珍しい感じもありましたが(笑)、でも観たら観たでとても面白かった。・・・・いや、面白かったは語弊ですね。とても恐ろしかったです。

原作は未読なので、本作の概要を知る唯一は予告編だったのですが、その予告編を観ても大分ミステリアスな印象が最初はありましたね。結婚記念日に妻が失踪し警察の捜索が始まるが、夫であるニックの言動にはどこか怪しいと言うか矛盾な部分があり、結婚してるのに妻の事そんなに分からない尽くしなのか?と疑問に思ってしまう部分が多々見受けられた。
なもんですから、当然最初はそういう表面的な要素からニックが怪しく見えてしまい、犯人は分かり易いけど事情が複雑なのかも?という予想をしてたんですが、実際は全く違ってましたねコレw

単純にこの失踪事件の黒幕は妻のエイミーであり、動機もニックの浮気現場の目撃で怒りが頂点となったが故の自作自演な犯行で、そのエイミーの本当の素顔とニックを絶望のズンドコに突き落とす用意周到なプランが中盤辺りで一気に明かされるため、割と早い段階で今まで不可解に思っていた色んな謎に決着が付いてしまうんですよねぇ。フィンチャー作品にしてはオチ見せが珍しく早く見えてしまい、疑問が解消されると今度は『残りの時間どうやって引っ張るんだ?』なんて新たな疑問が生まれもしましたが、でもまあそこもまたやはりフィンチャー監督といったとこでしょうか。真相が見えたかと思えば、今度は別の驚きを後半に用意し、それを抱えて意外な結末へと持っていく展開にはもう呆気に取られてしまった。偽装失踪中のアクシンデントも持ち前の機転と美貌で乗り越え、開き直りも上等な気概。そして最終的には世間をも欺いてしまうあの大胆不敵さは正にアメイジング・エイミーかなと。彼女の本当の素顔を少数は分かってはいても、実質何も出来ず詰んでしまっているその歯痒さみたいなのも、かなり後味の悪いものを残しましたね・・(悪事がバレて、最後は御用になるとも思ってたので^^;)。


しかしベストセラーな原作だけあって確かに見応えの方はとてもありで、そう思えたのはフィンチャー監督の手腕による所も大きいでしょうけど、もう一つ挙げるならばそれはやっぱりエイミーを演じていたロザムンド・パイクの怪演あってこそでしょうねぇ。悪女と判明した後の表情一つ一つがホントにやばい感じでしたし、本作の一番最初に出て来た彼女の振り向く場面をラストにまた持ってくる演出も恐ろしさに拍車を掛けてるようで、背筋がゾゾッとなってしまうこと請け合いっ。
そういった見所があったおかげか、約2時間半の長さも全然飽きませんでした。
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少子化問題が叫ばれる中、少子化どころか結婚する人がますます減りそうなこの映画。 ああ、恐ろしやおそろしや。 この恐ろしさはすぐそこに潜んでいる・・・・
その辺のホラーより怖いわ〜。
物語が終わり、エンドロールに入ったところで満席の映画館の各所から「ふぅ・・・」と
※ネタばれを含みますので、未見の方はスルーしてくださいね。※ ごっつ頭がいいのね。・・・とまずひとこと。 あたしゃ〜、単純に古畑みたいな展開で その謎解きでもするんかいなとおもってたから 最初スルーしたんだわさ。 そしたらま〜、見に行ったひとが「結婚した...
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とある女が失踪したからミステリー、と決めつけるよりもサスペンス・スリラーなんだな、これは。何故ってひたひたとぞくぞくと怖かったから。最初はニック(ベン・アフレック)の妻が失踪した事を巡って、妻エイミー(ロザムンド・パイク)の行方探し、誰が関与しているのか、などのミステリー仕立てになっているが、途中から加速度的にスリラーになっていく。アカデミー賞のノミネート(主演女優賞)もされたこの作品。面白...
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【概略】 幸福な夫婦生活を送っていたニックとエイミー。しかし、エイミーが失踪し、自宅から血痕が発見され…。 サスペンス ベン・アフレック、ロザムンド・パイク共演。 まず、途中まで、全部エイミーのターン!です。 夫婦って他人同士がなるものだから、相手の全てを共有する事など出来ない。「何を考えてる?」それはわからない。そのわからないところが、魅力でもあり、怖いところでもある...

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No title

こんにちは♪

どの作品はオモシロいし、好きなんですが、あまり
フィンチャー監督は得意ではないところなんすけど、
本作の笑うには怖いコメディといった感じのつくり
はおおむね好印象でした。
まぁ、意図的にそう撮ったのかもしれませんけど、
気になったのは、思いのほか穴だらけのエミリーの
筋立てと、それに踊らされる捜査機関のボケぷりで
すかね♪ (゚▽゚)v

苦笑

>風情♪さん♪

確かにこの作品、どことなくコメディみたいな雰囲気も感じさせますね。と言っても心の底からガハハと笑う感じじゃなくて苦笑と言った感じが近いでしょうか?エミリーがこっそりコップの飲み物にベッとやるとことか、デジーの前で大根役者演じるトコとかは『オイオイ..^^;』なんて思いながら観てましたねw

穴が多いように見えたエミリーのプランも、裏を返せば警察の無能さを際立たせる狙いがあった・・・のかもしれませんね?

面白かった・・・・いや怖かったですね~

メビウスさん☆
予想していたのを何倍も裏切って驚きをもらたしてくれるフィンチャー監督凄いですねぇ。
最初と最後がいっしょなのも、見事でした。
見る角度が違うと、印象は全く違って見えるのだと、思い知らされました。

ゾゾッと・・・

>まだ~むさん♪

自分も予告編で考えていたものとはかなり違う展開になってとても驚きがありました^^;どんでん返し・・とは行きませんが、ビックリさせてくれる内容はさすがフィンチャーといった所でしょうか?

観た後エイミーの印象も180度変わってしまったので、最初の映像もなんだか恐ろしく見えてしまいますね。あの無表情でなに考えてんだろうと怖くなってしまいます(汗

No title

予告の段階ではぜんぜん見る気なかったんだけど怖い怖いでえらいまわりが盛り上がって結局のっかってしまったと。

すんげー頭いい。・・・
目的のためには手段選ばないし、人を犠牲にして理想を追い求めるってのかな~。確かに言われてみれば所々んなアホなっていうツッコミどころはあるものの、終わりよければってすべて彼女の思い通り。強引に持ってっちゃったな~。

ただ、完璧なエイミーってやつにエイミー本人もとりつかれてたんちゃいますか?

愛がなくてもバツイチになるわけにはいかない、ただそれが旦那を死刑にしちゃえってのは絶句でしたけどね~。
・・・さらに、テレビのむこうの呼びかけに応えて
コイツまだまだ苦しめてやろうって不敵な笑みとともに戻ってくるプランBってのはもっと最悪でした。(>_<)

大元の原因はやはり・・

>Agehaさん♪

だはは^^;怖いもの見たさや臭いもの嗅ぎたさなとこってあんまり抑える事出来ませんよねぇ。周りがそういうから尚更観たくなってしまうという感じなようですけど、どうだったでしょうか?(汗

エイミーは頭が良くて周到で抜け目がないんだけど、見てればやはり少し穴があるんですよね。そのせいで潜伏中に有り金一切合財盗まれちゃいましたし・・。
でもそこでへこたれないと言うか、転んでもただでは起きない精神でプランBへと大胆に持っていくそのタフネスぶりもなんか凄いと思いましたね。

でも確かにエイミーは母が出版したあの本の中に描かれている完璧なエイミーと比較されるのをあまりいい感じに思っていなかったので、それもまた尾を引いていた気がします。・・・・となると根本の原因はやはりお母さんと言うことに・・(汗

こんにちは

メビウスさん、こんにちは!

こちらの予告編、スタイリッシュでよくできていましたよね。
不穏な空気を醸し出しながら、あまり本編の中身のことを細かく予想できない感じで。
おっしゃるように中盤くらいまでは予告から予想される感じでしたが、それ以降はどう結末つけるんだという展開で、ドキドキしました。

上手い見せ方です

>はらやんさん♪

予告編って内容見せ過ぎても駄目ですし、逆に内容見せなさ過ぎは興味を失せさせるしでその微妙なさじ加減みたいなのが難しい感じがしますよねぇ?その点では、本作は非常に秀逸な見せ方だったんじゃないかな~と思います^^

でも仮にネタバレ気味なものがあったとしても、あのオチはちょっと想像の上を行ってて驚きましたねw

この作品のロザムンド・パイク

こんにちは。
私は、ロザムンドがモーテルで出会った女の飲み物に唾を入れる所で、上流階級に所属していそうで、実は下世話な女。というのが上手く表されていたので、すごいな、と思いました。

イメージ崩壊

>ここなつさん♪

エイミーは最初とても上品で才色兼備な雰囲気もありましたけど、中盤のネタバレでそのイメージが見事に壊れてしまいましたね^^;本性はそれかよと観ててかなりショックもありました。ジュースに唾も彼女の人間性が現れてますね。汚い(汗

こんばんは!

メビウスさん、こんばんは!
『セブン』も『ゲーム』も『ファイト・クラブ』もどれも衝撃的なオチで大好きなのですが、「これはないわぁ~」と思ってしまった本作でした^^;
まさかこんなにも腹が立ったまま観終える事になるとは・・・。
ただ、ストーリーそのものには引き込まれました。

不憫ですね

>ヒロ之さん♪

ヒロ之さんはちょっと駄目だったみたいですね。でも気持ちは分からないでもないです。後味悪すぎですもんねこれ(汗)
出来ればエイミーにはもう少し苦境に立たされる場面もあって、土壇場で夫を出し抜くみたいなギリギリの展開みたいなのも良かったんですが、見終わってみれば終始エイミーが優勢でしたし、これから一生傀儡となってしまうニックがなんだか不憫に思えてしまいますねぇ・・^^;

No title

こんにちは!
いやもうとにかく素晴らしかったですね。作品にぐいっと引き込まれて、目が離せませんでした。
エイミーがどこまでアメイジングなのか、つい応援しちゃいたくなる、新たなホラー?サイコ?アイコンの誕生です!
でも、女性って大なり小なりこういうとこあるよ、と思いましたわ~肝っ玉据わったらどこまでもってところ。
特に彼女の場合、アメイジング・エイミーとして周囲も両親も期待をしていたわけですから、両親が一番胸糞がわるいよと私は思いました

親があんなだから・・

>makiさん♪

ニックは凄い気の毒なれど、妻であるエイミーのアメイジングな策略にはやはり度肝を抜かれてしまいましたね。途中で頓挫するハプニングもあるから、さあそこからどう立て直す?みたいな展開とかは確かに観る者を引き込ませるものがあったとも思います。応援したくなるというのも・・・・まあ分からないでもないかなぁ?^^;(汗

親が子供に完璧さを求めるから、当の本人もあんな性格と歪んだ理想を持つようになってしまったんでしょうねぇ。特に母親はダメダメですね。

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