エクスペンダブルズ3 ワールドミッション

【監督】パトリック・ヒューズ
【出演】シルベスター・スタローン/ジェイソン・ステイサム/アントニオ・バンデラス/ジェット・リー/ウェズリー・スナイプス/ドルフ・ラングレン/ケルシー・グラマー/テリー・クルーズ/ランディ・クートゥア/メル・ギブソン/ハリソン・フォード/アーノルド・シュワルツェネッガー
【公開日】2014年 11月1日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
最強の傭兵軍団・エクスペンダブルズを率いるバーニーに下されたCIAの作戦担当ドラマーのミッション。それはかつて共にエクスペンダブルズを結成した仲間であり、現在は悪に染まった組織の大物ストーンバンクスの捕獲作戦だった。
だがエクスペンダブルズの弱点を知り尽くしたストーンバンクスの前に、決して若くないチームの仲間達の身を案じたバーニーはチームを解散し、若いメンバーと新たにチームを組んで挑むのだが・・・。
秋も深まる頃の今時期にやってくるアクションオヤジ達の饗宴『エクスペンダブルズ』シリーズも、1作目からかれこれ4年が経ってだんだんと息の長い作品になってきてる気がしますね。・・たださすがに3作目ともなるとかつて味わった歓喜と興奮もやや擦れてきてるようなとこも見受けられはしますが、それでも約2年に一度のお祭り騒ぎっ。食欲・読書の秋ならぬドンパチの秋を存分に堪能できる内容はやはり面白かった♪
派手で爆発山盛りな銃撃戦に加え、スタローン演じるバーニーと愉快な仲間達との自虐を盛り込んだいじりネタやトークといった劇中内の見所は健在で、前半の列車爆破・中盤のストーンバンクス拉致・終盤の篭城戦と、コンスタントなアクションシーンやその最中でも欠かさない適度なジョークなどでニンマリとさせてくれるテンポの良さも観た感じでは相変わらずのようで問題なく楽しめたといったところ。また新規メンバーの方も軍団参戦者にはウェズリー・スナイプスとアントニオ・バンデラス、ブルース・ウィリスの後任にはハリソン・フォード、そして悪役にはメル・ギブソンとまたまた豪華なもので、4人ともそれぞれに見せ場もあったから人数過多によるチョイ役になってないのも良かった気がするし、特にアントニオ・バンデラスのハイテンションさとマシンガントークなどは今回一番笑った気がしますね。『何でもするから仕事くれ!』も妙に生々しい発言でツボにハマってしまいましたし・・^^;
あとストーリーの方もこれまた相変わらず中身スッカラカン・・・だと最初は思ってたんですけども、今回のストーリーの運び方は個人的に結構好みな方で、理由としてはやっぱし若手の存在感もしっかりと作っていた点が挙げられますね。前作の不満点の一つに自分はその若手の活躍を削いでいるんじゃないか?なんて事を指摘したのですが、本作ではその辺りをきちんと改善しており、少なくとも自分にとってはオヤジ勢と若手勢による対立や共闘という展開はとても良いコラボレーションが成されていたと思う。オヤジたちは昔ながらの肉体と銃火器を用いてのサーチアンドデストロイで突貫するクラシカルなアクションに対し、若手たちはハイテク機器と若さを活かしたハイスピードなアクションがカッコ良かったしで、どっちが凄いかじゃなくてどっちも凄かったんですよねぇw
・・まあとは言ってもスタローンたちがメインですから最終的にはどーしてもオヤジ映えする作品になってしまうのは分かっちゃあいるんですけども、こういったハイブリッドチームも案外悪くは無かったので、今後(?)にも是非活かして欲しいものですね♪
※そう言えば2の公開時にかなりフライング気味で某俳優が3・・つまり本作に参戦か?とか色々言ってたのがまだ記憶に残ってるんですが、あれって結局どうなっちゃったのやら?なんだかんだ言いながらも割と期待してた部分もあったので少し残念だったかもしれない。
新規参戦者の何人かは過去の出演作品や自分自身をネタにし臆する事無く披露してる部分も見受けられるので、ひょっとしたら条件に見合ってなかったのかもしれませんね?^^;