【監督】片岡翔
【出演】池岡亮介/竹富聖花/工藤阿須加/阿久津愼太郎/上野優華/東亜優/古畑星夏/他
【公開日】2014年 4月5日
【製作】日本

【ストーリー】
中学校最後の大会で強豪チームに大敗。自分の才能に限界を感じ、サッカーを辞める事を決意した安藤ソラ。だが若宮四季との運命的な出会いを機に、高校で再びピッチに立つ決意をする。そんなソラの姿を暑苦しそうに見つめるイケメンの凛哉。その実力を買われ、サッカー部への勧誘を受ける演劇部の瞬。そんな彼らを見守る学校一の変わり者・千夜子と、演劇部部長の麻綾、そしてサッカー部マネージャーの仁菜。ソラと四季の秘密。千夜子を気にかける凛哉。演劇にこだわる瞬。仁菜を悩ませる家庭の事情。それぞれが抱える過去や苦悩・想いとは・・・。
【感想】
原作は最近完結となった同名漫画であり、自分も連載されていた雑誌では好きだった作品の一つ。そして監督は『きいろいゾウ』で脚本を担当し、長編作品は本作が初監督となった片岡翔監督。好きな原作且つ注目監督さんのデヴュー作というダブルな楽しみとなり、大分鑑賞前から期待値高くしちゃってましたけども、観た感じとしましては個人的に良く出来ていてイイ内容になっていたなと思いますね。

原作漫画の方は主人公の安藤ソラを軸にして様々な人達との出会いの物語を時系列不順な形で連載されていましたけども、今回の映画版の方では主に高校時代のソラと他の人物達のエピソードを幾つか繋げ、それを一つの連作のようなスタイルで描いていたのがなんか特徴的でしたね。・・当初は『呪怨』のように各登場人物の一話完結型みたいな短編を数本詰め込んで一つの物語のようにすれば漫画と似たような展開にもなるんじゃないかなぁなんて想像もしてはいたんですが、ただこれはこれで悪くなかったですし、繋げ方もそれほど違和感は無く逆によく繋げてるなとも思えて面白く観ることが出来た♪
用いられていたお話も、根幹とも言える若宮四季のエピソードにマネージャーの篠森や越川、あと演劇部のオタマヤ先輩こと小田麻綾などの良エピソードを盛り込んでおり、そしてこれらは全て自分の好きなお話ばかりだったもんですから尚更に嬉しかった。2時間くらいあったら愛の戦士・兼続くんや自信過剰な千聖のお話も加える事が出来たんじゃないかと思うだけに、80分という上映時間が個人的にはちょっと短くて残念だったかも?
それと残念ついでにもう一つ言いますと、ヒロインの四季の髪型がショートヘアーからロングヘアーへと変更になってたのも挙げられるかなぁ。細かい部分ですけども、ボーイッシュな四季が個人的にはやっぱり好きだったんですよねぇ。
あと主要な出演者がかなりフレッシュな若手ばかりなせいか若干演技力が乏しいように見えたのも目に付きましたけど、本作に対する不満と言ったらこれくらいなものでしょうか。各エピソードも個人的に漫画の方で感動した同様の場面が本作でも鼻にツンと来たりしたので、全体的な出来映え自体に関してはむしろ秀逸だったとも思いました。


・・と言ってもまあ、自分は他の作品で片岡監督が関わった作品は『きいろいゾウ』しか観ていませんし、監督作にしてもこれが初なので彼の『良さ』と言うか、監督としての手法みたいなものがあんまし分からなかったのも正直なトコだったり(汗)。ただその『きいろいゾウ』にしても本作にしてもどこか日常的な雰囲気を醸し出していて、あとちょっと心がホッコリするような人間模様も共通していた感じがするため、そういったジャンルの作品がなんか得意そうな人にも見えてしまった^^;
初監督作品でもありますから最初からズドーン!と高い完成度を誇っているとは呼べないかもしれません。けど少なくとも自分は好きな漫画作品の実写化でもありましたので、片岡監督のデヴュー作は多分この先結構強く印象に残る作品になるんじゃないかと思う。それに長年続けてるこの映画ブログを通じて知り得たという若手映画監督さんだけに、自分もこれからの映画鑑賞では何かと注目していきたい監督さんの一人としたいですねっ。
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No title

こんばんは。
原作ファンのメビウスさんにも気に入ってもらったようで安心?しました☆

>ヒロインの四季の髪型がショートヘアーからロングヘアーへと変更になってたのも挙げられるかなぁ。

私も原作読んでないけどキャラをみて思ったんだけど、
事務所的にショートにするのNGだったそうで。
そこは切れよー!って思ったけどねー仕方ないですね。
80分というのもカットするように言われたらしく、
私的にももっと長くていいのに!って言いましたが無理でした〜。

NG残念

>migさん♪

片岡監督は大分原作に沿った作りにしてくれて、イチファンとしてはとても嬉しかったです^^初長編作としてもイイ出来映えで、素晴らしいデヴューになったと思いますね♪

でもショートがNGだったなんてちょっとガッカリですねぇ。四季役の子の芸能活動とかに支障が出てしまうとかそんな感じなんでしょうかね~?--;出演する以上おそらく原作には触れたはずでしょうし、出来れば思い切って欲しかったかなぁ(汗
故に四季も原作通りでしたら、個人的には完璧でしたね。惜しいw

これからが楽しみ

メビウスさん☆
コメントありがとうございます~
私はショートショートの時から翔監督の作品をほとんど拝見しているのですが、メビウスさんのおっしゃる通り人間模様をほっこりと描くのが上手い方なので(さすがメビウスさん!)、私はもっともっと監督らしさを出してほしかったなぁーと今回ちょっと思いました。
でも原作読まれていらっしゃる方が秀逸ということなので、きっとこれが正解なのかなぁー
これからどんどんいい作品を出してくれると思うので、益々楽しみです☆

原作の雰囲気出てます

>まだ~むさん♪

片岡監督の短編作品は未見で『きいろいゾウ』と本作を照らし合わせた自分なりの予想だったのですが、言ってみるものですね(笑
でも短編で経験を積んでいたからこそ、本作でもこうした心温まる良い作品に仕上げることが出来たんでしょうねぇ。あまり文句は無かったですし、イチ原作ファンとしても満足でしたね♪今後の活動に自分も注目したいところです^^

No title

そうか… 原作は『呪怨』のような漫画なのか… そういえばちょっとオカルトっぽいところあったし(違)
そういえば今日本屋さんで原作見かけました。ソラくんの次の世代までお話は進むようで
映画では試合のシーンはほとんどなくてそれがかえって印象的でしたが、原作でもそうなのかな?

確かにオカルトw

>SGAさん♪

ややや、呪怨は例えとして使っただけでして・・まあでも確かに四季ちゃんはオカルトの部類でしょうけど^^;(笑
呪怨(劇場版)も佐伯家を中心にして色んな人達の悲劇がオムニバス形式で描かれていましたけど、本作の原作もなんかそんな感じに見えるんです。時系列順に描かれていない点も面白くて、初見の人でも途中から入ることが出来るのが作品の強みでもありますね。

そいえば映画では試合のシーンが殆どありませんでしたけど、原作の方は結構サッカーシーンありますよ。自分は漫画の方で『オフサイド』を覚えました(爆

こんにちは

原作を読まれてるんですね~
私は未読ですが、他にもエピソードがあったんじゃないかなとちょっと短いように思いましたがとても素敵な作品になってたなという印象です。

役者さんは演技力はまだまだだなと思いましたがフレッシュさはありましたね。今後に期待したいです。

原作オススメです♪

>yukarinさん♪

原作のストーリーは少年時代・本作でも描かれてた高校時代・プロになって活躍する時代・そして引退したあとの晩年の時代など、ソラのサッカー人生とそこに関わる様々な人達のドラマが爽やかな雰囲気で描かれてるのでとても面白いんですよ♪多分読んだ人それぞれに思い入れのあるエピソードがあるでしょうし、自分も本作で描かれていた越川凛哉のエピソードや、一番最初のお話でもあるソラが四季と出会いサッカーの情熱を取り戻していくエピソードとかが大好きですね^^
片岡監督もイイエピソードをチョイスをしてくれたと思いました(笑

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