アメイジング・スパイダーマン2

【監督】マーク・ウェブ
【出演】アンドリュー・ガーフィールド/エマ・ストーン/ジェイミー・フォックス/デイン・デハーン/ポール・ジアマッティ/サリー・フィールド
【公開日】2014年 4月25日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
スパイダーマンとしてニューヨークの人々を守り、ひとりの男性として恋人グウェンを愛する日々を送るピーター・パーカー。しかし、街を離れていた旧友のハリー・オズボーンが戻ってきたことから、その生活に少しずつ変化が現れる。そんな中、高圧電流を武器とするエレクトロ、強力なサイ型パワードスーツの超人ライノ、高速グライダーで全てを切り裂く冷酷なグリーン・ゴブリンなど、スパイダーマンのいない世界を作ろうと目論む強敵が次々と出現する・・・。
時折サム・ライミ版もテレビに放映される時があるのでちょっとまだ前シリーズの影もちらつき心から楽しめてるとは言えない・・と言うのが前作を鑑賞した際の言い訳にも似た弁だったんですけども、続編である今回は色々と衝撃展開多めでこれこそ正にアメイジング(驚き)の名を冠するにふさわしいといった感じがしましたねぇ。シリーズモノってのもやっぱり2作目からアクセル掛かってくるんでしょうかね?アクション、ドラマ共に見応えがあって良かった良かった♪
それこそ1作目だとキャラクターの紹介やヒーローになっていく過程を描く部分に時間を割かなければいけない時がありますしスパイダーマンもご多分にもれずといった感じなのですが、その土台形成が前作でちゃんと出来てるおかげか2作目の本作は冒頭からとても面白かった♪・・・もっとも、今回は最初からスパイディアクションに魅せられたと言った感じではなくて、むしろ最初はドラマ部分の方が濃厚で、好物のドンパチアクション諸々は後半に集中していた気がする。
アメイジング・スパイダーマンって恋人グウェンとのもどかしいロマンスも然る事ながら、行方不明となっているピーターの両親の謎に迫るサスペンスみたいな要素も含んでいるので、冒頭からその両親の真実がいきなり明るみとなったのが自分にとって最初のアメイジング(驚き)だった。このシリーズも3部構成でしょうから(4部の噂もあるけど)、もっとこう・・ジワジワ明らかにしていくと思ってたので、いきなりの核心には結構呆然となってしまったほど。オズコープ社にしても実は『バイオハザード』のアンブレラ社みたいな計画を秘密裏に行っていて、ヴィラン=悪が集中してるブラック企業であるというのも悪くない設定でしたね。
でもってそのヴィランは今回3人の大所帯でスパイダーマンに挑んでくるのですが・・・これはちと予告編とかにうまく騙されちまったいってとこですね^^;てっきりヴェノム&サンドマンのようにコンビを組んで襲ってくるのかなと予想してたものの、フタを開ければメインで活躍してたのは電撃魔人のエレクトロだけと言った風にしか見えなかった。グリーン・ゴブリンはエレクトロ戦が終わった終盤辺りで少しだけと言った感じでしたし、ライノに到っては別にいてもいなくてもどうでも良かった始末で、これもまあ・・・ある意味アメイジング(驚き)でしたね(笑)
ただゴブリンとライノに関しては観た感じ次作で大暴れといったようにも見えたのでそれが分かれば少し憤りは抑えられたし、その分本作ではエレクトロが大いに頑張ってくれたといったところ。電気人間と化し自らも電流となって攻撃できるそのスタイルはジョジョ4部のスタンド『レッド・ホット・チリペッパー』を思い出さずにはいらないほど個人的には歓喜モノで、スパイダーマンとのハイスピードアクションもテンション上がって非常に満足♪
そうそう、あとエレクトロ戦が終わった後のゴブリン戦にもアメイジングポイントがあって、これがやっぱり一番の衝撃だったかな?ヒロインは安全圏だと考えてただけに凄い油断してましたねぇ。終わり間際になって『ダークナイト』のような重さがどしーんと圧し掛かってきたのでした(;´Д`)
・・まあ両親の事グウェンの事ハリーの事と、なんだか前作以上に苦労人となってしまってて思わず同情してしまいそうにもなる今回のピーターでしたけども、その両親の真実やオズコープの陰謀を全て知った事、あと悲しみも乗り越えてスパイダーマンとしての責務と覚悟を決めたかのようなラストのセリフにはちょっと感動してしまった次第♪オズコープがある以上また新たな戦いは直ぐ始まるだろうしライノとは真っ最中なので、3はひょっとしたらいきなりライノ戦から始まるかもしれませんね?(笑
そいえば前作のトカゲ博士の前にも現れた謎の男もまた出ていましたが、あの人は一体何者なんでしょうね~?最後に何故かX-MENの映像も出てきたし、ひょっとしてアベンジャーズのように別作品とのコラボレーションを果たすための橋渡し的な人物だったりして?う~む、また新たな謎が出て来てしまいました・・(;・д・)