【監督】新房昭之/宮本幸裕
【声の出演】悠木碧/斎藤千和/水橋かおり/喜多村英梨/野中藍/加藤英美里
【公開日】2012年 10月13日
【製作】日本

【ストーリー】
キュゥべえと契約し魔法少女となったさやかは、信念を貫き他人のために戦おうと決意するが、無茶な戦いに身を投じ破滅へと向かっていく。雨の中しめやかに行われたさやかの葬儀。うつろな目をして家に戻り、自分の部屋で一人悲しみに暮れるまどかのもとに現れたのはキュゥべえだった。さやかたちの死について冷たい口調で語るその姿に、さすがのまどかも怒りを感じる。そんなまどかの態度が理解できないキュゥべえは、自分たちと人類がこれまで共に歩んできた歴史を語るのだった・・・。
【コメント】
公開から1年程経ってやっとこさ興味を持って観始めたのがいきなり劇場版からというなんともハードルの高い鑑賞をしてしまったまどかマギカではあるのですが、元々のテレビアニメの話数が少ないのもあるせいか、総集編としてもなかなか見応えがあり、初見でもグイグイ引き込まれるような演出と予想外な展開に自分も見入ってしまったのが約1ヶ月前の前編。地元のレンタル店は前後編が1つずつしかないのでこの後編を観るのにも少し時間が掛かりましたけど、その分期待と楽しみは随分と膨らんでおりました^^

初見者の感想としましては、前編は登場キャラクターなどに『萌え』の要素が全面に出てるにもかかわらずかなり凄惨な光景を映し出したりもすれば、魔法少女という可憐なイメージを覆すかのような過酷な現実にも何かと驚かされて正に『仰天』という一言に尽きていた内容でしたが、今回の後編はちょっと真逆な感じで『感動』という言葉が当てはまる感じがしますね。・・とは言っても前編の終わり方がちょっと絶望過ぎましたので、本作でも一応冒頭から前半に掛けましては魔女になってしまったさやかとの対決が悲哀に満ちてもいれば、魔法少女のシステムも実は魔女を生み出すための手段であり、そこから発生する巨大なエネルギーを回収するのがキュゥべえことインキュベーターの目的だという真相もなかなかの不条理さで感動とは程遠いようにも見えちゃうんですけども、ただこの不条理さをどうにか覆すべくただ1人奮闘していたほむらの過去が紐解かれていくと、あのクールな面持ちで見えなかった悲しみや優しさが徐々に理解できてきて、ちょっと鼻がツーンとなってくるシーンも多くなってくるんですよねぇこれがまた。
思えば主人公のまどかとほむらの二人はオープニングアニメでも非常に仲睦まじいような姿が印象的だと思いましたがなるほどナルホド、その出会いと直後の衝撃的なまどかの魔法少女の姿、そして最悪となる結末。たった1人の友達の悲劇を回避するために祈り得たほむらの時間操作の能力もあり、確かに経緯を拝見すれば親友のさやかとはまた異なる二人の深い繋がりを感じさせる過去だった。これまでの伏線(まどかに冷たかったりキュゥべえとも険悪だったり)なども思い起こせば、ひょっとして本作の主人公って実はほむらなのでは?とも思えてしまうくらい物語の核心に近い人物だったのだと改めて思いますし、前後の容姿や性格が違いすぎるギャップ等もあってか、5人の少女達の中でも一番好感の持てる子になっちゃいましたねぇ。

・・で、当の主人公のまどかはと言えばこれまた前編とあまり変わらず決められない踏み込めないが続いていて正直途中イラッと来る時もあったんですが、終盤ではなんとも大きく出ましたねぇ。しかも願いが途方もなさすぎるっ。魔法少女達の祈りを無意味なものへとさせず、絶望や負の感情諸々を全ておっ被るという自己犠牲的な行為は根本的な解決にはなってない気はするものの、それでもその『覚悟』には『おぉ・・(゜ロ゜;)』と驚嘆の声がやや漏れてしまったりで^^;
まあ思ってた以上に壮大になり過ぎてて『メイド・イン・ヘブン』みたいな結末になっちゃったのはビックリですけど、結果としてほむらが無事ループから解放されたのはなんか良かったかな。さやかや他の子がどうでもいいって訳じゃないですが、ほむらはちょっと観てて辛いもんもあったので、彼女だけでもどこか救われた所があったのは嬉しかったですね。


・・しかしこういうテレビアニメの劇場版というのは本作みたいな総集編の内容が結構多くもなってきてるせいか、時折『映画化にするほどかな?』という思いが鑑賞前に頭をもたげるのも否めないのですし、それはまどかマギカに到っても例外ではないのかもしれませんが、個人的にはこの前後編の劇場版はそういった否定的な意見はあんまり無かったような気はしますね。少なくともこういった劇場版にでもならなければ自分もここまで興味を引く事は多分無かったのでは?とも思いますし、良作アニメに触れる『きっかけ』を与えてくれたという意味ではとても価値のある作品だったと思います♪
そして物語は最新作の『新編』でもって更なる広がりを見せるまどかマギカの世界。遅咲きのファンですがこれでやっと追い付いたかな?(笑)地元で公開されるかは分かりませんが、自分も楽しみにして待ちたいものです。
 ってアニメがすごい面白い(らしい)。私は第2話の現代アートのコラージュ作品のようなバトルシーンと第4話と第7話しか見てないんだけど(起きてる時は大体「朝まで生テレビ!」
だって魔法少女は夢と希望を叶えるんだから。 まさか総集編でここまで涙を流すとは思いもしませんでした。でもこれこそがこの作品の唯一無二の魅力。鹿目まどかの暁美ほむらの友 ...
後編もとてもイイ出来だったと思う。
2012年 日本 109分 ファンタジー/ミステリー/アドベンチャー 劇場公開(2012/10/13) 総監督:新房昭之 監督:宮本幸裕 アニメーション制作:シャフト 原作:Magica Quartet 声の出演: 悠木碧:鹿目まどか 斎藤千和:暁美ほむら 水橋かおり:巴マミ 喜多村英...
JUGEMテーマ:映画館で観た映画    前編「始まりの物語」に続いて、劇場版 魔法少女まどか☆マギカ    後編「永遠の物語」を見てきました。    初日だったので、前回よりも居ました。    観客は、老若男女と幅広い世代の人達が居した。   ...
監督: 新房昭之、宮本幸裕 声の出演:悠木碧、斎藤千和、水橋かおり、喜多村英梨、野中藍、加藤英美里 【解説】 緻密な構成と唯一無二の世界観でファンや識者からの称賛を集め、第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を筆頭に数々の賞を受賞した深夜アニメ...

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No title

こんばんは。相変わらず多いですよね、TVシリーズの劇場版。いま『あの日見た花の名前を、ぼくたちはまだ知らない』の劇場版がヒットしておりますが、TVシリーズのファンから評判があまりよくないようなので、興味はありつつも二の足を踏んでおります(^^;
少し前のスタッフのインタビューを読んだんですけど、できればTVの第二シリーズをやることが目標なんだとか。こんなに可愛そうな話がさらにまだまだ続くのはちょっと勘弁ですわー(ToT)
と言いながら、「新編」はかなり期待しております。3作合わせてたぶんわたしの2013年映画ベスト1になる可能性が大です。
あ、そういえば虚淵さんの新ライダー始まりましたね。あのミカンアーマーのフィギュア欲しいです

お久しぶりですノシ

うわ~これリアルタイムで見てました(^_^;)
キャラクターの配置がうまかったですよね。
私が一番好きだったのはキュウべぇですね。あれって、話の続きをせかされて、どうしようどうしようって悩む作家そのものじゃないかってw

総集編は入門編

>SGAさん♪

最近のアニメは1年通しての長丁場な作品が少なくなった代わりに、総集編或いはテレビアニメのその後などの劇場版作品がこぞって多くなってきた気がしますよね。最初はそれこそ草葉の陰などから『多いな~・・』なんてぶーたれてたもんですけども、まどかマギカを観てからは総集編と言う位置付けの作品は初見者への入門編として観た方がいいかも?という方へ切り替えるようになりました^^
そいえばその『あの日~(省略)』というアニメは色んなブロガー様も鑑賞してましたね。泣けるとは聞いてますけど、これまた初見者にはどう映るのやら?

>新ライダー

自分も観ました♪取り敢えず1話は虚淵さん・・と言うより、ぶっ飛びな変身プロセスに『んなアホなー!』とかツッコミながら笑って楽しんでおりました。2話はパイナップルキーーック(笑

>ゴーダイさん♪

ホントにご無沙汰振りですね♪コメント欄を確認したらなんと約2年ぶりでしたw当拙なブログを忘却するには充分な時間です^^;(笑)まあそれはさておき。

劇場版を観て今更ながらの羨望ですが、自分もリアルタイムで見たかったですね。放映されないにしてもレンタルで直ぐにでも借りるべきでした。本格的に観てみようと思ったのが去年地元で公開されてた時だったので、なんともまあ遅いスタートなわけでして・・(汗)
しかしゴーダイさんが好きなキャラはキュゥべえですか^^;まあ自分もファーストコンタクトは愛らしいキャラで好感持てたんですが、腹黒さが滲み出てくると純粋にむかっ腹が立ってきましたw
新編でもあの無感情さは健在なんでしょうかね~?

こんばんわ

昨今のアニメ業界はDVDの販売利益だけでは苦しいため、映画化という道を歩んでいるそうですが、この「まどマギ」に関しては例え「新編」の露払いであっても、凄くよく出来た総集編だったと思います。
単に纏めただけではなく、TVシリーズとはまた違った見方も出来るような作り。
この辺りに関しては一度TVシリーズをご覧になられるのも是非とオススメしたいと思います。

実状

>にゃむばななさん♪

アニメの劇場版が凄く多くなってるのを感じずにはいられない現状の背景には、アニメ業界のひっ迫した現実もあるようですね・・--;もうちょっとアニメの年間本数を減らしたりとか出来ないんでしょうかね~?良作なアニメを探そうにも、1年を通してかなりの作品が出てくるので、レンタル店でいつも圧倒されて悩んじゃったりもしてます。その点まどかマギカは映画館で目に入った分、もしかしたら幸運だったかもしれません^^;

テレビシリーズの方は時間が空いたら必ず観ます♪大勢のファンとは逆の見方をしてしまいましたが、テレビシリーズは劇場版とどの程度異なってるのか、その変化も楽しみたいと思ってます。

折角なので

DVDも新作映画もまだ見ていないですが、とりあえずBS11で放送が始まったTVシリーズを見始めましたよ。

それにしても、凄い人気ですよね。
絵的に好まないところはあるのだけど、確かにダークな内容はなかなかのものと思うし、頑張って追い付きたいと思いますw


観る価値はあるかと

>たいむさん♪

社会現象にまでなってるかどうかは定かじゃありませんが、それでも近年のアニメの中ではかなり爆発的な人気を得ている作品かもしれませんね。自分も今の所は劇場版のみの鑑賞なので凄いどっぷりハマった・・というほどではないのですが、観て損は無し♪と断言は出来ると思います。マミさんのこととかほむらの意味深なとこなど、割と衝撃を受けるシーンがありますので、たいむさんも結構驚くと思いますよ。

自分も早く新編観たいです^^;

こんばんは!

メビウスさんこんばんは!
後編ようやっと観ました。
私もほむら推しになっちゃいましたよ(笑)
彼女にあんな辛い過去があったなんておもってもいなかったので、単にまどかに対して嫌がらせをしているだけだと思っていた私を許して下さい。
新編も気になるところですが、うちの近くの劇場ではやっていないのでこれもDVD待ちです。
早く観たいです。

ほむら推し

>ヒロ之さん♪

後編鑑賞お疲れ様です。そしてやはりほむら推しになってしまいましたか^^;(笑
確かに前編だけ観た限りではまどかにかなり冷たいし、本当にいじめっ子の類なんじゃないかと思う時もあるんですが、後編の彼女の終わり無きループ地獄とその真実を知るとかなりグッ
と来てしまうものがありますね。故に後編はやはりほむらの存在が一番印象に残り、自分も感動してしまったのでしたぁ^^

でもホント、自分も新編を観たい所なんですが、去年と違って今年は地元に来なかったので残念でなりません。DVDはおそらく1年後でしょうね~。長い長い--;

No title

こんにちは。
初めまして、でしょうか?
マギカに汚染されつつあるタケヤです。

レビュー深く読ませていただきました(笑)
書かれている事は実に僕も思っていましたが
うまく文章にする事ができなかったので
非常に気持ちのいい感じで読み終えました。

ですよね~これみたらほむら推しの人
確かに増えるわな~。
僕もこれ観てから同じくとなりました。
「新編」なんか予約しちゃいましたし(笑)

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。

二度目ましてw

>タケヤさん♪

あ、タケヤさんとははじめましてじゃないですよ^^;以前『県庁おもてなし課』でコメント頂いた時がはじめましてですね。まあ結構前なので、忘れちゃうのも然りですが(笑
それはさておき・・

にわか目線としては前後編通してほむらの存在はかなり印象に残っていましたので、まどかマギカはほむらの物語でもあるなーなんて勝手に思っちゃってます^^;新編の方でも主役のような感じではありますが、この前後編とはまた違った衝撃があるのである意味必見かもしれませんね。もしかしたらほむらを嫌いになるかもしれません(汗

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