士郎正宗原作によるSFアニメ『攻殻機動隊』の最新作がいよいよ公開。『2nd GIG』が未だ未見ではあるのですが、続編という位置付けではないようなので気兼ねせず楽しみにしておりました^^;
・・しかしながらこの前髪パッツンな青髪素子に関して見た目の懸念などが無かった訳でもなく、なんか金髪碧眼のダニエルボンドを初めて見たときの反発感に似たものを抱いたのも然りなのですが、ただまあそこもまた見たら見たで『これいいじゃん♪』という見解に至った現金な自分でもあったのでした( ̄▽ ̄;)
ARISEと銘打たれているように本作では攻殻シリーズにおける色々な『始まり』が描かれるようであり、その中でもとりわけ公安9課の設立物語を軸にしている感じが本作には見受けられます。今回のborder:1ではある贈収賄事件を元に9課のメンバー数人と素子との出会いが展開されると同時にその素子の出生にも深く踏み込んでいるので、ファーストコンタクトという見方でも捉えるならばなかなかに興味深い内容でもあった。
個人的に公安9課(攻殻機動隊)の中心人物である草薙素子は個人の持つそのポテンシャルの高さも然る事ながら、あのゴツイオッサン達を纏め上げている程の強いリーダーシップをも併せ持つ女性指揮官というイメージが固定観念のように定着しているせいか、本作のヤング素子はそのイメージを良い意味で砕いてくれている気がしますね。考えてみると当然ですが素子も最初から完璧といえる存在ではなく、一応強いんですけども少女のような外見もあってかその行動には年相応(?)の未熟さもあり、しかも今回は恩人のような人物があらぬ疑いを掛けられていることで立場的にも非情に不利な状況でスタートしてる所がなんだか面白い。登場した9課メンバーの面々とも味方という雰囲気はあまりなく、むしろ事件の容疑者という立場でギスギスした関係になっているので、そういった四面楚歌な立ち位置が、今回強いだけではなく少し『弱い』一面もある素子を映していた気がしますねぇ。

あともうひとつ注目していた声優変更については、これも個人的には結構受け入れやすい部分がありましたね。・・・とは言っても素子=田中さん、バトー=大塚さんって感じで、これもまた初期の劇場版やテレビアニメの固定観念の1つでもあったのでそうそう拭えないかなぁ~なんて当初は思ってたのですけど、ただそんな田中さんたちも少し若ければこんな声質になるのかな?と置き換えながら観てるとこれはこれでアリなキャスティングかなとも思えてくる^^;
まあ素子役の坂本さんはある意味適役(笑)でもありますが、バトー役の松田さんなんかも大塚さんの雰囲気を少し感じさせてくれたんですよねぇ。ちょっと調べてみたら『METAL GEAR SOLID4』にも参加していたそうで、もしかしたらそこで大塚さんの『いいセンス』を吸収していたのかもしれませんね(笑


何事も『最初が肝心』ともいいますが、取り敢えず新生攻殻機動隊の第1話は最初のネガティブイメージとは何とも裏腹な『掴みはOK』に値する良い内容だったとは思います。冲方丁さんが担当するシナリオは『if』な前日譚ではあるものの、電脳化等が当たり前の社会においての人の有り様や、汚職・サイバー犯罪といった事件を解決する傍ら記憶改ざんのウィルス『ファイア・スターター』の謎に迫っていくのではないか?みたいな所が『笑い男事件』っぽくも見えて従来の攻殻にリスペクト・・且つ公安9課の創設秘話といった新しい試みに挑んでいる点も垣間見れたので、結果的には好感触♪
9課のメンバーはまだ全員出ていなかったので、果たしてこれから素子がどういう経緯で出会い彼らをスカウトしていくのか?そして皆から『少佐』と呼ばれる日もいつなのかな?とまだまだ気になる点はたくさんあるので、自分なりにもちょっとビジョンを想像しつつ次回作を楽しみに待ちたいとこですっ^^
人気シリーズ「攻殻機動隊」の新たなエピソードを描いた作品です。
凝り固まった頭ではストーリーが難解で どこがどうなってそうなんのっていつも置いてかれる。 最後までみて、マニュアルブックみて、 あげく人のレビューまでみてあ〜そうなのねと・...
神山監督の「攻殻機動隊S.A.C」が大好きなので、スタッフもキャストも一新された”攻殻ARISE”に馴染めるかどうか心配で、早速観てみることにした。そして、映像も内容もアクションも
うん、充分面白かった。次が楽しみ。

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非公開コメント

合格点を付けられますよね♪

こんばんはv-22

私も映画公開前は
声優陣や監督が変わってしまうという情報と
ネットで見たキャラクターの雰囲気が変わっていた事に
一抹の不安を覚えましたが…v-12

蓋を開けてみれば全然大丈夫な作品でしたv-266

これまで築き上げてきた
攻殻機動隊の世界観も損なわれる事なく楽しめましたし
公安9課誕生秘話の続きも楽しみですv-238

No title

「ウイルス感染」で記憶が曖昧になってしまうって
ほとんどPCみたいなもんですね。(^^;
どんなに優れた身体能力を持っていても案外もろい。

人間らしさや女らしさを出していく反面で
どこまでもモノ扱いな彼女の
どっちかいうと「内面の葛藤」を追っかけてる私としては
今後の素子の成長がめっちゃ楽しみです。(^-^)/

とりあえず安堵

メビウスさん、こんにちは。
神山攻殻にハマってから、とにかくほとんどの設定集やインタヴューの数々をあさりまくったので、厳密なところでの設定の食い違いには敏感に反応しちゃったりもするのだけど、とりあえずあまり気にせずに同じシリーズとして受け入れられるものでほっとしました。
例えば、2nd.GIGだと9課結成以前にすでに素子は「少佐」ってあだ名で呼ばれているんですよ。
パズとの初対面での会話とか、全身義体になった時期とか理由とかも確か違ってたし。
(まぁこの辺りは2nd.GIGで楽しんでください)

声優さん達も思ったより近い雰囲気でしたね。ここは大事なところだから本当に安堵しました。

たぶん、その後ではなくってそれ以前の話だから良いのだと思ってます。
だから、きっとそのうちS.A.C.の世界には繋がらなくなっていきそうな気がするのだけど、攻殻機動隊だし、いろいろ枝分れするのはアリと思ってます。
将来的にさらに別の攻殻機動隊をスタートする可能性だってありそうだし。

ロジコマには早くもラブ♪
あの鉄板のような足には、ちょっぴりケルディムとかサバーニャを思い出しちゃったんだけど(笑)

幸か不幸か

>テクテクさん♪

『見た目』だけで判断するのは本当は駄目な事なんですけども、ファンの人からすればやっぱり今回のイメージチェンジは既存の攻殻と異なるものだったので、違和感を感じるのはしょうがないとは思いますよね。でも観たら観たで杞憂に終わって安堵^^;
色々一新はされてますけど、攻殻イズムとも呼べばいいのでしょうか、根本は変わってない気がしますし、9課の創設秘話という新しい要素もこれからメンバーが出てくるに連れて盛り上がりそうですからホント楽しみですね♪11月が待ち遠しいっ。


>Agehaさん♪

自分達の知ってる上官の素子なら回路を直接差し込んでダイブしたりする危険を冒すとはあまり思えなかったので、なんかそういう『危うさ』みたいな部分も成長途中な素子を感じちゃいますね。9課の創設もそうですが、それと同時にARISEは素子の成長もちゃんと描かれると思うので、あのストイックさと皆を引っ張り上げるリーダーシップがどこで培われるのかと言うところも今後の見所になるんじゃなかな~とも思いますね♪


>たいむさん♪

自分はまだ2nd.GIG未見ですが、でもその2nd.GIGで既に素子の過去に触れてるエピソードがあったんですね。そう聞くと凄い興味深くもなっちゃいますが、ただ逆も考えると見てなかったからこそ本作の素子の過去を面白く見れた部分もあるでしょうから、未見だったのは果たして幸か不幸なのか・・^^;でも本作を観て自分の中でもまた攻殻が再燃してきたので、2nd.GIGは近い内に必ず見ますね♪

>ロジコマ

タチコマの前身でもあるせいか、巨体で鉄板も固めた無骨なフォルムはモロに『初期型』って感じもしますよね。でも喋り方だけは相変わらずキュートで自分もやはり胸キュン(笑
border:2の予告編ではロジコマも映ってましたけど、もしかしたら次はロジコマも活躍するのかもしれませんね?鉄板をシールドビットみたいに使って欲しいっ(笑

ボンド

一応原作のボンドにはロシア系の血が流れてるって設定でD・クレイグにもロシア系の血が流れてるんでそんなにおかしくも無いような… それよりD・クレイグがロケ中に日光アレルギーが出てダウンしたり、MTのアストン・マーチンが運転できなくてATに改造してもらったりとけっこうアレな話の多い人だったりしますね…って攻殻機動隊と関係ない話しちゃったよ(汗)

No title

>クロツ大尉さん♪

誹謗中傷もそうなのですが、あんまり記事に関係の無いコメントは自分のブログだと削除対象になっていますので、悪しからずです・・。

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