タラデガ・ナイト

【監督】アダム・マッケイ
【出演】ウィル・フェレル/ジョン・C・ライリー/サーシャ・バロン・コーエン/ゲイリー・コール/マイケル・クラーク・ダンカン/レスリー・ビブ/他
【公開日】未公開
【製作】アメリカ

【ストーリー】
NASCARの弱小レースチームでメカニックマンとして働いていたリッキー・ボビーは、ひょんなことからドライバーに抜擢され、その隠されたドライバー・テクニックで瞬く間にNASCARの頂点へと君臨する。
しかしフランスで活躍していた天才F1ドライバージャン・ジラールがNASCARに参戦。ライバル心を露にしレースで勝負を挑むものの、大クラッシュを引き起こしてしまい、それと同時にリッキーは走る事自体が怖くなってしまった。そしてライバルに負けた事により順調だった彼の生活は一変。国民的スターだった人気も地に落ちてしまう。
再起をはかるべく、リッキーは恐怖を克服しようとするが・・・


【コメント】
『プロデューサーズ』や『主人公は僕だった』など、最近のウィル・フェレルの出演映画を観て来て、ようやく彼の魅力が自分にも分かりかけてきた今日この頃。ハロルドのような真面目な役も良いですけど、やっぱりお笑いが型に嵌っていますね。
『栄光と挫折、後に再起』なんていうお決まりの展開は自分も結構観てきましたし本作のストーリーもそんな流れなんですが、そこにウィル・フェレルのコメディ色が加わると、笑いが絶えず何とも飽きさせない内容に仕上がっていました。

レースのメカニックマンだった主人公リッキーがいきなりドライバーになるシーンは突飛過ぎる気がしますけど、そこからはもう勝ちに勝ちを重ねる常勝続きで負け知らず。しかしフランスから来た天才ドライバージャン・ジラールに大敗を喫し、それ以来レースをする事が怖くなってしまうのですが、リッキーのライバルとなるこのジャン・ジラールを演じたサーシャ・バロン・コーエンもかーなーり濃いキャラでウィル同様笑わせてくれます。
この人はあの『ボラット』が日本でも公開されたことにより結構注目されてきている人ですけど、本作の彼はうそ臭いカザフスタン人のボラットと違って中々の2枚目でナイスガイ。でも『ゲイ』っていう設定が邪魔して3枚目に見えてしまうのが痛いですね(^▽^;)リッキーへの怪しいアプローチもキモイけど、最後には友情が芽生えるから憎めないキャラです♪

後半ではレースが怖くなって走れなくなってしまったリッキーを、音信不通だった父親がその恐怖を克服させる特訓をするのですが、この特訓方法もどこかの漫画のネタをそのまま引っ張ってきたかのような無茶無謀な方法でこれまたおバカw
車の中に野性のクーガーを入れて走ったり、目隠し走行したり、大麻所持の通報で警察に追い掛け回されたりと、効果のなさそうな特訓ばかりに見えるけど、これで恐怖を克服してしまう辺りやはりお約束ですね(笑
でもこういう笑えるシーンだけじゃなく、仲違いだった父親と親子の絆を取り戻す感動や、本格的なスピード感や派手にクラッシュしたりするカーレースシーン等も迫力があり、コメディ映画に留まらない見応えを感じられます。


ウィル・フェレルの過去の作品でまだ観ていないものもありますけど、この『タラデガ・ナイト』は彼の出演作の中で自分は一番面白かったかもしれません。笑いあり感動もあり、『シェイク&ベイク』な親友との友情ありとお腹一杯で満足の出来る一本♪
キャスティングも豪華でしたし、個人的に好きな俳優さんの1人であるマイケル・クラーク・ダンカンも久々に見れて嬉しかったですw
あとこの作品ってオチもイイですね。リッキーの子供でウォーカーとテキサス・レンジャーという超絶な悪態を付く兄弟がいるんですけど、この2人の劇的な変化がエンドロール後に用意されていて、最後にちょっとした安堵感が生まれました。

リッキーの母ちゃん凄いね

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ゾディアック

【監督】デヴィッド・フィンチャー
【出演】ジェイク・ギレンホール/マーク・ラファロ/ロバート・ダウニー・Jr/アンソニー・エドワーズ/ブライアン・コックス/クロエ・セヴィニー
【公開日】2007/6.16
【製作】アメリカ

【ストーリー】
1969年、カリフォルニア州バレーホでドライブ中のカップが襲われる事件が発生。男は一命を取り留めたが、女は9発もの銃弾を浴びて絶命した。後日、自らを『ゾディアック』と名乗る者から『殺したのは俺だ』と警察に通報が届く。
それから1ヵ月後の8月1日、前の殺人も含めた2つの殺人事件の詳細な犯行声明文と、不可解な暗号文が新聞社に届く。クロニクル誌記者のポール・エイブリーと、同僚の風刺漫画化のロバート・グレイスミスは事件に並々ならぬ関心を寄せ、そしてサンフランシスコ市警の刑事デイブ・トースキーも、このゲームのような終わり無き事件に身を投じていく事となる・・・


【コメント】
本作を観て初めて知りましたが、この事件の映画化を一番初めに希望していたのはゾディアック本人だったとは驚きです。でも本人の要望通り映画化はされましたけど、そのゾディアックを演じていた人は全く知らない人でした(^▽^;)(笑

68~70年に、サンフランシスコで実際に起きた未解決事件である『ゾディアック事件』を題材にした本作。自らの犯行文を新聞社に送り、そしてラジオの生番組に出演するなどと言った挑戦的な行動をし、世界で最初に劇場型殺人という言葉を世間に植え付けたゾディアック。その大胆不敵な行動に触発・憧れを持ち、事件当時自分が犯人と自称する者や模倣犯のような者まで出回り、社会に対しても相当の影響を与えたのだと言う事が良く分かります。
そう言えばこの映画の中であのクリント・イーストウッド主演の『ダーティ・ハリー』が出て来るのですが、その犯人もこのゾディアックがモデルになっているのだとか?自分はダーティハリーシリーズは観ていないのでちょっとしたトリビアでしたけど、劇中にそうした関連性を絡める辺り結構小ネタがきいてるとも思いました。

イラストレーター兼この映画の原作者であるロバート、敏腕記者のポール、そして刑事のデイブ。事件に惹かれ真相を解明しようとする3人の視点でストーリーは進んで行くのですが、これといった証拠も掴めぬままただいたずらに時間だけが過ぎて行き、それと共に3人の生活にも影響が出始め、それぞれの人生が徐々に狂って行く様を淡々とだがリアルな感じで描いています。
有力な情報や決定的な証拠を挙げても、結局は最後の最後でガセネタだったり筆跡鑑定などで覆されてしまい、一緒に事件を追ってるかのように観ている自分も『何で?』と思うくらいの焦燥感が沸き上がってくる。こんなイタチゴッコを長年続けると人生どころかポールのように酒と薬漬けで精神も病んできそうで、当時の事件関係者たちの労は尋常じゃなかっただろうと窺い知れます。特にデイブには一番同情してしまいました。
唯一ロバートだけは最後までゾディアックの追求をやめなかったものの、家族の安全を第一に考えた妻に出て行かれてしまい他の2人同様代償が大きかった。しかしそれでも諦めず、ポールやデイブが成し得なかった事件の確信へとどんどん近づいていく後半部分はかなり見応えがありましたね。

また3人の視点の他にも、時々犯人であるゾディアックの視点からも映し出しているのは中々斬新だとも思う。でもこちらは事件の被害者達が殺害される瞬間をかなり生々しく描いており、至近距離からの銃撃やナイフで体を何度も刺したりと、犯人の残虐性を際立たせていて、かなり背筋が凍り付きます。
やはり実話だから入念なリサーチや調査もしたと思いますし、ひょっとしてこの犯行のシーンも生存者からの証言を元に再現したとのかなと考えるとこれまたリアルで恐ろしく感じますね。
あと陰影も効果的に活用し、犯人の顔が見えそうで見えないパンチラのようなイヤラシさも返って不気味な雰囲気を漂わせていました(^^;)


未解決の事件ゆえに、本作では自分がフィンチャーに望んでいたもの(ドンデン返しとか)が描かれていませんでしたし、結末の根底部分は何だか魚の骨が喉に支えたままのような煮え切らない感じになってしまっている。
けどゾディアックに翻弄されながらも真実を追い求める3人の男達の執念の捜査や、事件に嵌まり込んでしまったためにその後の人生が大きく変わってしまう展開などには、自分もロバート達同様かなりのめり込んで観てしまいました。
それに数々の有力な状況証拠だけを見ると、断定は出来ずとも自分もあの最重要容疑者の存在が一番怪しく思えてしまい、最後にロバートと無言で向かい合うシーンがとても印象に残る。
30年以上経って、今更ながら自分もこの事件にちょっと関心が沸いて来ました。

『ゾディアック』公式サイト

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300


クセルクセス『随分と肩が凝ってますねぇ~』

レオニダス『何百人と斬りましたからねぇ~』


 
戯言70


近頃とんとご無沙汰だった試写会が久々に当選しました。
しかも今回は一挙に2枚当選♪何ともミラクルですっ♪


・・・・・んんん?でもまてまてっ。確か今週ってオール残業・・・・・



・・・・




・・・・・・・・








ポイッ)( TоT)ノ ⌒・
 
サイレンサー

【監督】リー・ダニエルズ
【出演】ヘレン・ミレン/キューバ・グッディング・Jr/スティーヴン・ドーフ/ヴァネッサ・フェルリト/メイシー・グレイ
【公開日】2007/4.21
【製作】アメリカ

【ストーリー】
女暗殺者のローズは末期ガンに体を蝕まれており、次の仕事を最後に引退し、静かな余生を送ろうとしていた。
そんな彼女に対し組織のボス、クレイトンが下した殺しの依頼は、彼の妻であるヴィッキーの暗殺だった。恋人であり仕事のパートナーでもあるマイキーと共にヴィッキーの住む屋敷に忍び込み任務を果たそうとするローズだったが、ヴィッキーは妊娠をしており、そして彼女の目の前で破水をしてしまう。屋敷の中でヴィッキーの出産の手伝いをしたローズは、そのまま彼女達を匿うが・・・


【コメント】
『クイーン』でアカデミー賞主演女優賞をヘレン・ミレンが獲得したため、日本でも急遽公開されたという彼女の主演作。同じくオスカー俳優のキューバ・グッティング・Jrも共演しており、結構豪華なキャストが揃っている作品です。

2人のオスカー俳優の演技は結構抑え目で少し物足りなかった気もしますが、その代わりとも言わんばかりな濃厚なセックスシーンにはかなり仰天してしまいました
後から知ったんですが恋人という関係でもあるらしく、年の差カプールでもあったローズとマイキー。『クイーン』は観ていませんけど、ヘレン・ミレンは本作である意味その『クイーン』より体当たりな演技をしているなーとも思いました(^▽^;)

でもこの作品ってヘレン・ミレンが主演というよりも、相棒のマイキーを演じたキューバ・グッティング・Jrが主演だと思うんですけどね~?ローズは中盤辺りで退場してしまいますし、その後はローズの遺志を継いだマイキーが組織のボスからヴィッキーと彼女の息子を匿い、長いこと共同生活を続けていくという展開になるのですけども、本作はこの辺りから結構面白くなってくるんですよね。暗殺家業一筋に生きてきた男がヴィッキー達と暮らしていく内に、次第に人並の家庭を持つ事の幸せを願うようになっていく所は、『レオン』をちょっと思い起こしてしまう。

後になって組織を離反するものの、それをボスに感づかれてしまい窮地に陥ってしまうのですが、その最後の結末が何とも『えーっ!』って感じでこれもまたある意味驚愕だった(^^;)
暗殺者を父に持つ息子は良くも悪くも立派に育った感じがしてしまい、マイキーは良いかもしれませんが、ヴィッキーは胸中複雑だと思いますねー。あの後家庭内トラブル頻繁に起こっていると思われ( ̄▽ ̄;)(汗


良作ではないですけど駄作でもなく普通に面白かった作品で、それほど損な気持ちにはならなかったです。
メイキングであーだこーだ討論してたシマウマの無意味さや(本当に意味無いw)、窪塚洋介に激似な役者さんがいたりと、個人的に楽しめる要素もあったのでそれほど飽きなかった内容でございました。

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プレステージ

【監督】クリストファー・ノーラン
【出演】ヒュー・ジャックマン/クリスチャン・ベール/スカーレット・ヨハンソン/マイケル・ケイン/デヴィッド・ボウイ
【公開日】2007/6.9
【製作】アメリカ

【ストーリー】
19世紀ロンドン。互いの技術を駆使し、名声を賭け張り合う2人のマジシャン、アンジャーとボーデン。
ライバルとしてしのぎを削りあう2人であったが、ある舞台でのマジックの最中、アンジャーが水槽からの脱出に失敗しボーデンの目の前で溺死する。翌日ボーデンは殺人の罪で逮捕され、冤罪を主張するが聞き入れられない彼は死刑を宣告される。
しかしボーデンはそこに恐るべきトリックの存在を感じる。これはアンジャーが仕掛けた史上最大のイリュージョンではないかと・・・


【コメント】
マジシャンは人を欺いてこそですけど、自分の人生さえも欺いているマジシャンって世界中にどれくらいいるのでしょう?自分が今までテレビなどで観てきたマジシャンの誰かも本当の自分を隠し、偽りの姿を演じているのかな?と思うと、マジックと言うのは奥が深い一方で、覚悟や犠牲も時には必要になってくるのかもしれないと感じますね・・

アンジャーがマジックショーの最中に溺死する衝撃のシーンから始まり、そこから時間を遡りながらライバルであるボーデンとの確執と2人のイリュージョンバトルを描いていってる本作。映画そのものがトリックらしかったので、内容もマジックの方も最初から結構勘ぐりながら観ておりましたw
要所要所のシーンや登場人物の何気ないセリフに重要な伏線となる部分が盛り込まれているので、注意して観ると簡単に見破れるものもあるんですが、中には全く意表を突かれるものもあるので、かなり目まぐるしい展開でも次がとても楽しみになってくるんですよねぇ。アカデミー賞の撮影賞にノミネートされただけはあり、映像の見せ方などはさすがに上手いと思いました♪

そして19世紀末最大のマジック(と映画の中で言われてる)『瞬間移動』のトリックを巡る後半で、実在の人物でもあるニコラ・テスラの作った瞬間移動装置が物語の鍵となってくるのですが、これは驚いたと言うより『ありえねー』っていう言葉の方が真っ先に出てきましたね(^^;)(汗
ニコラ・テスラは実際数多くの発明品を生み出したらしいのですが、その殆どをFBIやら何やらに没収されてしまったとか?世に出せないようなかなりデンジャーな物も発明していたとなると、本作に出てくる瞬間移動装置の存在も妙に納得できるんですけど、その装置を使ったらああいう風になるってのは一体・・・・(--;)
冒頭でノーラン監督が『結末誰にも言わないで下さい』なんて、あの映画の冒頭をそのまま完コピしたような文章で念を押すから結末は言えませんけど、個人的にはあまり好きになれない結末でした。

あとストーリーにあまり絡んではいませんでしたけど、ニコラ・テスラとエジソンの確執も出来ればもう少し詳しく見せて欲しかったです。直流のエジソンと交流のテスラの反目は、アンジャー達同様本作とほぼ同じ時代に対立していたので、そちらの戦いも観たかったですね。
ちなみに自分が以前購入した『変人偏屈列伝』という本にも、このニコラ・テスラの事が詳しく載っちょります♪


頭で整理しながら130分全てのシーンに目を凝らして観ると、確かにアンジャーとボーデン、2人の仕掛けたイリュージョンに途中で気付きますけど、自分のように普段使わない頭を使って終わった後かなりの脱力感に見舞われ疲れてしまう人ももしかしたらいるかもしれない(汗
先を読むことよりも先ず最初は普通に観て、その後おさらいも兼ねてもう一度鑑賞するっていう観方の方が、この映画は楽しく観れるかもしれませんね。

『プレステージ』公式サイト

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300

【監督】ザック・スナイダー
【出演】ジェラルド・バトラー/レナ・ヘディ/デヴィッド・ウェンハム/ミヒャエル・ファスベンダー/ヴィンセント・リーガン/ドミニク・ウェスト/ロドリゴ・サントロ
【公開日】2007/6.9
【製作】アメリカ

【ストーリー】
紀元前480年。スパルタ王レオニダスのもとに、ペルシア帝国からの遣いがやって来た。国を滅ぼされたくなければ、ペルシアの王クセルクセスに服従しろと使者は言う。『服従か死か』と問われれば、スパルタの答えはひとつ・・・彼らに服従はありえない。レオニダスはペルシアの使者を葬り去り、その瞬間スパルタは100万の大軍を敵に回した。
戦いを決意した王のもとに集まったのは300人。しかし彼らには大軍を封じる秘策があった。史上最強の300人が、テルモピュライの地でペルシア軍を迎え撃つ・・・


【コメント】
自分が憧れる肉体美を持つ男達が300人もっ!!6つ割れの腹筋等は野郎視点で観てもとても美しい・・。スパルタの戦士を演じた俳優陣達は、定められた食事とトレーニングによってあの体を作ったといいますから、自分にもその訓練法を教えてもらいたいものですホントw
そんな屈強な肉体を武器にした、300人のスパルタ軍戦士達の戦いを描いた本作。100万の軍勢にも臆しない戦士達の姿にかなり心打ち震えました。

フランク・ミラーのグラフィック・ノベルが原作だそうですが、同じく彼の原作の映画化で、あの『シン・シティ』で使われていたモノクロ表現と似たような独特の映像が本作でもかなり際立っている。シン・シティが全編モノクロ風だったのに対し、300は何かセピア風な所が強調されていたように思えましたね。そのせいで全体的に暗めなビジュアルも多くあるんですけど、しかしそれが逆に紀元前の世界観に上手く馴染んでいる色調だとも感じました。

そしてその映像の美しさも然る事ながらですが、300人のスパルタ戦士と100万のペルシア軍との戦いもかなり圧巻で見所アリ♪
数で押してくるペルシア軍に対し、スパルタ戦士達は300人が一糸乱れぬ巧みな戦術で敵軍を確実に仕留めていき、1人1人が正に一騎当千の強さを見せ付けてくれる。特にジェラルド・バトラー演じるレオニダス王の勇猛果敢な単独特攻シーンはかなりカッコ良いものがあり、敵をバッタバッタと薙ぎ倒して行くその姿にはちょっとした爽快感のようなものも込み上げてくる。あれは『真・三国無双』っていうゲームをやったことある人なら、多分理解できるであろう感覚ではないでしょうか?(^▽^;)(笑
また敵であるペルシア軍の戦士達も多彩な顔ぶれが揃っており、ペルシア近衛隊は不気味なお面被った忍者みたいな風貌だったり、更には巨人に魔術師、そしてサイや象といった動物までも兵器に使ったりと、悪の側にも中々の魅力が詰まっておりました。


血しぶきもたくさん飛ぶし、腕とか足とか首がスポンスポンと斬り飛ばされるバイオレンスな描写もかなり目立つんですけど、それほど不快な気分にならないのが結構不思議(自分に免疫付いて来ただけかもしれませんが)。
本作で自分はどっちかと言うとストーリーは二の次で、迫力ある戦闘シーンに釘付けになった方なので、自分のように単純に楽しむだけでも見応えを感じる作品だと思います♪
そいえばフランク・ミラーは本作でもまたカメオ出演とかしているんでしょうかね?『シン・シティ』でも出没していましたから、今回もどこかでちゃっかり登場しているのかもしれない。
でも300人の中にはさすがに入っていないでしょうね(笑

『300 スリーハンドレッド』公式サイト

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GOAL!2

【監督】ジャウム・コレット=セラ
【出演】クノ・ベッカー/アレッサンドロ・ニヴォラ/スティーヴン・ディレイン/アンナ・フリエル/レオノア・バレラ/ルトガー・ハウアー
【公開日】2007/5.25
【製作】イギリス

【ストーリー】
子供の頃からの夢を叶えるため、ひとり海を渡り逆境に負けず奮闘する青年サンティ。
ニューカッスル・ユナイテッドでの実績を確かなものにし、恋人ロズとも婚約して充実した日々を送っていたサンティアゴの元に、レアル・マドリードへの移籍話が舞い込んでくる。世界最強と名高いクラブチームからの誘いに意を決したサンティアゴはスペインへと旅立つ。
果たしてレアル・マドリードで彼の実力は通用するのだろうか?ヨーロッパ最強のクラブチームを決定する『UEFAチャンピオンズ・リーグ』を舞台に、サンティアゴの新たなる挑戦が始まる・・・


【コメント】
続編は前作を超える事がなかなか出来ないと良く言いますけど、『GOAL!2』もその理(ことわり)から抜け出る事叶わなかったように思えます・・・

前作で父親の死やニューカッスル・ユナイテッドでの挑戦といった数々の試練を乗り越えてきたサンティアゴが、今度はスター選手ひしめくレアル・マドリードへと移籍し、再び新たなる試練に挑むのですが、今回のサンティに課せられたのは試練というよりも自分が撒いたトラブルのに四苦八苦するちょっと情けない姿ばかりが描かれていました(汗

婚約者ロズとのすれ違いに始まり、不調続きな試合。遠征にも遅刻してしまうし、更にはパパラッチとも一悶着起こしたりと、不運な事が立て続けに起こってしまう。
大体がサンティアゴの不注意やミスばかりなんですが、時にそれを他人のせいにするもんだからとても醜い。天狗となってしまった今回のサンティアゴは前作のようなサッカーを愛する若者とは全くかけ離れていて、個人的には好きになれませんでした。だからロズにも嫌われちゃうし、グエンにも『自分で何とかしろ』と突き放されてしまい、これまでにないくらい窮地に立たされるサンティ。プールで半泣き状態の彼を見ると同情したくもなっちゃいますけど、自分は『自業自得じゃない?』とちょっと冷ややかに観てしまいました(^^;)

それにベッカムやジダン、ロナウドといったレアル・マドリードのスーパースター達が、サンティとどういう風に絡むのかという所にも少し期待をしていたのですが、観てるとなんか微妙におかしいんですよね。
確かに絡んではいたのですが、どうしたことかセリフが全くありませんでした(汗)。ベッカムも、ロナウドも、ジダンも誰も喋らない。まだ前作のチョイ役の方が良かったんじゃないでしょうか?自分が思っていたものと違っていたので拍子抜けしちゃいました。

メインでもある試合のシーンも思ったほど迫力が無く、個人的にはこれも前作の方が良かったと思います。結構スローな映像を多用してるから観ててもイマイチ緊張感のようなものが伝わらず、あまり熱くなれませんでしたし、サンティアゴとガバン以外他の銀河系な人達は試合でも引き立て役のような存在にしか見えないんですよねぇ・・。
唯一ベッカムだけはフリーキックで目立ってた所がありましたけど、サッカーのスーパーヒーロー達を試合でもこんなパッとしない使い方にして良いのだろうかと首傾げものでもありました。


『GOAL!2』は『1』よりも豪華な面子で作られたのは良しとしても、結局はまたサンティアゴとガバンしか目立っておらず、レアル・マドリードの他のプレイヤーも、前作のニューカッスルのメンバーと同じ扱いだったように思いました。
完結編はサッカーの大舞台ワールドカップと言いますし、そして仲違いのままのロズともどうなってしまうのかと結構気になる展開を残しているだけに、せめて『3』では巻き返しを図ってもらいたい所。

あと出来れば銀河系の人達にもいくつかセリフを・・・(--;)

『GOAL!2』公式サイト

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