パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

【監督】ゴア・ヴァービンスキー
【出演】ジョニー・デップ/オーランド・ブルーム/キーラ・ナイトレイ/ジェフリー・ラッシュ/ビル・ナイ/チョウ・ユンファ/ナオミ・ハリス/他
【公開日】2007/5.25
【製作】アメリカ

【ストーリー】
七つの海を駆け巡った海賊の時代が終わろうとしていた・・
世界制覇を目論む東インド貿易会社のベケット卿は、“深海の悪霊”デイヴィ・ジョーンズを操り、海賊達を次々と葬っていった。彼らが生き残る道はただ1つ。9人の“伝説の海賊”を召集し、世界中の海賊達を蜂起させ決戦を挑む事。だが鍵を握る9人目の人物こそ、溺死した船乗りが沈む“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”に囚われているキャプテン・ジャック・スパロウ、その人だった・・・

【コメント】
1作目はジャック。2作目はウィル。そして締めを飾る本作でもやっぱりジャック!・・・・と思ったら裏をかいて何とギブスでした∑( ̄▽ ̄;)
シリーズ通して一番楽しみにしているビンタシーン。今回が3作品中一番笑えましたっ♪ビンタが見れれば個人的にはすでに感無量♪・・・でもギブスさんも3作品中で一番ジャックにこき使われていたように思え、ちょっとかわいそうでした(汗

クラーケンに飲み込まれ生死不明となったジャック。そして死んだはずのバルボッサまでも登場し、たくさんの謎と期待を残しながら終わった前作『デッドマンズ・チェスト』
そして本作『ワールド・エンド』でその数々の謎が明らかとなり、更にサオ・フェンといった新しい海賊も登場し、ストーリーも前作以上に濃い内容になっている。多少ドタバタで息つく暇も無いっていう展開もありますけど、3時間近い上映に耐えるにはそのドタバタが『飽き』防止にもなり逆に救いでもある気がします。

相変わらずCGを盛り込んだ派手なアクションと、思わずププッと吹いてしまうお笑い要素を上手く織り交ぜていますが、今回はアクションの方に見応えを感じました。冒頭のサオ・フェンのアジトから激しい戦いが行われますし、終盤のブラックパール号とフライング・ダッチマン号での戦いも渦に飲み込まれ大砲ドッカンドッカン吹き荒れる中、デイヴィ・ジョーンズとキモ部下達vs海賊達の取っ組み合いも迫力があります。
お笑いに関しては前作の方が上のような気がしますけど、唯一面白かったのはジャックがバルボッサの望遠鏡に対抗して、横で色々とお馬鹿な行動をしている姿は結構笑えましたねw何とも大人気なくてバルボッサと一緒に失笑してしまいました。

ただジャックをデイヴィ・ジョーンズ・ロッカーから救出した後に、仲間内や敵味方の間で騙し合いや裏切り、駆け引きなどが目まぐるしく繰り広げられ、一体誰が誰と組んで誰が誰の味方になっているかというのを映像を観ながら頭の中で整理するのが少し大変でしたね。
それとクラーケンの存在も大きな不満だった。『何時の間に死んでるの?』と思ったのは十中八九自分だけじゃないとも思うので、砂浜で朽ち果てた姿を見てかなり呆気に取られちゃいました。前作での暴れっぷりを本作でも披露してくれると楽しみにしていただけに凄く残念。
同じく5月に公開された超大作『スパイダーマン3』でも、ハリーの執事が真実を隠していて『そんな事なんで黙ってたの?』っていう心のツッコミを入れちゃいましたけど、クラーケンの突然の死もそれに似たり寄ったりな気がする(--;)
超大作って変な所で抜けてますねw


そんな少々大雑把な所も見受けられた完結編『ワールド・エンド』でありましたが、それでも前2作同様面白い事に変わりは無かった♪
正直最後にウィルがああいう結末になるとは思いもしなかったから、一瞬バッドエンドも想像してしまいましたが、すぐさま生まれ変わった姿で登場し、最終的にジャックを出し抜いてオイシイ所全部持って行ったような感じがします(笑
エリザベスと結婚もして欲しかったですけど、お馴染みエンドロール後のオチのシーンを観たら、離れててもお互いの愛は変わっていないようで安心できました。

そして我らがキャプテン・ジャック・スパロウはあれから何処に向かうのか・・?最後に海図に記されていた『生命の水(アクア・ウィタエ)』というのも気になったのですが、次への伏線だったらもう勘弁。これで潔く終わってください

『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』公式サイト

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主人公は僕だった

【監督】マーク・フォースター
【出演】ウィル・フェレル/エマ・トンプソン/ダスティン・ホフマン/クイーン・ラティファ/マギー・ギレンホール
【公開日】2007/5.19
【製作】アメリカ

【ストーリー】
国税庁の会計検査官として退屈な毎日を送っていたハロルドに、ある日突然『女性の声』が聞こえてくるようになった。ハロルドの行動を同時進行で描写するその声は、彼の人生のストーリーを綴っていたのだった。そしてその声はハロルドはもうすぐ死ぬと語ったのだ。
大学の文学教授ジュールズ・ヒルバートに相談し、何とか結末を変えようとするハロルド。人生の期限を突き付けられた事で、恋をしたり、子供の頃の夢だったギターを弾いたりと、彼の生活はどんどん色付いていく中、遂にハロルドは声の主を発見する・・・


【コメント】
自分の行動が女流作家の執筆中の小説と同じように進んでいるという奇想天外なストーリーは、まるで観ている側も小説を読んでいるような雰囲気です。主人公のハロルドにとっては災難ですけど、第三者から見るとその行動はとても面白おかしく見えてしまう♪(歯磨きに話しかけたりとかw)
日本でもタモさん司会の『世にも奇妙な物語』とかでやって欲しかった内容ですね(笑

でも人間自分の死期を悟ると人生見つめ直すなんて事をどっかで聞いた事あるよーなそーでもないような気もするんですが、ハロルドも予告された死をきっかけにし、自身の平凡な人生からこれまでとは全く違う人生へと踏み出して行き、次第にまだ死にたくない、生きたいと願うようになる。
ダスティン・ホフマン演じるヒルバート教授の助言の下、何とか悲劇を喜劇に変えようと憧れてたギターを習い始めたり、好きな女性にプロポーズしたりと、悪戦苦闘しながらも新たな人生を謳歌していくハロルドの姿はとても微笑ましい。個人的にはハロルドとアナのラブラブな場面を後半でも少し観たかったですけど、『天の声』ことカレンとの対面によって事態が急転していくその後の展開もまた見応えアリ。生かすのか殺すのか?現実に生きている人物だと知り、二者択一を迫られるカレンの選択も結構ドキドキモノで観てしまいました。

主人公ハロルドを演じたウィル・フェレルの作品は殆ど観ていませんけど(ぇ)、パロディ俳優っていう印象が強い事だけは知っている。本作でも思わず吹いてしまうような笑いを披露してくれるだろうと自分も期待をしていた内の1人でしたが、終始控え目な演技をしていてなんか意外(;´▽`)
国のお役人さんで生活スタイルも12年間変わる事の無かった生真面目な役柄ゆえ、真骨頂が出せなかったのかもかもしれませんけど、昨年の『プロデューサーズ』で見せたすんごいハイテンションな役柄と比べるとかなりギャップがあって、それはそれで面白いかもしれませんね~w


でもこの映画、エマ・トンプソンのナレーションも重要な部分なので、字幕派じゃなく吹き替え派の人にとってはちょっと不便かも?
吹き替え版も上映してる所ならいいですけど、自分の地元では字幕版のみでしたし、それ以前に地元でたったの2館でしか上映されていないっていうのは如何なもんか?
個人的には中々良かったと思うんですけどね~?他人の行動や生き死にを1人の作家が操ってるなんてまるで『デスノート』のような感じじゃないですかっw
『いいほうに考えよう』ってコカコーラのCMも言ってましたよ(^▽^;)

『主人公は僕だった』公式サイト

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ストリングス

【監督】庵野秀明(ジャパン・バージョン)
【出演】草剛/中谷美紀/劇団ひとり/優香/小林克也/香取慎吾/伊武雅刀/戸田恵子/市村正親
【公開日】2007/5.12
【製作】デンマーク

【ストーリー】
すべての人間の手足や頭から糸が伸び、天へと伸びているマリオネットの世界。ある日、ヘバロン王国の国王カーロが自らの頭の糸を切って自害し、息子のハル王子に王位を譲ろうとするが、腹黒い王弟ニゾが兄の遺書を握りつぶし、その死を敵対する一族ゼリスの仕業に見せかける。真相を知らぬままハルは父カーロの仇を討つため、家臣のエリトと共に旅に出る・・・


【コメント】
人形劇を見るのも久々な感じがしますが、映画として観るのは初めてな気がします。なんか自分が思っていた以上にその人形の動きが滑らかでリアルだったのもあり、魅入ってしまう部分もありました。

こういう人形劇に留まらず、謀略に満ち、国の王座を巡るストーリー展開は、映画やゲーム等様々な分野で何度か見た事もあるので特別真新しいものは感じなかったんですけど、天高く吊るされた糸によって体を支えられ、糸が切れてしまうと生命も同様に切れてしまうというマリオネットの世界観は斬新であり独創的です。
怪我をして使い物にならなくなってしまった腕を捨て、代わりに奴隷の手を代用として使うという風に、マリオネットの世界だからこそ筋が通るそんな設定も気に入ってしまいました。
なかでも牢屋でアイケの赤ん坊が誕生するシーンが特に良かった♪母親の糸を伝って白い糸が舞い降り、その糸が赤ん坊に繋がれる事で新たな命が生まれるシーンは何とも神秘的な雰囲気を漂わせていましたね。

また映画の中では人形しか出て来ませんけど、この作品を観る上でやはり忘れてはならないのが、影の功労者でもある多数の人形師達の存在が外せない。
冒頭の一番始めにだけその人形師達の活動風景みたいなシーンが写るんですけど、熟練の技と経験によって巧みに操る彼らの人形繰りは、素人目で観ても素晴らしいものがあります。人形1体で数人掛かりと聞きますから、終盤の森での戦いは一体何人の人形師達が操っていた事か・・?下で人形も戦ってる間、上ではそれを操ってる人形師達も静かに戦っていたんでしょうね~。


デンマーク産の人形の顔は日本人の好みに合うか分からず、そこですでに好き嫌いが分かれそうな気もしますけど、人形を操って作る映画というのはストップモーションアニメと同じくらい手間が掛かるもんなんだなと観て感じ取る事が出来た。本作『ストリングス』はそういった製作側の努力も評価に値する作品だと思いますね。
ただ個人的に我侭な要望も言わせてもらうと、出来れば人形には口パクの表現も加えてもらいたかったのもありますね。声優陣が喜怒哀楽を声で表しても、口とか動いてないから微妙に違和感ありました。声は結構合ってる人多いと感じましたが、香取慎吾は声色も変えて一番上手かったんじゃないでしょうかね?悪役と言う所も珍しかったです。

『ストリングス ~愛と絆の旅路~』公式サイト

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だからワタシを座らせて

【監督】市川徹
【出演】田村英里子/六平直政/朝倉えりか/松田優/吉井怜/網本圭吾
【公開日】2006/10.7
【製作】日本

【ストーリー】
一流企業に勤めるOL・気位貴子は、30歳過ぎの“お局様”。最近は通勤時間が苦痛になり、何とか満員電車で座る方法を考え始める。そんな時、同じ会社に勤める逸見大輔と出会い、2人で『座る技術』を必死に模索する内、かすかな恋心を抱くようになっていく・・。
一方、同じ会社に勤める原田太は、53歳のサラリーマン。三十年近く通勤地獄に耐えてきたが、定年間近にして熟年離婚の危機に陥っていた。そんな中やはり同じ会社に勤める白鳥涼子と出会う。涼子に素質を見込んだ原田は、自分が培ってきた『座る技術』を伝授しようとする・・。


【コメント】
自分も車を持つ以前はどこかに出掛けるにしても電車を必要としていましたが、今じゃ全くと言っていいほど使わなくなりましたね~。でも都心の京王線のように大混雑する電車で通勤する人にとって、席に座ると言うのはかなりサバイバルなものでもあるんでしょうねw

この映画も原作を基にした作品らしく、通勤電車を使う様々な登場人物の視点で、電車の席をいかに効率良く無駄なく座れるかと言う説明を交えながらストーリーが進んで行きます。

電車に乗る時の効率的な並び方や、電車を降りる人の初期動作(読んでる本にしおりを挟んだり、組んでる足を解いたり)など、確かに劇中に出てくる『座る技術』は分かりやすく通勤電車をしてる人には勉強にもなりますし、電車を使わない自分のような者にも『ほほぉ~』と納得出来るものがあります。
でもこの映画で見応えあるのって『それだけ』のような気もしますし、登場人物それぞれのストーリーや事情は妙に薄っぺらく感じてしまう。

三十路のお局様に持病に苦しむサラリーマン。遅刻常習犯の女性とその女性に自分の培った『座る技術』を伝授させる定年間近のSM(シニアマネージャー)と、登場人物も多いけど終始パッとしない展開だから、ちょっとウザくなる。
それに登場人物みんな同じ会社に勤めているっていうのも結構違和感があり、もっと時間・場所・立場の違う人々をそれぞれに描いて欲しかったものです。


原作は読んでませんが、映画はちょっと脚色し過ぎなのかもしれませんね。通勤電車でのお互いの悩みを通して恋が芽生えていくっていう展開はいらない気がします。
どうせなら電車の席を巡って壮絶なサバイバル戦へと発展していくっていうぶっ飛んだコメディ路線にした方が良かったかもしれない。席を奪い合うライバルっぽいヤツと必殺技みたいなものを出して、刹那の攻防を繰り広げるって感じだと面白く観れたかも?(^▽^;)
あと、原作本もさりげなく出す辺りがかなりいやらしいです。

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バベル

【監督】アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
【出演】ブラッド・ピット/ケイト・ブランシェット/ガエル・ガルシア・ベルナル/アドリアナ・バラッザ/役所広司/菊地凛子/二階堂智
【公開日】2007/4.28
【製作】メキシコ

【ストーリー】
アメリカ人夫婦・リチャードとスーザンは幼い息子と娘をメキシコ人の乳母に託し、モロッコを旅していた。だが山道を行くバスの中、どこからか放たれた1発の銃弾がスーザンの肩を打ち抜く。大量に出血し、みるみる衰弱していくスーザン。リチャードは大使館に連絡し救助を求めるが、テロの疑いを持ったアメリカ政府は行動を起こそうとせず、リチャードは焦りと苛立ちを募らせていた・・
一方、その銃を発砲したのはモロッコの山中に住む幼い兄弟だった。地元の警察に追われ逃げ惑う兄弟と父親。そしてまた一方で、その銃の書類上の所有者である日本の会社員・ヤスジローにも捜査の手が伸びていた・・・


【コメント】
そいえば東京に居る自分の親戚のおじさんは外国に何度か旅行に行ってるらしいのですが、以前観光旅行の写真見せられた時に『英語とか出来るの?』って質問したら、『そんなもん(英語)出来なくてもジェスチャーとかでなんとかなるもんだって。ホテルや道訪ねる時とか俺は英語使んねーぞ』とか破天荒な事言ってましたけど、言葉のやり取り無しでどうやって旅行しているんだろうと毎回疑問に思ってしまう(--;)
やっぱり言葉が通じないっていうのは辛いものがありますよ。この映画観ると。

一発の銃弾から起こった連鎖的な悲劇がモロッコ・メキシコ・日本と舞台を変え、国も言語も違う人々の数奇な結び付きを描いた展開は確かに昨年観た『クラッシュ』と似通っている所がありますが、自分の意思を伝える事の出来ないもどかしさやコミュニケーション不全と言った、自分の身近にも有り得るような出来事を描いた本作の方が共感は大きかった気がする。時間軸を並行させながらのストーリー展開もそれほど複雑な方では無かったですね。

モロッコで銃撃された妻を救うべく辺境の地で助けを求めるも政治的な問題や言葉の隔たりで苦悩するリチャード。息子の結婚式のため、そのリチャードの子供達を連れ国境を越えてメキシコに帰郷する乳母のアメリア。触れ合いを求め、自分の思いを言葉で表す事が出来ない聾唖の少女チエコ。
この3つの国で起こるエピソードは単に言語の違いだけでなく、心のすれ違いによっても思いが伝わらず分かり合う事が出来ない哀しみに満ちていましたが、反面絶望的な状況に陥った後に訪れる愛や絆の再生等には切なくも感動が込み上げてきました。
また、モロッコでの銃撃でアメリカ政府がテロリストの犯行と決め付け事態を大袈裟なものにしてしまう所に、9.11以降のアメリカのテロに対する過敏な反応も見受けられた気がします。リチャードとその場に居た観光客の態度もかなり傲慢で、アメリカ人の描かれ方が妙に嫌悪風だったのも印象に残りました。

キャストで注目したのはやはり助演女優賞にノミネートされた菊池凛子で、話題になっていただけはあり自分も期待が大きかったです。聾唖の少女が抱える孤独や苦悩を上手く演じていると思いますし、裸一貫の体当たりもなかなかのもの。役柄ゆえセリフは無かったですけど、ハリウッドの次回作もすでに決まっていると言うらしいので、次の出演作にもこれまた期待が高まってしまいます。
その他にも乳母のアメリアを演じたアドリアナ・バラッザと言う人も、菊池凛子と同じく助演女優賞にノミネートされただけはあって、負けず劣らずな迫真の演技で個人的には良かったです。自身の切なる思いが警備員に伝わらず涙を流す最後のシーンは、愚かな行いをした事への自責の念も重なっているようにも見えてしまいました。


でも日本のディスコシーンで、光の点滅が何回も出て来て気分を害してしまうという問題の場面もあり、二度観るのは正直勘弁って感じがしますね(^^;)。チエコが刑事に渡したあの紙の内容もなんだったんだろうと謎な部分も残った。分かる人には分かるんでしょうか・・?

『バベル』公式サイト

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スパイダーマン3

【監督】サム・ライミ
【出演】トビー・マグワイア/キルスティン・ダンスト/ジェームズ・フランコ/トーマス・ヘイデン・チャーチ/トファー・グレイス/ブライス・ダラス・ハワード
【公開日】2007/5.1
【製作】アメリカ

【ストーリー】
ニューヨーク市民から賛辞を浴び続けるスパイダーマンことピーター・パーカー。ある日突然謎の黒い液状生命体がピーターに取り憑き、その全身を黒く染め上げていった。黒いスパイダーマンとなったピーターは、その黒いスーツがもたらすパワーに酔いしれていたが、それと同時に今まで感じる事の無かった怒りを制御する事が出来ずにいた・・
そんな時、かつて慕っていた叔父を殺害した真犯人、フリント・マルコが刑務所から脱獄する。情報を知らされ激しい怒りに燃えるピーターはメイおばさんの制止の言葉も聞かず、マルコの行方を追った・・・


【コメント】
映画史上最高の製作費も頷ける豪華さと圧倒的な映像に今回も酔いしれてしまいました。オープニングの凝った演出だけですでに億単位のお金が動いてそう(^▽^;)お馴染みのクモの糸がどんどん黒い液状生命体に取り込まれて行ってしまう所にその後の展開を予感させ、期待が高まってしまいます♪

『4』の製作が実しやかに囁かれ始めているらしいのですが、今回でストーリーに一応の区切りを付ける事となった『スパイダーマン3』。クライマックスとなる本作の敵は自分自身(と+3人)であり、ピーターにとっても最大の苦悩と試練を迎える事になります。

突如飛来した隕石から出現した液状生命体がピーターに取り憑いて全身漆黒のブラックスパイダーマンとなってしまい、体はおろか心までも黒く染め上げていってしまうのですが、何でもこのブラックスパイダーマン、『1』でピーターがスパイダーマンのコスチュームを考えているデッサンの中に密かに登場していると言う情報を聞いたので、鑑賞後DVDで確認したら確かにいたw
スパイダーマンのシンボルを考えてる最中に本当に一瞬だけ黒いスパイダーマンが出て来るんですけど、ちょっと違うのは目の色とシンボルのクモのマークが真っ赤になっていましたね。これには全然気付きませんでした。ピンと来た人はかなりの通ですね♪

ブラックスパイダーマンの他にも父の復讐に燃えるニュー・ゴブリンこと親友ハリーに、ベン叔父さんを殺した真犯人であるサンドマン。そしてスパイダーマンの能力をコピーした最大の敵ヴェノムといった強敵達が本作で一挙に出てくる大盤振る舞い。
中でもヴェノムは予告編などでもあまり姿が見られず、なんかシークレットのような存在だっただけに、その凶暴な姿があらわになった時は悪役でも凄いカッコイイとさえ思ってしまいました♪
でも今回は敵が3人も登場して、139分と比較的長い上映時間とはいえやはり詰め込み過ぎで、誰か1人はあっけない役とかに成り下がるんじゃないかと思ったら全然違ってた。
ピーター=スパイダーマンを軸にしながら3人の敵との個別のエピソードも進んで行き、それらが最後には1つへと集約され迫力のラストバトルへと突っ走っていく展開にはかなり興奮してしまうっ♪
それに『俺、参上!!』みたいに出て来たハリーもイイですね♪キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!って感じで鼻息ちょっと荒くなったかも?(笑

だけど全てが素晴らしいわけではなく個人的に幾つか不満な所もあり、1つはスパイダーマンのハイスピードな空中戦のバトルがハイスピード過ぎて時々何やってるのかイマイチ理解できない部分があったんですよね~。特に序盤のニュー・ゴブリンとの戦いは夜だって事もあり、少々観難かった印象がありました。迫力はあるんですけどね(--;)
あとハリーの執事が真実を話すのが突飛過ぎる気がします。あんな大事な事なんで黙ってたん?少なくとももう少し早く話していれば、ハリーの顔半分は溶けたバターのような顔にはならなかったと思います。


詰め込み過ぎな印象は確かに見受けられなくもありませんが、最終的に纏まりは良かった方だと感じています。叔父の死の真相も知り、悲しい結末ながらハリーとの確執にも決着が付き、取り敢えずメイン的な問題は後腐れなくフィナーレを迎えたとも思う。
個人的にスパイダーマンシリーズはこれで完結しても別に問題は無いと思いますが、噂の『4』を実現させるなら今度は『バットマン』のように別なキャスティングでのスパイダーマンというのも観たい気がします♪

『スパイダーマン3』公式サイト


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