カブトムシライダー?●トロ●ガーかっ!?


来年1月に放映される新しい仮面ライダーが、シルエットのみですが初お目見えです。

仮面ライダーファイズ(555)のような機械的なフォルムが見え隠れしているのですが、やっぱり気になるのはカブトムシみたいなその頭部


聞く所によると、仮面ライダーの名前は『甲斗』と言うらしく、と言うことはその外見然る事ながら次のライダーは『仮面ライダー甲斗(カブト)』って読むんでしょうかね?

カッコワル・・・・(==;)


でも龍騎の時も『何だこのマッチョ(?)なライダーはっ!!』って言ってたし、ファイズの時も『今度は1つ目ライダーかっっ!!』って言ってたし、ブレイドの時も『トランプライダー!!』って馬鹿にしてたし、響鬼の時は『おっさんライダーか~・・・』と最初はさんざんバッシングするんですけど、やっぱりだんだん面白くなってくるので、今回も期待半分不安半分で放映されるのを待ってみたり♪


取り敢えず伝家の宝刀(ライダーキック)は復活して欲しい所ですね(^▽^;)
イントゥ・ザ・サン

【監督】ミンク
【出演】スティーブン・セガール/マシュー・デイヴィス/大沢たかお/寺尾聰/伊武雅刀/豊原功補/栗山千明/他
【公開日】2005/11.26
【製作】アメリカ

【ストーリー】
あらゆる人種が入り乱れる国際都市、東京。不法入国の外国人一掃を掲げる東京都知事の候補が何者かによって突然射殺された。事件に大きな関心を寄せるFBIはCIAに協力を要請し、日本語が堪能でヤクザ社会にも通じたエージェント、トラビス・ハンターを送る。FBIの若き捜査官ショーンを相棒に、さっそく捜査に乗り出すがトラビスだったが・・


【コメント】
この映画って、もしかしてあの似通ったタイトルを持つ『イントゥザブルー』と間違える人が1人くらいはいるんじゃないでしょうかね?(^~^;)
『サン』と『ブルー』が上映されているシネコンプレックで観る際は、場内のアナウンスをちゃんと聞かないといけないかもしれませんね(笑


セガールが出演してる映画は沈黙シリーズも含め少しは観て来ましたが、日本が舞台の映画を観るのはもしかしたら初めてかも?
これまでの彼の出演する映画での役所と言ったら、あまり多くを語らない無骨風な感じで、達人級の合気道を駆使し、悪漢どもばったんばったんなぎ倒すイメージがもう一種の固定観念のように定着してしまっています。
しかし本作でもそのスタンスを崩さないでくれたのは良かったですし、ファンにとっても嬉しい事かもしれませんね~。
でも近年のセガールの合気道は妙にドアップシーンが多くてげんなりしてたんですが、『イントゥ・ザ・サン』ではヤクザとの路上での戦いや、狭い室内での大立ち回り等をお得意のスピーディな合気で魅せてくれる♪
セガール演じるトラビスが敵の攻撃を捌きまくり、骨をポッキリと折り、『ワタシヒトキリマスヨ』と流暢な大阪弁で刀を振り回し、そして箸でも戦ったりと、セガール節がとことん凝縮されているある意味非常に贅沢な映画かもしれません♪

アップも極力控えめだったのも反省点を改善してるような感じを受け嬉しかったですし、更にとある場面では藤谷文子(ガ●●ver)がチラリと出てたりとセガール親子の間接的な競演も実現させています。・・・でも悲しいかな、剣太郎セガールが出演していませんでした(=∇=;|||)

そして日本の東京が舞台とも言う事で、敵対する悪役ももちろん日本人(ヤクザ)、プラス中国マフィア。
悪役で巨大な野心を持つ若手ヤクザの黒田を演じてる大沢たかおは、まだ『セカチュー』のイメージが強いので、本作ではそのイメージとはうって変わって非常にバイオレンスな黒田を演じています。
他にも伊武雅刀、寺尾聰、豊原功補など日本を代表するビッグな俳優が脇を固めてるのも凄い。
でも栗山千明に関しては・・・・・と言うかあの役所だけで、ここが良かったあそこが悪かったなんてとてもじゃないですが詳しくコメントできません(汗)予告編観て結構期待していたのに・・・(==;)


結果的にはストーリーはこれまでのセガール映画と同じような勧善懲悪系なので、あまり深く考えずにセガールが東京で暴れまわる姿を見せてくれただけでも、この映画は個人的に観る価値はありました。(ストーリーの善し悪し関係なく)
仁侠映画はあまり観てないですし、極道の世界やルール等も分からないので、ストーリー性を無視したアクション映画として今回の評価は◎を付けました。

『イントゥ・ザ・サン』公式サイト
昨日の『大停電の夜に』は、ちょうど仕事が終わった後、直で映画館に行ったので仕事着の服装での鑑賞も然る事ながら、当然夕食とか食べないで行ったんですよね。

週末に早起きして映画観る時も朝食取らないで行くもんですから、そのような時は殆ど映画観ながらご飯を食べると言う形をとることもある自分。
と言ってもコンビ二でおにぎりとか買うのではなく、自分の場合はもっぱらポップコーンでして、昨日も夕食はポップコーンRサイズと、かなり偏った食事です(^_^;)(汗

自分が良く行く映画館にはS(スモール)・R(レギュラー)・L(ラージ)サイズのポップコーンがあり、そしてこのポップコーンを入れる量も映画館内で決まっているのか、自分がいつも頼むRサイズはどの店員もポップコーンをすくう専用の器具みたいな物で2回すくうのを確認しております(`Д´)>゛(ビシッ(何

でも中にはイレギュラーみたいな店員さんもいるわけでありまして、昨日自分が頼んだ際に応対してくれたちょっとお年を召した女性店員さんが、正にそのイレギュラー店員。


なんとこの人3回すくうんですよね(^▽^;)

1回分多いので当然量も少し多い(本当に少しですけど)

前にも何度かこの店員さんが応対してくれた時に頼んだ事ありまして、その時なんか3回すくった後に何故か首を傾げると言うボディランゲージまで見せてくれました。(笑


『こんなんじゃお客様には出せないっ!!!』
みたいなその店員さんの心遣いを垣間見てしまった気がします(^▽^;)

正直、1人だけ3回すくうのもその人の気まぐれかな~?なんて思いましたけど、昨日を入れて4回(6回中)はさすがに多すぎなので、もうイレギュラー店員に確定してしまいました。


でも本人が意識しないにしてもこう言うサービス精神を持っている店員さんは嬉しいです♪

こう言った方が他の映画館にもいたらと願う今日この頃です。


※でもやっぱり1人だけ余計にすくって怒られないの?というのも気になるこの頃・・・・(^_^;)
大停電の夜に


【監督】源孝志
【出演】豊川悦司/田口トモロヲ/原田知世/吉川晃司/寺島しのぶ/井川遥/阿部力/本郷奏多/香椎由宇/田畑智子/淡島千景/宇津井健
【公開日】2005/11.19
【製作】日本

【ストーリー】
12月24日のクリスマスイヴ。その日は東京が一番輝く夜。しかしある時全ての明かりが一瞬にして消え、東京全域が大規模な停電に見舞われてしまう。
そんな大停電の夜にかつての恋人を待つバーのマスター。妻と恋人の間で揺れる会社員。大切なものを失った元ヤクザ。遠い上海の恋人を想う中国人研修生。秘密を抱える老婦人。
12人の男女が織り成すその様様な『想い』は、暗闇の中で明るく輝き始めようとしていた・・


【コメント】
流れ星の正体は、地球の上空にある1万個以上の人工衛星が殆どと言う本郷奏多君。それは自分も初耳です♪(^▽^;)
トリビアが1つ増えたのは嬉しいですけど、何だか子供の夢みたいなものをぶっ壊しかねない発言ですね・・(汗

2003年のニューヨークでも劇中の大停電のような事が実際に起こり、その大規模な停電にインスパイアされて作られたと言われる本作。そう言えば昔ニュースで見た事あったような気がします・・
そんな大停電が起きた東京を舞台に、12人の男女がそれぞれ独立したストーリーで動き出し、そして色々な場所で微妙に重なったりといった具合で物語が進んでいく。
リレー方式のような展開でストーリーが進んでいくのですが、これは自分は結構好きかも♪色々な場所で絡むと言ってもそれ程複雑でもないし、分かりやすい。ストーリーが進むにつれて次第に頭の中でそれぞれの人物の相関図が出来上がっていく感じにもなり、思ってたよりも楽しく観れた気がします。

真っ暗やみな都会で一際輝くキャンドルも綺麗で、バーの階段や窓際に並べられた大小色取り取りなキャンドルはとても幻想的で演出がお見事。そのバーで語らうトヨエツと田畑智子の語り合いも、メインストーリー(?)としては弱い気もしますが、面白おかしく語る場面もあったりと、数種類ある本作の物語の中では特に良かったと思います♪

でも話を盛り下げる程では無かったのですが、複数ある物語が色々な所で絡んでくるのは面白かったのですが、でもあまり絡み過ぎてる所もあって、偶発的な要素が薄くなってる感じも否めません。
大人の恋愛事情や人間模様が描かれているものの、12人それぞれが決して明るいとは言えない過去を背負っており、全体的に見ても内容がどことな~く『重い』雰囲気を与えてしまう。
クリスマスなんだから終始ハートフルなストーリーも1つくらいあってもいいかなと思いましたが、それじゃこの映画の趣旨に反するでしょうか・・


まあ、粗探ししてしまうと良作も駄作に早変わりなので、ともあれこの大停電の夜は色々突っ込まずに観た方がいいのかもしれません。
クリスマスが控えてるのもあって、カップル等がデートの際に観る映画としてなら最適かもしれませんね♪

でも自分みたいに1人で見るのもオッケ♪(・▽≦;)b(汗

『大停電の夜に』公式サイト
ハリー・ポッターと炎のゴブレット

【監督】マイク・ニューウェル
【出演】ダニエル・ラドクリフ/ルパート・グリント/エマ・ワトソン/ロビー・コルトレーン/レイフ・ファインズ/マイケル・ガンボン/ブレンダン・グリーゾン/他
【公開日】2005/11.26
【製作】アメリカ

【ストーリー】
4年目の新学期、ハリー・ポッターの初日はダンブルドア校長の重大発表から始まった。
世界の三大校が一堂に集まり、選りすぐりの精鋭達が互いに魔法の力を競い合う『三大魔法学校対抗試合』。それが100年の封印を破り、再開される事となった。その参加資格は17歳以上。
立候補した生徒の中から“炎のゴブレット”が各校の代表選手を1名、合計3名が選び出された。しかし、ゴブレットが引き続き4人目の名前を選び出す。それは17歳以下で資格も無く、立候補もしていなかったハリー・ポッターであった・・・


【コメント】
今回はやたらとハリー・ポッターの名前が連呼されてましたね~。とある場面で『ハリー!ハリー!ハリー!』って言ってるのを聞くと、やっぱり『何をそんなに急いでるんだ?』って思っちゃうわけでありまして・・(^▽^;)
でも始まりがダーズリー家からじゃないのがなんか珍しかったです。


正直上下巻構成の原作を、映画でどこまで忠実に再現してたかや、大事なシーンを端折ってた等々で色々評価が分かれると思うのですが、原作を未読な自分にとってはその場面などは分からないので、分からないなりに結構新鮮且つ無難に観る事が出来ました。と言ってもハリポタシリーズはいっつもこうですけど・・

CGの美麗さは相変わらずでこれはもう説明をする必要は無いのですが、今回は他校との魔法対抗試合、そしていつも世知辛く『あの人』と呼ばれてる非常に気になっちゃう人も登場したりと、新しいキャラクターが凄い出てきて脳内補完するのがかなり大変でした・・(汗
魔法対抗試合の3つの試練もドラゴンとの戦いや、不気味な迷路と言ったものが出て来たりと、ファンタジー色は今シリーズでかなり増しているように思えますが、いかんせんこの対抗試合、あんまり迫力ありませんでした・・何だかハリーだけの試練みたいな感じで、試練に挑戦する他の3人の活躍も何だか薄過ぎるように思えます。
更にこの試練に挑戦する3人を演じた方々。名前は分かりませんが、全員ハリポタの原作、及び今までのシリーズの映画を殆ど未見未読と言うから非常に困ったもんです(-_-;)

いいんでしょうかそんな人達を起用して・・・

個人的に面白かった所と言えば、今回はハリーの親友のロンとハーマイオニーとの友情にヒビが入ってしまう所ですね。今まで見なかった光景ですし、更にハリーの初恋みたいな場面もあったりと、シリーズ中一番青春を謳歌してる学生みたいな雰囲気を醸し出していてそこは良かったですね。

ただ難点もやはりあって、今回はシリーズ中最長の上映時間である(確か)約167分。(多分予告編とか入れてだと思いますが)3時間って言った方がいいですね。
ハリポタは1作目からも2時間30分とかなり長い上映時間を持った映画で、2作目は約160分、3作目で約140分と下降しましたが、今作ではまたググッと跳ね上がりました。
原作に近い内容にさせるため、どうしても長くする必要があったと思えなくも無いですが、ハリポタは子供にも人気がある映画なだけに、この3時間に近い上映時間ははっきり言ってお子様にはかなりキツイと思う・・

耐える事が出来るお子様もいると思うけど、そう言う子にダンブルドア校長から永遠の栄誉を与えてほしいと思っちゃいます(^▽^;)(笑

まあ何だか色々詰め込みすぎたような内容になってた気もしましたが、『終わり良ければ全て良し』♪
ハーマイオニーが最後に言った言葉がとても印象に残り、イイ〆方をしてくれたと思います♪

そう言えばエンドロールもやたら長かったですね今回は・・・(汗

『ハリーポッターと炎のゴブレット』公式サイト
画像はセガのPS2用ゲームソフト『どろろ』


手塚治虫原作の漫画『どろろ』が遂に実写映画化されるそうです

キャスティングは百鬼丸役に妻夫木聡

そしてどろろ役にはなんと柴咲コウ!!Σ( ̄□ ̄;)

この時点でキャスティング間違えてるんじゃないかと思いますが、更に時代背景も戦国時代から変更するとか・・


それってもう『どろろ』じゃないじゃん・・・・_| ̄|○
妻夫木百鬼丸は何とか我慢出来るかもしれないですけど、柴咲どろろはかなり先行き不安です・・・

あ・・と言うことは柴咲は妻夫木を『兄貴!』って言うんかっっ!?



((((( ̄□ ̄;)))))ゾゾゾ・・

と、鳥肌が立ってきた・・

しかし手塚作品はアニメとかゲームだったら凄い面白いのに、実写となるとかなり原作と様変わりしてコケるんですよね・・
自分は加山雄三版と本木雅弘版の実写版ブラックジャックを観た事あるのですが、どちらもかなり違和感がある。
顔に傷付けて、黒い服着てるだけでBJじゃないのよと言いたかった・・


どろろは文庫本で観て以来、未完の漫画ながら自分の中では手塚作品トップ3に入る作品なので、製作陣には是非半端に作らないで欲しいものです。(既に半端加減が出てる気がしますけど)
ダークウォーター

【監督】ウォルター・サレス
【出演】ジェニファー・コネリー/ジョン・C・ライリー/ティム・ロス/ピート・ポスルスウェイト/ダクレイ・スコット/アリエル・ゲイド
【公開日】2005/11.12
【製作】アメリカ

【ストーリー】
ニューヨーク―マンハッタンを望むルーズベルト島。離婚調停中のダリアは傷心を抱え、5歳の娘セシリアと共に、あるアパートに引っ越してきた。
新生活が始まったその日、ダリアは寝室の天井に染みを見つける。やがてその染みは滴を生み出して床に落ち始めた。染みは日を追って広がり、水滴は床を濡らし続けるが、この水滴こそ、その後母と娘に襲い掛かる想像を絶する恐怖の前兆でもあった・・・


【コメント】
日本版の『灰暗い水の底から』は、かなり前に1回ロードーショーか何かで見たきりだったのでちょっと記憶が曖昧です。黒木瞳のシングルマザーっぷりはちょっと印象に残ってますけども。
そう言えばこの映画のテレビCMに、黒木瞳がちょこっと友情出演してるんですよね♪・・・・・どうでもいい事ですけど(^_^;)


『モーター・サイクル・ダイアリーズ』の監督、ウォルター・サレスのハリウッドデビュー作第1弾との事ですが、『モーター~』を観たせいかこう言うジャンルの映画を作れる監督さんだとは思ってもみなく、ちょっと意外でしたね。

映画のタイトルにもあるように、今作は『水』が重要なテーマの1つにもなっており、物語の各所に出てくる雨のシーンや、水道から出てくる黒い水など至る所で登場します。人の命の糧とも言える『水』が、黒く淀んだ存在となり、劇中のダリアとセシーだけじゃなく観る側にも底知れない不気味さを印象付け、この辺は日本版の映画に忠実で似通った演出だとも思います。
更に古めかしく暗いイメージを持ったアパートも日本版の舞台のボロっちい団地に酷似している。
自分はアパートなどに住んだ事は無いのですが、少し離れた所に自分が小さい頃からある古い集合住宅地があり、昼こそ明るいから良いものの、夜になると近くの街灯の蛍光灯がパッ・・パパッと不規則に点滅していると言うおまけ付もあって、結構怖いんですよね・・(汗
住んでる人なんかは少なからずそう言う心境になった事はあるのではないかとも思ってしまう。
古めかしいアパートや団地ってそう言った日常的な不気味さが含まれているし、その点は日本版・ハリウッド版の両面にも見られている。

でもハリウッド版はホラー要素を前面に押し出した『灰暗い~』よりも、むしろ母と娘の愛が強く出ている人間ドラマと言う印象の方が強く、そこが日本版と異なっている所の1つだとも思います。
ラストも少し変わっており、悲劇的な結末で見たら日本版の方が強いと思う。やりきれない感じは同じなものの、ハリウッド版は結果的に娘の心が癒されるような感じで描かれている。
この映画のイメージソングにクリスタルケイの『涙があふれても』と言う曲が使われており、『何でこんな映画にこんなしっとり系の歌を?』と思いましたけど、妙に納得しました。しかもこの曲も合って、この映画は公開前から変に印象ついていたのも確か。


邦版のような単純明快な怖さが際立たない、むしろ不気味なヒューマンドラマと言った映画に仕上がっており、そう言う意味ではオリジナルは置いといて、結構変わった映画なのかもしれませんね。

『ダークウォーター』公式サイト
親切なクムジャさん

【監督】パク・チャヌク
【出演】イ・ヨンエ/チェ・ミンシク/クォン・イェヨン/キム・シフ/ナム・イル/キム・ビョンオク/オ・ダルス
【公開日】2005/11.12
【製作】韓国

【ストーリー】
実の娘を人質に取られ、無実の罪で服役したクムジャは、13年の刑期を終えて出所する。彼女は服役中誰に対しても優しく接し、微笑を絶やさなかった事から『親切なクムジャさん』と呼ばれていた。やがて彼女は、自分を陥れた男に復讐するため、先に出所した仲間の元を訪ねながら協力を得ていき、ついにその男を手中に収めた。
しかし男を問い詰める内に、更なる事実を知ったクムジャはある行動に出る・・


【コメント】
冒頭で出所したクムジャさんに豆腐を差し出した人物が、一瞬吉幾三に見えたんですけど・・・しかしよく見たらキム・ビョンオクでした(^▽^;)
前回は金髪ヘアーで座頭一のたけしverかと思いましたけど、今回吉さんに見えたのは自分だけかな・・・?

『復讐者に憐れみを』のソン・ガンホ、『オールドボーイ』のチェ・ミンシクと続き、トリを飾る今回の復讐者は女性。そしてその女性クムジャさんを演じるは『官廷女官 チャングムの誓い』などでおなじみの女優イ・ヨンエ。
・・・と言うか自分、チャングムはまるっきり見てないんですけどね(^▽^;)>゛イ・ヨンエの出演作も『JSA』しか観てませんし、その時もあまり印象につくような女優さんでも無かったので、今までノーマーク扱いだったんですが、この映画を観てかなり彼女に対する印象が変わりましたね。
水玉のワンピースやブラックコートを羽織り、時に慈愛、時に冷酷と、服装と合わせてコロコロ変わるその表情と演技力には素直に驚いてしまいました。
今度からこの人はしっかりマークしなければなりませんね・・・それこそ海南戦で牧伸一を4人でガッチリマークするように・・(例悪

前2作でも、その残忍且つ痛い復讐描写がかなり話題を呼んでいたのですが、今作を観る限りではそれ程残忍とも言えるようなシーンが随所に表れてはおらず、むしろ抑えられている感じがする。まさか女性が主人公だからと言う理由じゃ無いとは思うのですが、でもそのような不安要素はラストの復讐で一気に払拭されたような気がします。
かなりのインパクトを受けたし、あれこそ正に究極の親切でもあると思う。しかし、あれで本当に彼女の心が満たされたのかどうかは、観た人それぞれの見解にもよると思うのですが、前2作以上に考えさせられる内容でしたね。

でも1つだけ不満があると言えば、前半のストーリー展開でしょうか。何だかぶつ切りにしたようなストーリーを色々な所でくっつけ合わせたような展開で、ちょっと戸惑いを感じました。
出来れば冒頭の出所シーンから、クムジャさんが13年を回想するかのように、ぺク先生にはめられる→自首→監獄生活→服役中、色々な囚人と出会う→親切なクムジャさんと慕われる→出所すると言った進行具合でも良かったんですけど、それじゃ味気ないかな?σ(・_・;)

やっぱり今回も人を選びそうな映画となりましたが、前2作とは一味違い、主人公の魅力も存分に溢れている作品となっており、自分は観て良かった感じがします。


※それと公式サイトにも載ってましたが、この映画は過去の復讐シリーズに登場したキャストが色々な場面で出演(又はカメオ)してるので、ウォーリーを探せのように、ストーリーを追いながら彼らを探すのもまた面白いかもしれませんね。

チェ・ミンシク(オールド・ボーイで主人公オ・デス役)
今作ではクムジャをハめるぺク先生役

オ・ダルス(オールド・ボーイで監禁部屋の管理人役@歯を引っこ抜かれた人)
今作ではケーキ職人のチャンさん役

キム・ビョンオク(オールド・ボーイで金髪のボディーガード役)
今作では吉幾三似(しつこい)な伝道師役

イ・スンシン(オールド・ボーイでは催眠術師の役)
今作ではぺク先生と結婚する

ソン・ガンホ(復讐者に憐れみをで娘を失った父親ドンジン役)
今作ではぺク先生に雇われた(?)ゴロツキ役

シン・ハギュン(復讐者に憐れみをで、聴覚傷害者のリュウ役)
今作ではガンホと同じゴロツキ役

ユン・ジンソ(オールド・ボーイでユ・ジテのお姉さん役)
今作では獄中で『親切なクムジャさん』と喋る『だけ』の人(約2秒)

ユ・ジテ(オールド・ボーイでデスを監禁した若社長)
今作ではちょっと意外なところで出演する(突然だったのでちょっと驚いてしまった)


『親切なクムジャさん』公式サイト
カーテンコール

【監督】佐々部清
【出演】伊藤歩/藤井隆/鶴田真由/奥貫薫/井上堯之/藤村志保/夏八木勲
【公開日】2005/11.12
【製作】日本

【ストーリー】
出版社で見習い記者を務めながら正社員を目指していた香織は、ふとした事件をきっかけに九州のタウン誌に異動を命じられてしまう。
そこで香織を惹き付けたある1通の匿名のはがきがあった。その内容は昭和30~40年代の始めにかけて、幕間芸人として活躍していたある人物を探して欲しいというものだった。このはがきの内容を記事にするため、取材を始める香織。しかし、昭和の映画全盛の時代に幕間芸人という仕事に就いていた男とその家族の数奇な運命に心動かされ、ついに香織は親子探しの旅に出る・・


【コメント】
この映画は、自分が好きな脇役俳優でもある田山涼成氏と福本清三氏が出演している事でも個人的にかなり観る価値はありました。
そして自分の斜め向かいの席にその田山涼成クリソツのおっさんが観ていた事も微妙に印象に残ったわけで・・(^_^;)(本当に似てました)


昭和30年代と現代の下関を舞台に、1人の幕間芸人の数奇な運命、そして2組の父と娘の絆を描いたこころ温まる物語で、一に家族、二に映画を地で行く何とも佐々部監督らしい正統派な映画ですね。
『4日間の奇蹟』のようなファンタジー色を加えた作品よりも、やっぱり常に家族と人の繋がりを描いた作品の方が佐々部監督の真価が発揮されると思いますね。
プログラム・ピクチャーや、泥絵の具を使った看板、そして昭和歌謡のオンパレード。(全然分からん!!)
そして映画全盛期とも言えるような昭和30年代から40年代のはじめをモノトーン映像描写にしたりと、当時ごった返していた映画館で観た人は妙に懐かしくなるのではないでしょうかね?

自分は懐かしいと言う感情よりも『そんなものがあったのか!』と言うものが多く、そして幕間芸人と言う存在も初めて知っただけに、映画好きとしてはある意味勉強にもなりましたね。
そんな幕間芸人も不況の波などによりだんだんと隅に追いやられていく状況になっていき、日本も高度経済成長期へと向かっていくと同時に、庶民の最大の娯楽であった映画もテレビの普及などでどんどん衰退化していく結果となる。
又、作品の中では在日朝鮮人に対する差別なども盛り込まれたりと、昭和の懐かしさとは別に当時の社会問題の有り様も描かれていたりします。


この映画のもう1つの見せ場としては、監督の得意とする『家族』を描いた場面もある。
娘を捨てた父と、父を恨むと同時に心の底では会いたいと願う娘。
そして実家の父と疎遠状態となり、親子の関係が上手く行かない娘。昭和と現在の時代を行き来しながら描かれる愛憎劇のような人間ドラマは、結構見
応えはありました。
キャスト陣も主人公である女性記者を演じた伊藤歩と、夏八木勲のぎくしゃくした親子関係も良かったし、昭和時代の幕間芸人の安川を演じた藤井隆、そして現代の安川を演じた元ザ・スパイダース(これも知りません)の井上堯之の、共通して見られた清々しいまでの『笑顔』はとても印象に残ります。
でも出来れば堯之氏に『歌詞間違えてスッパイ(失敗)ダース』と言ってもらいたかったです(^▽^;)

まあ率直に言えば、自分はこの映画の時代に生まれた世代じゃないので、ぶっちゃけてしまいますと懐かしさというものはこれっぽっちも感じられず、結果的にストーリーのみで感動を得る形となってしまったようです。

でも当時の世代の方なら、色々な場面で心踊るシーンがあると思いますね。

『カーテンコール』公式サイト
イン・ハー・シューズ

【監督】カーティス・ハンソン
【出演】キャメロン・ディアス/トニ・コレット/シャーリー・マクレーン
【公開日】2005/11.12
【製作】アメリカ

【ストーリー】
マギーはゴージャスなルックスだけど、無職・無資格・無収入。姉のローズは成功した弁護士だけど、堅物で恋はいつも上手くいかない。小さい頃に母親を亡くした2人は、最良な友達でもありやっかいな存在でもあった。
ある日、決定的な事件を起こしたマギーは、姉と大喧嘩して部屋から追い出されてしまう。しかし、フロリダに祖母がいる事を知り、マギーはひとり祖母の元を訪ねる・・・


【コメント】
試写会に行った際に自分が観た映画館での男女の比率は、見間違うこと無き比率で男1:女9(^▽^;)
何だか試写会の抽選が作為的なものを思わせましたが、それだけ女性の応募が郡を抜いていたと言う事でしょう。一般公開でも多分同じ状況が生まれるんじゃないでしょうか?


仕事面では順調だが、器量に自信が持てず恋に奥手な姉のローズ。その逆でルックスは文句無し。男は寄って来るけど、職を持たず将来性が無い妹のマギー。
一見コインの表裏のような性格の2人で、事あるごとに言い争いが絶えないけど(原因は殆ど妹)、姉妹としての絆は非常に深いのが見て取れます。
この姉妹の役として姉のローズを演じていたトニ・コレットは、見事な堅物キャラになりきっており、個人的には○でした。
自分も一応妹がいるので、ローズの気苦労は何だか共感が持てる。冒頭で妹を車で迎えに行くシーンなんて、妹が学生の頃、自分は冬場しょっちゅうやらされていたので、面倒くさい気持ちが痛い程分かる(^_^;)当時は、『妹よりもガソリンが勿体無い』って事で結構1人で愚痴ってました(笑

そして妹のマギーを演じたキャメロン・ディアスに至っては、今回はま~手癖が悪い事悪い事。
姉の部屋をとにかく物色しまくり~の荒し放題。これもまた例えると自分の妹と似てるのですが、期末テストの時に勝手に自分の机から定規持っていくのは良いとしても、引出し半開きにさせるし、綺麗に並べてる漫画の本棚も横置きじゃなく山積みになってたりとこれまた自分の部屋を散らかされるローズの憤慨ぶりも痛い程分かる(^_^;)

前半はそんな自分の妹を彷彿とさせるマギーのはちゃめちゃっぷりが目立つ展開なんですが、それがちょっとした事件により姉妹の縁を切るも同然のような出来事が起こってしまう。
当ても無くなったマギーが最終的に行き着いたのが、顔も知らなかった祖母のエラが住んでいるフロリダなのですが、この映画はむしろここからが面白くなってくる。

妹は祖母の元で仕事をし、姉もまた堅物な仕事から新たな仕事にチャレンジしたり新しい恋に芽生えたりする。
お互いが離れた事で一種の人生の転機になり、新しい自分に変わっていく様子が描かれる。そんな2人を観てると何だか不思議と楽しい気分になってしまいます。
後半に祖母のエラが出て来る事により、2人が幼い頃に亡くなった母親の死の真相なども明らかになってくる。この真相についても姉妹の絆の深さ(特にローズがマギーを思いやる気持ち)が良く分かります。


でも全体的に観るとあまり突出したストーリーでも無く、ラストも途中から想像できるような展開になってしまって、新鮮な要素が見受けられないように思えました。
更に自分が観た時の男女の観客比率からも一通り把握出来るように、本作は女性視点の映画のようでもあり、その為女性客の好感を得ているのも納得は出来るのですが、その逆に何だか男性客を置き去りにしたような映画のようにも思えます。
実際ストーリーの中では、ローズの恋人と、ローズとマギーの父親以外の男性キャラは、引き立て役のような感じも否めませんでした・・

自分は似通った妹を持つという点で、少なくともローズには共感は持てましたが、男性客から観たらこの映画はもしかするとあくびが出てしまう事が懸念されそうです・・

『イン・ハー・シューズ』公式サイト
映画好きな人によっては『今年は映画100本観る!』と言った自己目標のようなものを持っている方もいるかと思います。
自分もそんな目標を持っているしがないイチ映画愛好者(自称)なわけでありまして、でも自分は100本なんて言う大それた本数観れる程暇と金にあまり余裕が無く、せいぜい目標としては82本といったところです(かなり半端(^▽^;)

去年観た映画の本数が合計41本だったので、今年はその倍の82本を観ると言うのが自分なりの目標なんですが・・・・
しかし、今年も残すところ2ヶ月を切り、この時点で自分が観た累計本数は、レンタルも合わせると計68本

後14本足りません(=∇=;|||)(滝汗

あああ・・・耳元で旺大人(ワン・ターレン)が『82本、無理と確認!!』と囁いている・・・・<( ̄□ ̄;)>

な、何とか頑張らねば・・・一応まだ観たい映画はズラズラズラリと待ち構えていることですし、コツコツコツコツ積み重ねていきます♪


【11月中旬~12月にかけて自分が観たい映画】
大停電の夜に男たちの大和同じ月を見ているカーテンコール
ザスーラブラックジャックあらしのよるにMr&Mrsスミス
チキンリトルハリーポッターと炎のゴブレットマザーテレサエリザベスタウン
キングコングイントゥザサンイン・ハー・シューズホールドアップダウン
親切なクムジャさんSAYURIダーク・ウォーター




【カーテンコール】
予告編観ただけでちょっと涙腺が脆くなってしまった映画。ちょっと気になっています。

【ブラックジャック ふたりの黒い医者】
メチャごっつファンなので、多分観に行きます。ドクター・キリコはやっぱり若本規夫か?

【キングコング】
かなり期待している映画。でも3時間なんですよね~・・・またケツを痛くさせる気かっっっ!!!

【親切なクムジャさん】
『復讐者に憐れみを』、『オールドボーイ』に続く復讐三部作最終章。出来の良し悪しはともかく、『3部作』と言うのは観たい衝動に駆られます(^▽^;)(笑

【SAYURI】
チャン・ツィー主演の話題作・・・・・と言うよりも役所広司と桃井かおりのハリウッドデヴュー作品と言う印象の方が強い。工藤夕貴も出演してるのもツボ♪
ALWAYS 3丁目の夕日

【監督】山崎貴
【出演】吉岡秀隆/堤真一/小雪/堀北真希/もたいまさこ/薬師丸ひろ子/三浦友和
【公開日】2005/11.5
【製作】日本

【ストーリー】
昭和33年、東京タワーが完成するこの年、東京下町の夕日町3丁目には、人情味あふれる住民達が賑やかに暮らしていた。ある日、鈴木則文と妻・トモエ、息子・一平が暮らす自動車修理工場・鈴木オートに集団就職で上京した六子がやってくる。ところが立派な会社を期待していた六子はどこかがっかりした様子だった・・
一方、しがない小説家の茶川竜之介は、飲み屋のおかみ・ヒロミから身寄りのない少年・淳之介の世話をすることになってしまった・・・


【コメント】
映画が始まる瞬間、煌くロゴマークでおなじみの東宝のマークが何故か『TOHO SCOPE』となっており、冒頭から昭和30年代の時代を彷彿とさせる演出が妙に上手かったです。

原作は30年以上も続いていると言う西岸良平と言う方が描いた同名漫画『3丁目の夕日』。30年とはこれまた凄い長い・・(・ロ・;)
下町を描いている漫画と言えば、自分はやっぱり『こち亀』を思い出すのですが、それよりも長いんですね。実際この映画を観るまで漫画が原作と言う事実を知りませんでした。(でもこち亀も来年連載30年)

『ジュブナイル』や『リターナー』等の本格VFX映画を手掛けた山崎監督だけに、映画の中で描かれているCGは、出演者やセットと合成しても浮いてる感じが見られず、違和感無く観る事が出来ます。
道路を走る都電。蒸気機関車や、けたたましい排気音を響かせるオート3輪。そして個性豊かな夕日町の住民達と、昭和30年代の東京下町の風景が見事に再現されている・・・と思う(疑問系なのは自分は下町生まれでも無ければ昭和30年生まれでもないので、当時の時代風景が曖昧だからです)

舞台となる夕日町の住民達の人情味溢れるストーリーも、お腹抱えて笑えるものや、切なくさせるもの、お涙頂戴にさせてしまうもの等ふんだんに用意されており、2時間20分と言う比較的長めな上映時間もあまり苦にはならず、飽きる事もなかったので結構楽しんで観る事が出来ました♪
個人的には『アクマ』こと宅間先生のストーリーが、切ないながらも印象深かったですし、鈴木オートに上京してきた『ロクちゃん』こと六子もかなり良かった♪地元青森県人として個人的に言わせてもらうと、六子の訛りは合格点です。
堀北真希は本当に東京出身か?と思ってしまいました(笑

更にこの映画の影の主役とも言える東京タワー。冒頭から建設途中の東京タワーが要所要所のシーンにチラホラと出て来て、徐々にその完成の色を観客にも意識させる。そして完成した後の最後の演出がこれまた絶妙なのです♪
サブタイトルを象徴するかのような眩しい夕日を取り入れている辺り、その夕日が沈んでしまうと成り立たないシーンなので、かなり難しい撮影だったんじゃないでしょうかね~。あれがCGだったら感動半減ですけど・・(^▽^;)

観終った後、素朴な疑問も少し残りはしたものの(淳之介はどうやって車から脱出したの?とか)、それ程激しく突っ込む事のものでもないので許容範囲内ですね♪良い映画です♪

でも子供受けするかなこの映画?

『ALWAYS 3丁目の夕日』公式サイト
ブラザーズ・グリム

【監督】テリー・ギリアム
【出演】マット・デイモン/ヒース・レジャー/モニカ・ベルッチ/レナ・へディ
【公開日】2005/11.3
【製作】アメリカ

【ストーリー】
19世紀のとあるドイツの村。そこでは呪われた森の中で、次々と少女達が姿を消すという事件が立て続けに起きていた。その事件の解明を依頼されたのがグリム兄弟だった。
今まで色々な魔物退治で賞金を稼いできた兄弟は、そこで想像を絶する数々の魔術的な事件に遭遇する・・・


【コメント】
テリー・ギリアム監督の実に7年ぶりの新作。

グリム童話の世界観を元に、ダークファンタジー的なアドベンチャー映画となっており、有名な『赤ずきん』や『白雪姫』、『ヘンゼルとグレーテル』等に出て来たキャラクターや有名なシーンがストーリーの随所に散りばめられています。
実際の童話と関連性はないものの、オリジナルの物語に上手く絡めていると言う点では、結構斬新な内容だったと思います♪
グリム童話を好きな方なら、新鮮な感じで観れるのではないでしょうか?

中世を思わせる幻想的な街並みの再現も然ることながら、劇中に出て来る不気味な森を作る為に、膨大な数の木を植えまくったと言う森のセットもかなり本格的ですし、そこにCGの美麗さも加わると見所がかなり増えてきます。
ジンジャー・ブレッド・マンと呼ばれる泥状のモンスターや、蠢く木、謎の狼と、異形なクリーチャー達も色々な場面で活躍するし、謎の狼に到っては、狼から人に変身するシーンを見て『か・・可変式?!それじゃ狼はMA形態か!!』と変な所でガンダムマニアの心をくすぐられた気がしました(^▽^;)(笑

ただ・・ファンタジー映画としてはイマイチ盛り上がりに欠けているのではとも思ってしまいます。
意外な結末と言う展開も無いですし、全体的に観ても緩い感じがどうしても出てしまっているような気がするのです。
自分がグリム童話と言うものにあまり関心がないのにも要因があるのかもしれませんが、観てる途中であくびが出てしまったんですよね。この頃6時間以上寝てるので寝不足ではないと思いますし・・

それにラストもイマイチ中途半端な感じを思わせ、個人的には素直にハッピーエンドと呼べず、宙ぶらりんな気持ちになってしまいました。
観終わった後も『あ~面白かった~♪』と言えるようなすっきり感が沸いて来なくて、結果、ファンタジー映画としては娯楽性が低い映画。と言うのが個人的見解です。

『指輪~』や『ハリポタ』と違い、少々残酷描写も交えているので万人向けかどうかは微妙な所ですね。

※ついでに言うと主人公のグリム兄弟を演じたマットとヒースの役所も、ギリアム監督の意向通り、ヒースがグリム兄、マットがグリム弟の方が良かったと思います。終始マットが兄と言うイメージがちょっと薄かった・・・(-_-;)

『ブラザーズ・グリム』公式サイト
蝋人形の館

【監督】ジャウム・コレット=セラ
【出演】エリシャ・カスバート/チャド・マイケル・マーレイ/ブライアン・バン・ホルト/パリス・ヒルトン/ジャレッド・パダレッキ
【公開日】2005/10.22
【製作】アメリカ

【ストーリー】
フットボールの試合を観戦しようとスタジアムを目指していたカーリー(エリシャ・カスバート)や親友のペイジ(パリス・ヒルトン)ら6人のグループが迷い込んだのは、何故かカーナビも認知しない不気味な町だった。
その静か過ぎる町は閑散として人影も無く、窓からカーテン越しに覗いている女性も決して声をかけようとはしなかった。やがて町の丘にある一際目を引く『蝋人形の館』が姿を現した。彼女達は好奇心でその館の扉を開けたが・・


【コメント】
オリジナルがかなり古い映画と言う事なので、怖さとか比較出来なかったのですが・・こ、この映画はかなり怖かったですよ・・( ̄□ ̄;)
観ている間、4回くらい肩がビクッ!!と上がってしまいました。平日朝一鑑賞で自分以外誰もいなかったので、気兼ねなくビクツク事が出来たのは良かったかも・・(ぇ

しかしこの映画は終始緊張感と言うものを絶やす事が出来なかったです。気を抜くと大袈裟な感じなのですが、心臓マヒ一歩手前まで逝っちゃいそうです・・(==;)
前半部分はややだる~い展開を迎えるのですが、後半の恐怖の演出をする上での下準備的な伏線が幾つも見え隠れしていて、観客にも『戦闘体勢怠るな!』と言わんばかりです(^▽^;)(笑
しかもホラー映画の定義をしっかりと踏まえたかのような複数の男女のキャンプシーン。
あ~なるほど~♪確かにベタです♪おまけにお色気要素もあったりと♪

蝋人形の館がある街に入ってからは、もう本当に心臓に悪い・・ゴーストタウンのような物静かな町は朝でも不気味さが漂い、夜になると更に不気味・・・・・・と言うか怖い。
蝋人形の館の重苦しい雰囲気と、精巧に出来た蝋人形も不気味さに拍車をかけ、夜になったらなったでもう惨劇のオンパレードです。

1人1人の殺され方もエグイもの(首にナイフ刺されたり)、凝ったもの(生きたまま蝋人形にされる)と多用なんですが、中でも自分が一番驚いたのはお騒がせ令嬢ことパリス・ヒルトンが演じるペイジが殺されるシーン
(やっぱり殺られキャラ)。
殺される瞬間、犯人が彼女目掛けて鉄の棒を勢いよく投げ付けてくるシーンの視点が一瞬ペイジの視点になるので、観客から観たら自分に目掛けて鉄の棒が迫ってくるものと錯覚させられてしまうのでかなりビビリます。
このシーンは驚きも然る事ながらシーンの見せ方が凄く上手いと思いました。
更にこの映画、生存率候補では上位(?)に食い込む、恋人(もしくは相愛)同士が最後に生き残ると言ったホラー映画等に結構ありがちな展開にならないんですよね。ここら辺がベタじゃなかったのはちょっと残念。
恋人(彼氏)の方が真っ先に死んでしまうし、その代わりに主人公カーリーの双子の兄であるニックが凄く頑張るっ!!
冒頭で兄妹ゲンカがあったりして少々険悪なムードなんですが、でも口ではなんだかんだ言っても、妹を守る為に犯人と対決するシーンなんかはかなりカッコイイのです。
ベタならずとも、新鮮味があったように思えましたね♪


とにかくこの映画はレンタルで借りると、ここまでの緊張感と恐怖感は得られないでしょうね。
暗がりで音響効果も抜群な映画館で観てこそな作品だと思います。

そしてラストのオチも何とも煮え切らない展開で、その後・・と言うものが非常に気になってしまいます。

『蝋人形の館』公式サイト

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