恋は575

【監督】荻上直子
【出演】関めぐみ/小林きな子/蓮沼茜/橋爪遼/細山田隆人/高岡早紀/中村靖日/嶋田久作/杉本哲太
【公開日】2005/3.26
【製作】日本

【ストーリー】
治子(関めぐみ)は中々クラスになじめない、いやなじまない帰国子女。ひょんなことから半ば強制的に俳句部へ入る事に。同じ様に集まったのは、外見重視のチアガールをはずされたマコ(小林きな子)に万年野球部補欠の山岸(橋爪遼)、治子に憧れる不思議ウクレレ少女Pちゃん(蓮沼茜)に寡黙な写真部員ツッチーこと土山(細山田隆人)。てんでバラバラな5人は、気弱な顧問教師マスオちゃん(杉本哲太)と共に俳句甲子園を目指す事になるが・・・


【コメント】
やっと順次公開でウチの地域にも来ました。・・・長かったです(汗

『バーバー吉野』に続く荻上監督の今作は、俳句をテーマにした文化系青春娯楽映画。
今まで『ウォーターボーイズ』や『スウィングガールズ』、『ロボコン』等色々な部活を題材にした映画を観てきましたが、『帰国子女がひょんな事から俳句部に入り、俳句甲子園を目指す』と言うストーリー性に、なんとも興味を引かれましたね♪『インタープリター』観ようとしたのですが、そっちのけにしました(笑

帰国子女の治子を中心に、ウクレレ不思議少女Pちゃん、ドモリ癖があり万年野球部補欠の山岸、ちょっと太めのマコ、写真部ツッチー、そして小心者な顧問のマスオちゃん。キャラも1人1人が個性的で、見ていてあまり飽きが来なかったのも面白い要因の1つですね。
人前に立つとドモリが出てしまう山岸役の橋爪遼の演技が妙に上手かったですし、背中を叩かれてドモリが直るシーンはウケました♪

しかし、俳句と言う何とも地味なテーマ故なのか、笑いはあるけどイマイチ盛り上がりが少なく、腹の底から笑えるシーンと言うのも皆無に近いのですが、俳句の甲子園を最終的に目指すという、文科系ならではのスポ根みたいな展開は独特で良かった思います♪
最初は部員全員も乗り気じゃなく、意気消沈なのですが、最終的には一致団結をし、ライバル校みたいなところと戦う・・・・とまあ大部分がベタなのですが、ベタなりにさっぱりしていましたし、終り方も正に青春映画と言う感じですっきり感がありました
『俳句はポップ』と言う劇中の言葉のように、ノリの良いストーリーテンポも個人的には悪くなかった作品です♪

『恋は五・七・五!』公式サイト



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【監督】クリント・イーストウッド
【出演】クリント・イーストウッド/ヒラリー・スワンク/モーガン・フリーマン
【公開日】2005/5.28
【製作】アメリカ

【ストーリー】
ジムを経営するトレーナー、フランキー(クリント・イーストウッド)。彼の育てた若いボクサーは、実力はあるが欲を求め彼のもとを離れていく。そんな時、ジムへやってきたボクサー志望のマギー(ヒラリー・スワンク)が現れる。フランキーにとってマギーのような女は眼中に無かった。
しかし、貧しい生活をしながらも日々練習に励む彼女のハングリーさに、彼は徐々にボクシングを教えるようになるが・・


【コメント】
クリント・イーストウッドが製作兼監督を務めた作品を全て見ているわけではないですが、この映画も自分が観たイーストウッド作品の中では、すこぶる胸を打たれた作品ですね☆

ボクシングはそれ程詳しくはないのですが、ヒラリー・スワンクのボクシングのシーンは、彼女がこの映画の為に何ヶ月もボクシングの練習をしていた事が、映像を通して感じられる♪
試合がジャブの応酬や1発KOばかりで淡白だったけど、トレーナーのフランキーとスパーリングする場面は凄く良かった♪どんどん上達していってるっていう所を上手く見せている感じがしました♪

そしてラストも何だか『ミスティックリバー』のように深く考えさせられるような終り方。
かなり衝撃的な結末が待っていると(チラシ等を見て)予め予見をしていただけに、その結末からラストに到るまでの2~30分は本当に目を離せなかった。
フランキーが最後にマギーにとった行動も正に苦汁の決断だったと思う。
自分は友人と観に行ったのですが、友人は『彼女の事を想うのなら、彼女の意見を尊重させるべきだ』と言うマギー肯定派でした。一方の自分は全くの逆の否定派(でも全否定ではない)。
途中からはマギーがフランキーを父親とダブらせていたように、フランキーも疎遠になっている娘の様に、マギーを想っていたのだと思うと、『・・もし自分も家族がこんな風になってしまって、マギーと同じような事を言われたら・・』なんて考えると絶対思い留まると思いますし。

なんか映画を観ながらこんな風に思いっきり考え込むなんて、久々でしたね(^▽^;)相変わらずの濃厚なストーリーに、見事な演出♪ヒラリーがオスカー取ったのなんかも頷けますね。イイ映画でした♪(でも涙は流れなかった・・)


※ただ、個人的に疑問だったのが、ストーリーの合間によく出てくる牧師の存在。
聖職者なのに『クソッタレ!』と言ったり、最後にはフランキーに助言(?)のような事も言ったりと劇中への介入性がイマイチ不透明でした・・・(ただ単に自分が判らなかっただけかもしれませんが(==;)(汗


『ミリオンダラー・ベイビー』公式サイト
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【監督】ジェイ・ラッセル
【出演】ホアキン・フェニックス/ジョン・トラボルタ/ジャシンダ・バレット/ロバート・パトリック
【公開日】2005/5.21
【製作】アメリカ

【ストーリー】
ボルティモアの穀物倉庫で大規模な火災が発生!仲間と共に駆け付けた消防士のジャック・モリソン(ホアキン・フェニックス)は、爆発の危機をはらんだ建物の中に飛び込み、取り残された生存者の救出に全力を尽くしていた。
恐怖に怯える生存者を力強く励ましながら燃え盛る建物から脱出させるジャック。その直後、背後で爆音が轟き、床の穴に呑み込まれたジャックは数階下のフロアに転落し負傷してしまう。
もはや自力での脱出は不可能。仲間の救援を待つ間、ジャックの脳裏には、人命救助と言う熱い志を抱き、消防の仕事に就いたあの懐かしい日々の思い出が蘇ってきた・・

【コメント】
正直、映画『バックドラフト』と幾分被りそうな映画かなと思いましたけど、思いの他見応えがあった映画です。
あの9.11の同時テロでも、こんな勇敢な消防士達が影で活躍していたのだと知ると、凄く胸が打たれますね。

『人の命を救う』という強い信念のもと、1人の隊員の軌跡を終盤まで丁寧に描いているのが良くて、観ていてもそれほど苦にもならなかったです。適度にアメリカンジョークも交え、笑いもしっかりとっている所もマル♪(冒頭のトラボルタの登場シーンと新米隊員への贖罪シーンは結構笑えた♪)

火災現場の火もCG等を使わず、その殆どが本物の火と言う事もあって臨場感もバッチリで、迫力がありました。
それに消防署内の普段の生活も妙にリアルで、昨日まで苦楽を分かち合っていた仲間が、突然帰らぬ人となる様を見せられると、消防士と言うのは本当に死と隣り合わせの職業なんだなと改めて認識されるし、それと同時に命の尊さと言うのも実感してしまいます。

ラストも個人的には上手いドンデン返しだったと思いますし、良い意味で裏切られ、そして泣かされました(T-T)(ホロ
何だかアメリカで消防士が憧れの職業の1つだって言うのも、この映画を観てうなづけるような気もしますね♪

久々に心を熱くさせられる映画でした。


※と言うか出演している中でレニーと言う人物が、どっかで見た事有るな~・・・と思ったらロバート・パトリックだったっ!!
お、おっとろしいくらいに老けたーーーっ!!(○_○;)(驚

劇中のレニーのセリフ
『俺も、もう年だな』
本当にその通りだと思いました・・・_| ̄|○

『炎のメモリアル』公式サイト
キングダム・オブ・ヘブン

【監督】リドリー・スコット
【出演】オーランド・ブルーム/エヴァ・グリーン/リーアム・ニーソン/ジェレミー・アイアンズ/エドワード・ノートン
【公開日】2005/5.14
【製作】アメリカ

【ストーリー】
妻子を失った若き鍛冶屋バリアン(オーランド・ブルーム)は、実の父が勇敢な騎士ゴッドフリー(リーアム・ニーソン)である事を知り、父から託された<4つの誓い>を胸に、十字軍の騎士として聖地エルサレムへ戦いの旅に出る。
父から託された使命、そして数々の苦闘の中で1人の騎士ははたして自分の求める理想郷<キングダム・オブ・へブン(天国の王国)>を見つける事が出来るのか・・・

【コメント】
あんまり予備知識も加えず観に行った今回のリドリースコット作品。
前情報で超大作とか言われていたので、今作も『グラディエーター』ばりの興奮を!!
・・と思いましたが、今回は些か暗めな内容ですね。ヒューマンドラマに欠かせない、恋愛模様もかなり低めです。

前半部分はオーリーもセリフが少ないせいか、物語もなんだかだらだら感が出て見ててちょっと辛かったですが、後半は殆ど騎馬戦、篭城戦、人海戦術を加えたアクションシーンが連なるので、何とか眠くならずにすみました。(最初のバリアンの率いる少数の軍と敵の大軍が突撃する騎馬戦は結構カッコ良かったです♪)

キリスト教とイスラム教の対立から聖地エルサレムを巡る、宗教戦争に発展する様は今も尚続いているエルサレム間の紛争にそのまま取って付けた様な感じですね(実際その通りなんですが)。
どの時代もそうなのですが、『戦争』と言うものは様々な人種の思想、思惑、野心、宗教、文化などの確執や誤解、すれ違い等によって起こりうるもの。

そう言う意味では、平和と愛、そして自由を望んだバリアンとゴッドフリーが求めた『キングダムオブへブン』と言うものが、如何に戦争と言う渦中の中で実現させるのが困難な事か理解できるし、何よりも『理想を現実化』させるのは、やはり難しい事だと思い知らされる。

そんな映画でした。

『キングダム・オブ・へブン』公式サイト
 
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【監督】本広克行
【出演】ユースケ・サンタマリア/寺島進/小泉孝太郎/高杉亘/松重豊/甲本雅裕/遠山俊也/柳葉敏郎/水野美紀
【製作】日本
【一般公開日】2005/5.7

【ストーリー】
2003年11月24日、レインボーブリッジを封鎖して解決した『台場連続殺人事件』。その事件直後、真下正義(ユースケ・サンタマリア)警視は報道陣の前で、警視庁初の交渉人として事件解決の経過を説明していた・・
あれから1年、2004年12月24日のクリスマス、雪乃(水野美紀)とクリスマスイブのデートを約束していた真下はその日の午後、突然室井管理官(柳葉敏郎)から呼び出される。東京の地下鉄の最新鋭実験車両1両が何者かに乗っ取られたのだ。乗降客200万人の命が、たった1両の車両によって危険にさらされてしまった。
そして犯人はこの交渉の窓口として、真下を指名してきたのだった・・

【コメント】
スピンオフ作品が劇場版の『踊る』2作品より面白いと言うのは一体・・・(良い意味でですけど

今回映画初主演となるユースケ・サンタマリア。
『ぷっすま』なんかでよく彼のパロディトークを聞き慣れているせいか、真下正義を見るとちょっとした違和感を覚えるのですよねいつも・・(^~^;)
でもそれを払拭するかのように今回の真下は結構カッコイイのです。
笑いもストーリーの合間に丁度良く入れている位ですし(むしろ木島刑事役の寺島進が笑い役)、逆にてんこ盛りのシリアスな展開、東京地下鉄内の暗部、そして犯人と真下による交渉での知能戦等が上手い具合に絡み合い、非常に良い緊迫感を出しています。
パニックムービーとしてはイイ線行ってると思いますし、『手に汗握る』という感覚も味わえるのではないかと思いますね。

ただ劇中で犯人を幽霊(ゴースト)と言う表現で現しており、その言葉通り最後まで犯人像が不透明なのが残念。
ラスト付近もイマイチパッとしない感じで不完全燃焼です。これを次回作の『容疑者室井慎二』に繋げて一気に解決させてしまうのだったら納得ですけどね。
『踊る』シリーズって内容は濃くて良いんですが、やっぱりアクション性や犯人側の経緯と言うか視点が乏しい気がする・・・
嫌な再確認もさせられました(-_-;)

まぁ、それを除けばと言うか我慢すれば今作は非常に面白い映画ですね♪

※でも福知山線の脱線事故の件もあり、今作はよく延期にならなかったものです。
あちこちで色々張り紙とか有ったり、ネット上でも飛び交っていたので、胸中複雑な気分は自分だけじゃ決して無いはずだと思います・・


『交渉人真下正義』公式サイト
レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語

【監督】ブラッド・シルバーリング
【出演】ジム・キャリー/ジュード・ロウ/メリル・ストリープ/リアム・エイケン/エミリー・ブラウニング/ティモシー・スポール
【製作】2004年/アメリカ

【ストーリー】
ボードレール家のヴァイオレット、クラウス、サニーは幼くも賢い三姉弟妹。彼らの不幸は自宅全焼の火事で両親を亡くす事から始まった。
身寄りの無い3人は遠縁の親戚オラフ伯爵(ジム・キャリー)に引き取られる。しかし、伯爵は欲張りな悪人で3人の巨額な遺産を横取りしようと画策するのだった。次々と襲い掛かる災厄を、知恵と勇気で跳ね除けていくボードレール三姉弟妹に、果たして幸せな日々は訪れるのだろうか・・?

【コメント】
非常に惨めで可愛そうでと、正に不幸のオンパレードみたいな感じの映画なんですが、ジム・キャリーが出ているせいか、不幸映画と言うよりもパロディ映画にも見えなくもなかったです。

確かにこの映画全編通して不幸・・と言うよりも作品全体が非常に暗い!!
美術や背景に到ってはほぼ全編に渡って暗い配色しか使用されておらず、青空なんかも微塵も出ない。どんよりどよどよの曇り空・・雰囲気ではかなり暗くさせています(^▽^;)
冒頭でレモニー・スニケット役のジュード・ロウ(声だけ)が、『本当にこの映画観るの?すっごい不愉快になるよ?今ならまだ間に合うから別な映画観た方が良いんじゃない?』みたいな感じで、観客にこの映画に対する心理的興味みたいなものを与えてて、結構凝ってました。(実際にそこで本当に席立って出て行く人いたら面白いですけど♪)
まあそれ程駄目だしするのなら、どんなに不幸か見てやろうじゃないかっ!!と思って観てみたら案外・・・・(-_-;)

何と言うか・・『変な親戚達から次々とタライ回しにされて、イヤなオジさんが追っかけてくる』みたいな・・
不幸な映画って言うよりも、どっちかと言えば出演している役者の個性が凄い引き出ているのと、アカデミー賞を受賞した程のメイクアップそのものに自分は目が向きました♪

ジム・キャリーは久々に『彼らしさ』が出ていて、悪人役ながらもどこか憎めず面白い役所ですし、三姉弟妹、特に長女役のエミリー・ブラウニングと言う子がひっじょぉ~に可愛いのですけど・・?(〃▽〃)
ダコタ・ファニングから乗り換えようとしている自分がいます・・(ぇ
でもメリル・ストリープも出演していたらしいのですが、実際どこにいたのか全然分かりませんでした。

元々アメリカの児童書が原作なので、子供が観てもシンプルで分かりやすい為、GWに観るとしたらオススメな1本かもしれません。

『レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語』公式サイト
 

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