マイ・ボディガード

【監督】トニー・スコット
【出演】デンゼル・ワシントン/ダコタ・ファニング/クリストファー・ウォーケン/ミッキー・ローク
【製作】2004年/アメリカ

■ストーリー■
元CIA特殊部隊員であるジョン・クリーシィ(デンゼル・ワシントン)は、”暗殺”と言う名の特殊任務を重ねる内に見も心も傷つき、生きる目的を失っていた。そんな時、友人のすすめで誘拐事件が多発するメキシコシティに住む実業家の娘、ピタ(ダコタ・ファニング)のボディーガードとしてクリーシィは雇われる。
ピタと心を通わせていく内に、クリーシィの中で生きる事の喜びが再び芽生え初めてきたその時、事件は起きた・・・

■コメント■
中々に濃厚な作品でした。今のメキシコシティの犯罪の現状を風刺したかのような内容にも見え、『誘拐』と言う犯罪が1種のビジネス、そしてそれが法の目を掻い潜り組織化されていると言うのがちょっと怖かったです。日本じゃ絶対に有り得ない事ですね・・・
前半はクリーシィとピタの交流みたいな雰囲気が描かれ、とても和やかな感じにさせます。苦悩するクリーシィを癒すかのように、ピタがひたむきに話しかける様は『愛』を感じますね~♪

でもこんな情感溢れる作品なのに、なんでR-15指定なの?と疑問に思ってたのですが、後半のクリーシィの復讐劇で納得しました(^_^;)
前半とはもうガラリと変わって、元特殊部隊の真価を発揮するが如く冷徹に復讐を果たしていくクリーシィ。
うむ、確かにエグイですわ・・(・_・;)

前半が癒しのピタとなるなら、後半は復讐のクリーシィと、内容がホントはっきりしていて個人的には良かったです☆

ただ『オチ』がなんとなく気に入りませんでした。時間が無かったのか、中途半端に見えなくも無かったです。


※でもダコタ・ファニング・・・やっぱりかわいいですな~!!(〃▽〃)
あれじゃ、守りたくなっちゃうのも無理無いですね♪
 
お父さんのバックドロップ

【監督】李闘士男
【出演】宇梶剛士/神木隆之介/南果歩/南方英二/奥貫薫/生瀬勝久
【製作】2004年/日本

■ストーリー■
『新世界プロレス』のプロレスラー・下田牛之助(宇梶剛士)を父に持つ小学生の下田一雄(神木隆之介)はプロレスが大嫌い。悪役(ヒール)に転向したお父さんの職業を恥ずかしく思う一雄は、クラスメイトにもその事を内緒にしていた。
そんな息子の信頼を得る為、牛之助は無謀とも言える戦いを決意する・・・


■コメント■
いや~♪この映画はイイ♪観た後元気が出てくるような、そして心が温かくなる作品ですね。
プロレスと言う格闘技を背景にし、父と息子の憎愛劇が見事に描かれています。
出演者も豪華で宇梶さんの不器用過ぎるほどのパパっぷりも頑張れ言いたくなってしまうし、何より大阪弁が凄い達者!相当方言勉強したんだろうな~と思ってしまう☆
息子役の隆之介君やその親友の哲雄や社長の3人組も、『あ~いるいる。こんな悪ガキみたいな子供達♪』と、観ていて凄く和みます♪

でも個人的にはおじいちゃん役の南方英二氏がツボ!(>ω<)
もうハマリ役です☆1つ1つの行動が笑えちゃいます。


故中島らも氏の同名小説でもある今作は、もともと何度も映画化の話が持ち上がっていたらしいのですが、その都度断念となり、今回ようやく映画化が実現した正に苦心とも呼べる作品。

李監督もこれが初監督作品でありながら、ここまで秀逸な作品に仕上げてくれた事には脱帽です。

でもこの映画、あまり全国の映画館で上映されてないのが痛い。メチャオススメな作品です♪

※超余談なんですが、自分がこの映画を観に行った某映画館で『お父さんのバックドロップですね。1700円です♪』と、受付のお姉さんが
満面の笑みで受け答えしていたのですが、だんだん言うのが面倒くさくなってきたのか・・・
『バックドロップですね。1700円です♪バックドロップですね。1700円です♪』

・・・・バックドロップが1回1700円って高くねぇっ?!
と思ってしまいました(笑

『お父さんのバックドロップ』公式サイト
SAW
【監督】ジェームズ・ワン
【出演】ケアリー・エルウェズ/ダニー・グローヴァー/モニカ・ポッター/リー・ワネル
【製作】2004年/アメリカ

■ストーリー■
薄汚れた広いバスルームで目を覚ました2人の男、ゴードンとアダム。
彼らはそれぞれ対角線上の壁に足首を鎖で繋がれた状態でそこに閉じ込められていた。
2人の間には拳銃で頭を撃ち抜かれた自殺死体。レコーダー、マイクロテープ、一発の銃弾、タバコ2本、着信専用携帯電話、そして2本のノコギリ。
状況がまるで呑み込めず錯乱する2人に、「数時間後の6時までに目の前の男を殺すか、2人とも死ぬかだ」というメッセージが告げられる…
。その頃タップ刑事は“ジグソウ”を追っていた。ジグソウが仕掛ける残忍な“ゲーム”で次々と被害者が出ていたのだった…。

ジグソウは告げる。
「生に感謝せず、他人の苦痛に笑う奴らよ、私のゲームに勝て。そうしたら”違う明日を与えてやる”。さあ、生きる為に血を流せ。」
殺人に直接手を下さないジグソウとは何者なのか?
一体誰なのだろうか・・・

■コメント■
サスペンススリラー好きな自分として、これは本当に圧倒されました。
絶える事の無いドキドキ感。周到に計画された事件。極限状態での人間の心理描写。
自分の好きなデヴィット・フィンチャー監督の『セブン』や『ゲーム』のような濃厚なストーリーが正にツボ♪

生き残る為に他人を犠牲・・つまり相手を殺さなければならない。しかし、殺さなければ2人共死ぬ、と言う二者択一の中で、止む無しとはいえ人間が取る異常な行動、そして狂気に走る瞬間などがまざまざと描かれている。

ネタバレご法度な映画なのであまり多くは語れませんが、むしろこの映画は何の予備知識も無く観に行った方が良いかもしれません。
二転三転するストーリー展開に何時の間にかのめり込んでいるはずです♪

『SAW』公式サイト
 
ターミナル

【監督】スティーブン・スピルバーグ
【出演】トム・ハンクス/キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
【製作】2004年/アメリカ

■ストーリー■
クーデターによって事実上祖国が消滅し、パスポートが無効になってしまった東ヨーロッパのクラコウジア人ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)は、空港に降り立った途端アメリカへの門戸を閉ざされてしまう。
やがて彼は何時まで続くか分からない”滞在期間”中、何処の国にも属さない無国籍の人間として、空港ターミナル内だけでの生活を始める。
アメリカなのにアメリカではなく、しかし最もアメリカ的な場所で、彼はかけがえのない小さな『約束』を果たす為待ち続けるのだった・・・

■コメント■
スピルバーグとトムが再びコンビを組んだ今作は、観た後非常に心が温まるヒューマンドラマ。
ビクターに扮するトムが、最初英語もろくに話せず空港職員を困らせながらも、必死にターミナル内での生活を模索する姿を、ユーモア溢れる笑いや仲間の協力等で盛り上げてくれる。
コメディをかじっていたトムだけに、劇中内での取る笑いもホント自然体です。
異国の仲間との友情、恋の手助け、そしてアメリア(ゼタ)とのロマンス・・・
日々目まぐるしく変わる空港の様に、色々な小さな物語も盛り込まれているのも今作の魅力。
後半、アメリアにビクターが自身の目的を告げる場面もその1つ。

その真実を知った後は、もう自分もスクリーン越しで『ビクター、早く(NYに)行ってくれっ!!』と言いたくなっちゃいました(笑


でもこの映画、某映画雑誌で見たのですが、何でも実在のモデルがいるとか・・・?

『ターミナル』公式サイト
エイリアンvsプレデター

【監督】ポール・W.S・アンダーソン
【出演】サナ・レイサン/ラウル・ボヴァ/ランス・ヘンリクセン/ユエン・ブレナー
【製作】2004年/アメリカ

■ストーリー■
偶然発見された南極大陸の氷の下600メートルに眠る巨大な建造物。実業家チャールズ・ビショップ・ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)は、世界中から考古学者、科学者、保安専門家を集め探検隊を組織する。
彼らが辿り着いた場所は、アステカ、エジプト、カンボジア等の3文明が混在するピラミッドだった。
しかしそれと同時に彼らは恐ろしい真実に直面する。
そこは若いプレデター達がエイリアンと戦い、戦士としての試練を受ける『成人の儀式』の場所でもあった。
探検チームは、このエイリアンとプレデター達との死闘の真っ只中に誤って足を踏み入れてしまったのである・・・


■コメント■
正直大いに期待していた分、観終わった時何かと落胆も大きかったです。
プレデターとエイリアンの戦いは確かに観ていて凄い迫力だし興奮もする。
相変わらず凶暴性剥き出しのエイリアンに、多彩な武器を使うプレデター達。
両者譲らぬ死闘は手に汗握る緊張感をも感じさせます。
しかし脇・・・この戦いに遭遇してしまった探検チームが呆気ないほどバッタバッタと倒されてしまう(或いはフェイスハガーに御用にされる)
まあストーリー上、この2大超生物に生身の人間がろくな装備も無く勝てるわけが無いので、『刺し違えても勝つぞ~!!』みたいな風にはならなくとも、ある程度粘って欲しかった・・・

おまけにプレデターが人間との共同戦線をしたあたりで、もうハンターとしての威厳が底落ちしたような・・・(-_-;)
やっぱり今回のプレデターは若いからか?
1、2の残忍性と誇りに満ち溢れたプレデターを見習って欲しいです。

ただ、ラストのエイリアンクィーンは結構凄いです。
アニマトロクスとCGを使ったクィーンはド迫力。
『エイリアン2』の頃はゴミ袋製クィーンだっただけに、変わり映えしてますね~♪(笑

ストーリーにも捻りが無い分、やっぱりエイリアンとプレデターの魅力を知ってる方にとっては物足りない感じを受けるかもしれません。
アナザーストーリとして観るべきかな?

『エイリアンvsプレデター』公式サイト
 
ULTRAMAN

【監督】小中和哉
【出演】別所哲也/遠山景織子/大澄賢也/裕木奈江/広田亮平
【製作】2004年/日本

■ストーリー■
太平洋沖に墜落した未確認飛行物体を調査していた海上自衛隊二尉・有働貴文(大澄賢也)は、突如あらわれた「青い光」に遭遇し、その発光体の影響で、遺伝子レベルの変質を遂げ凶悪なビースト「ザ・ワン」に変化してしまう。
その後、彼(ザ・ワン)は、防衛庁内の特殊機関BCST(対バイオテロ研究機関)の監視下から脱走して行方をくらました。
一方、航空自衛隊F15Jパイロットの真木舜一(別所哲也)は、先天性の疾患を持つ一人息子・継夢(広田亮平)と少しでも一緒の時間を持てるようにと退官を決意する。
そのラストフライト中、真木は突如飛来した「赤い発光体」と空中衝突をしてしまう。

「ザ・ワン」の事件から3ヵ月後のことであった・・・

■コメント■
いや、参りました・・
大人をもターゲットにした今作なだけに、かなり面白かった!!
今の時代のウルトラマンのように、イケメンじゃなく『贈り物はハム』の人(=別所)が変身するもんだから、オールドな方が一番共感沸くのではないでしょうか。
ネクスト(ウルトラマン)に変身して戦うシーンこそ前半少ないものの
、後半のザ・ワンとネクストの空中戦はかなりカッコイイ♪
B’zの松本が音楽監修をつとめているので、ノリノリなギターミュージックも手伝い、臨場感をかき立ててくれるのも良い。
またただの特撮に留まらず、主人公真木の妻と息子を大切に想う家族愛も描かれ、そこも好感が持てました。

ただ、前半やっぱり戦闘シーンがちょこっと少ないせいか、子供は飽きてしまうかもしれないのが懸念されます。


『子供の頃に憧れた・・銀色の流星さ』
劇中で別所が言う言葉。
本当は戦闘機を例えているのですが、映画を観てる人・・・特に往年のファンの方にとってはウルトラマンの事を言ってるようにも感じるのではないでしょうか?(自分はそう思いましたけど)
個人的に凄く印象的な言葉で好きでした。


※後、今作はエンドロールを最後まで観る事をオススメしますね♪
 
ゴジラ ファイナルウォーズ


■ストーリー■
20XX年。パリ、ニューヨーク、シドニー、上海・・・・世界各地で10体以上もの怪獣達が同時に出現する事件が起きた。
国連は地球防衛軍の総力を結集し、全人類の存亡をかけ、怪獣達に『ファイナルウォーズ』を挑む。
しかし、怪獣達の強大な力の前に地球防衛軍は防戦。激しい戦いが続く中、突如巨大な円盤が姿を表した。そして驚くべき事に怪獣達を光線によって一瞬にして消滅させてしまった。
やがて、X星人と名乗る異星人は地球との友好関係を提示するが・・・

その頃、ゴジラは南極の氷の中で静かに眠り続けていた・・・。

■コメント■
シリーズ28作目にしてゴジラ最終作・・・・と言うよりも、これは明かに『北村流ゴジラ映画』と言う、今までのゴジラシリーズ作品の常識を見事にぶち壊した、本当にある意味『最終作』である。

人間同士のアツイバトル、ワイヤーアクション、激しいバイクチェイス、更に北村作品お馴染みと言える各所に散りばめられたかなり寒いギャグ!!
おまけにドン・フライが後半刀を構えて敵に挑むシーンなんか、まんま『ヴァーサス』を彷彿とさせてしまう。
北村流がもうこれでもかこれでもかと全編に渡って盛り込まれ、もはや怪獣映画と言うジャンルが底辺に置かれてしまっている・・・
それがあってか、はたまた歴代の怪獣達があまりにも多く出演しているせいか、怪獣同士のバトルが凄い淡白です。
ハリウッド版ゴジラと日本版ゴジラの戦いなんて正にドリームコラボレーションなのに、ものの1分とたたず終わってしまった・・・(^_^;)

往年のゴジラファンはこれを観てどう思うのだろうか・・・
北村監督が往年のファンに敬意をはらっているのは、宝田明や水野久美を出演させているだけのような気がしてならないけど・・

そもそも自分にとって『ゴジラ』というものは、95年の『ゴジラvsデストロイア』をもって既に完結してしまっている。
いきなり体内で核分裂が起こり、赤い身体を迸らせながら死へのカウントダウンを着実に歩み始めるゴジラ。
ラストで遂に核分裂が臨界点を突破し、ドロドロに溶けていくゴジラの姿を見てただただ涙した・・・

あれこそが真のゴジラの最後。『さらばゴジラ』と信じて疑わなかった・・

が、何を血迷ったかゴジラがミレニアム復活。
その後シリーズが続くが、過去作品と比べると優劣の差があまりにも激しい・・
今作の『ファイナルウォーズ』に関しても同様の事が言えなくも無く、多少の見劣りはあるものの、最後の最後で奇抜なゴジラ作品を観せてくれた北村監督には感謝したい♪

しかしラストは『さらばゴジラ』と言うよりも『また帰ってくるぞーー!』みたいな雰囲気だったのは自分だけでしょうか・・・?

ゴジラ FINALWARS公式サイト
オーバードライヴ


■ストーリー■
人気絶頂のユニット"ゼロデシベル"の天才ギタリスト・弦(柏原収史)は、記者会見の席上でヴォーカルの美潮(鈴木蘭々)に突然クビを宣告される。
おまけにひょんなことから津軽三味線の後継者探しをしている謎のジジ
イに拉致され、青森の人里離れた屋敷で地獄の三味線修行が始まる!
あまりの修行の過酷さに嫌気がさし、一旦は逃亡を計画するも、ジジィのかわいい孫娘・晶(杏さゆり)に一目惚れをしてしまった弦は思いとどまることに。
やがて晶に思いを寄せる三味線界のプリンス・大石(新田昌弘)の登場に、ライバル心を燃やす一方、津軽三味線という楽器の奏でる音の奥深さに気づき始めた弦は、次第にその才能を開花させるのだった・・・

■コメント■
一言で言うと非常に『馬鹿らしい』映画。そしてカンフーハッスルよりも先に、別な意味で『ありえねー』と言ってしまった(^_^;)
ストーリー的には非常に面白いのですが何かテンポが悪い。
要所要所でアニメーションが入るのはストーリー上仕方の無い事だとも思いますが、時折出てくる歌姫役の阿衣莉沙の存在はあまり必要無いかとも思います。
後、弦の三味線奏者としての成長ぶりももう少し丁寧にして欲しかった。突発過ぎて『何時の間にこんなに上手くなったんだ・・』と言う疑問も生まれてきます。

ただ以上の点を除けば、この映画は非常に面白い♪
吹き替え無しの三味線引きも然る事ながら、三味線を使ったバトルも中々格好良い!
何よりこの映画のもう一つの魅力は、国内外で活躍する津軽三味線奏者達の競演。
親子でこの映画に出演している新田親子始め、吉田兄弟(でもチョイ役)、そしてあの天才津軽三味線奏者・木下伸市と正に豪華絢爛。

三味線を心得てる人にはある意味必見映画かもしれません♪
・・・でも出演している新田父の髪型は激しくヤヴァイです(==;)

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