
【監督】ケヴィン・マクドナルド
【出演】フォレスト・ウィテカー/ジェームズ・マカヴォイ/ケリー・ワシントン/ジリアン・アンダーソン/サイモン・マクバーニー
【公開日】2007/3.10
【製作】アメリカ、イギリス
【ストーリー】
1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラスは、自分の医術を困った人々の為に役立てようと言う決意を胸に、ウガンダの診療所へとやって来る。ある日、彼はアミン新大統領の演説を聞きに行った帰り道で、偶然にも大統領の捻挫の治療をすることになる。それがきっかけで大統領から気に入られたニコラスは、アミンの家族の主治医になるが・・・
【コメント】
ウガンダのアミン大統領について無知だったからこそ見応えがあったのか、それとも大胆に脚色されて実話以上の迫力があったからこその見応えだったのか・・・・いずれにせよ凄い作品でした。
かつてのウガンダ大統領イディ・アミンの独裁政権の内情を、大統領の主治医であるニコラスと言う男の視点から描かれている本作ですが、先ず個人的にこの作品が観たかったのは、やはり主演のフォレスト・ウィテカーがアカデミー主演男優賞でオスカーゲットしたからと言うのがド本音w
・・・でも正直こんなにもバイオレンス描写

があると知ってればスルーの方向性も考えていたかもしれません。
それこそ最初は陽気なBGMも手伝い、医師のニコラスがウガンダで人の命を救う事に尽力する姿や、アミンと親密な関係になる過程が(少なくとも後半よりは)ややライトな雰囲気で描かれているのですが、前政権の残党による暗殺未遂でアミンが疑心暗鬼にとらわれて行く所から端を発するかのように、次第に彼の狂気の姿があらわになるダークな雰囲気へと変貌する。
それに伴ってBGMもまるで
ホラー映画に使われるようなおどろおどろしい曲調になって不安と恐怖を煽るし、更に色々な場面でこれまた観るに耐えないきっつ〜いシーンが出て来て結構凹みます

しかしストーリー自体はかなり脚色されてるわけですから、実際のアミンがあそこまで非道な行いをしていたのかどうかは定かではありませんが、少なくともアミン政権時に30万人も虐殺したと言う肩書きは決して大袈裟なものじゃないと観て感じる取る事は出来ました
そしてそのアミンを劇中で演じたフォレスト・ウィテカーですが、彼の演技は本当に見応えがありました。力強い演説も説得力があるし、豪快な性格で笑顔も眩しいイイオヤジって姿も見せれば、突然スイッチが切り替わったかのように冷淡な表情にもなり、観てるとまるで腫れ物に触るかのようなヒヤヒヤした緊張感が出てくるんですよね。ですが彼の演技を見るとやはり主演男優賞に選ばれた理由も納得できます。
ニコラスを演じたジェームズ・マカヴォイは、『ナルニア国物語』で出て来たあのタムナスさんだそうですが、まさかあんなにイケメソだったとは・・(^▽^;)と言うかあれが彼の本来の姿なんですけど、自分初見がタムナスさんだったから変な固定観念が付いてしまったようで・・(汗
あと意外だったのがサラと言う役でジリアン・アンダーソンも出ていた事ですねぇ。自分まだ脱・スカリー出来ていませんけど、暫く見てなかったのもあってあまりの変わり映えに少々驚いてしまいました

実話モノは自分にとっては好きなジャンルだし、フォレスト・ウィテカーも噂に違わぬ迫真の演技で、それらを踏まえても個人的には『☆』級の作品でしたが、でもやっぱり要所要所のグロきっついシーンがかなり堪えまして、それで評価1つ下げちゃいました(−−;)
最後のニコラスの拷問なんて『どひ〜〜っ!!』と声出そうになりましたし、クライマックスでは心臓バックバクになりながら
『飛び立ってくれ〜!飛び立ってくれ〜!!』ってマジで手を合わせて祈っていた自分(>人<;)
幸いレイトショーだったし、自分も含め3人しかお客さんがいなかったので、拝んでるアホな姿は誰にも見られずにすみました(爆
『ラストキング・オブ・スコットランド』公式サイト
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