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4分間のピアニスト(評価:◎)

4分間のピアニスト

【監督】クリス・クラウス
【出演】モニカ・ブライブトロイ/ハンナー・ヘルツシュプルング/スヴェン・ピッピッヒ/リッキー・ミューラー/ヤスミン・タバタバイ
【公開日】2007/11.10
【製作】ドイツ

【ストーリー】
ピアノ教師として刑務所にやってきたクリューガーは、問題児とされている少女・ジェニーが机を鍵盤代わりに無心に指を動かす姿を見つける。愛に裏切られ続け、過ちを犯したジェニーの類まれなる才能を見抜いたクリューガーは、それを花開かせる事こそが、残り少ない自分の人生の使命だと考え、所長を説得して特別レッスンを始める。その日から全く違う世界に生きていた2つの魂のぶつかり合いが始まった・・・

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| や〜よ | 19時14分 | comments:14 | trackbacks:9 | TOP↑

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ユナイテッド93(評価:◎)

ユナイテッド93

【監督】ポール・グリーングラス
【出演】ベッキー・ロンドン/シェエン・ジャクソン/チップ・ジエン/クロー・シレーン/クリスチャン・クレメンソン/コリー・ジョンソン/他
【公開日】2006/8.12
【製作】アメリカ、イギリス

【ストーリー】
2001年9月11日。午前8時42分、ニュージャージー州ニューアークからサンフランシスコに向けてユナイテッド93便が飛び発った。
その直後、ワールド・トレード・センターに2機の旅客機が激突。93便の乗客乗員は何も知らず穏やかなフライトを続けていたが、その時機内にいたテロリスト達が一斉に動き出し、機内はパニックと化す。やがてもう1機の旅客機が国防総省に激突。3機の情報を聞いた乗客たちは自分たちもどこかのターゲットに向かっていることを確信し絶望する。しかし何もしなければまた多くの犠牲を出してしまう。愛する者に最後のメッセージを残し、乗客たちは勇気と団結力を胸に行動を開始した・・


【コメント】
この事件をテレビで見た時の記憶は今でも留めています。
仙台から一時帰省してきた兄貴とゲームをしていた時に、下にいた母から『NHK見てみろ』と言われ、何事かと思いながらNHKに切り替えたら、あの忘れられない光景が目の前に写し出されていました。
ワールドトレードセンターが黒煙を上げているのを見て、最初は一体何が原因でこんな事が起きたのか分からなかったけど、後になってそれがハイジャックされた旅客機による自爆テロだと知り、国や人種も違えど、自分も1人の人間としてショックを隠しきれませんでした。

あの9.11事件から今年で5年が経とうとしてますが、本作はその事件でテロに使われた4機の旅客機の1つである、ユナイテッド93便の中で起こった悲劇をドキュメンタリータッチでリアルに描いています。

この事件が起きた後日本でもこぞって9.11の出来事を扱った特番が放映され、それによって自分も今日に至るまで一応の情勢は把握したつもりではいましたが、この映画を観てまだまだ知らない事が多すぎた気がしてなりません。
情報が入り乱れ、誤報が飛び交い、迅速な判断が遅れてしまった管制塔や防衛庁の混乱の様や、93便内でのテロリストと乗客たちの墜落までの恐怖と絶望の時間。監督のポール・グリーングラスが犠牲者の家族などにインタヴューをし、真実に近い徹底さを求めただけあり、当時の緊迫感のようなものががひしひしと伝わってくる。

キャスティングにしても有名な俳優や女優を起用せず、無名の人達や実際に事件を目にした管制官達をそのまま本人役で起用すると言う点からも分かるとおり、エンターテインメント性を求めたものじゃないグリーングラス監督のこの事件に対する真摯な思いが良く分かります。

93便内での出来事は目撃者もいないので劇中のシーンが本当にあった事なのかどうかは誰にも分かりません。でもテロリストに立ち向かう際に、乗客の各々が機内電話や携帯で家族や恋人に最後の言葉を残すシーンは、遺族の証言から察するに本当の事だと思う。それ故に凄く胸を打たれる。
『愛してる・・・さよなら』と、皆一貫して口にする言葉。それを観て自然と涙が出て来ました。

この9.11事件には自爆テロ以外にも様々な陰謀説があり、その信憑性はどこへやらな感じにもなってますが、確かなのはこの事件によって数多くの方が亡くなったというのは紛れも無い事実であり、一番悲しい事だと思う。
テロにしろ陰謀にしろ、あの惨劇は二度と見たくも無いし、起きても欲しくない。しかし忘れてもならないと思うからこそ、出来れば自分もより多くの人にこの映画は観て欲しいと思いますね。

『ユナイテッド93』公式サイト

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| や〜よ | 21時54分 | comments:8 | trackbacks:46 | TOP↑

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容疑者 室井慎次(評価:○)

容疑者 室井慎次

【監督】君塚良一
【出演】柳葉敏郎/田中麗奈/哀川翔/八嶋智人/吹越満/佐野史郎/柄本明/真矢みき/筧利夫
【公開日】2005/8.27
【製作】日本

【ストーリー】
数日前、室井管理官(柳葉敏郎)は、新宿で起きた殺人事件の捜査本部長を務めていた。その捜査の中で被疑者は逃走し、あと一歩で確保と言う状況で被疑者は車に跳ねられ即死した。
被疑者死亡のまま書類送検、不起訴と言う最悪の結果となり、捜査は終了したかに見えたが、室井は被疑者の遺留品を見て更に事件の真相に迫ろうとした。そんな時、室井の元へ東京地検の検事・窪園(佐野史郎)がやってくる。
そして室井を『特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯』の容疑で逮捕したのであった・・


【コメント】
『踊る〜』スピンオフ第1弾の『交渉人真下正義』からジャンルがガラっと変わり、柳葉敏郎演じる室井慎次が主人公の本作は、警察内部の対立と法の在り方を問うリーガルサスペンスに仕上がっています。

それまでの『踊る〜』にあった陽気ながらも分かり易く、万人受け(?)なストーリー展開、そして『交渉人〜』のようなスリリングなアクションシーン等、これまでのシリーズで培われていたものが殆ど盛り込まれておらず、ストーリーもかな〜り地味な内容となっており、もしかしたら踊るファンにとってもかなり肩透かしをくらう作品になったのではと思いますね。
これでファンからも酷評もらったら、ファン以外の観客からは一体どんな仕打ちが待ってるんでしょうか・・それがちょっと懸念されますね。

個人的に今回の『容疑者〜』は、警視庁と警察庁の権力争いに巻き込まれ、法の罠に翻弄されながらも己の正義と信念を貫き通す室井と、その室井を弁護する小原の活躍は結構面白かったです。と言うより柳葉扮する室井は終始だんまりな展開が多くて、セリフもあんまり出ないので、はっきり言っちゃうと『主役』って言う感じがあんまりしなかったんですよね(^▽^;)
対して田中麗奈扮する小原は弁護士とは思えぬ程の活発ぶりで、室井を『静』とするなら正に小原は『動』ですね♪その2人の掛け合いが中々楽しめましたし、喫茶店で室井が小原に自分の過去を語るシーンは観てて結構感動してしまいました。本作中柳葉の演技がかなり光ってシーンじゃないかと♪

更に室井をサポートする哀川翔扮する工藤刑事が、『交渉人〜』の時の寺島進が演じた木島刑事みたいな服装で一瞬デジャヴ感じました(笑
新城補佐官も相変わらず敵味方はっきりしないキャラですし(結局味方ですけど)、『踊る2』でその傲慢っぷりを大爆発させた沖田管理官は本作で一番変わってたキャラですね。大爆発させ過ぎたのか、今回はイイ人過ぎます(笑
そしてスリーアミーゴスこと神田署長らも出演してくれたのにはファンには嬉しい所じゃないでしょうか。

今までの踊るシリーズに比べ人間関係の複雑さや、法律用語、刑事用語が多彩に使われる一味違う感じを受けるので、ファン層でも賛否が激しくなりそうな予感がします・・・


※ちなみに室井が逮捕されるきっかけとなった罪状ですが、冒頭で佐野史郎が早口で言ってあまり良く分からなかったので、調べてみた所・・・

【特別公務員暴行陵虐罪】
裁判、検察、警察の職務を行う、或いはその補助をする公務員が職務を遂行するにあたり、被疑者・被告人等に暴行・陵辱・加虐の行為をした場合に成立する犯罪の事。

【共謀共同正犯】
2人以上の者が一定の犯罪を実現する事を共謀し、共謀した者の一部がその犯罪を実行した場合、実行行為に関与しなかった者も含め、共謀者全員に共同正犯が成立する事

の2つの罪状。

※それと小原が灰島の部下に圧力を掛けられた時に言われた過去に犯した弁護士としてのミスは・・・

【弁護士業務規定違反】
弁護士は、弁護士法や所属弁護士会・日弁連の会則に違反したり、所属弁護士会の秩序・信用を害した場合、職務の内外に問わず『品位を失うべき非行』があった時、懲戒を受ける

と言う違反行為

飲み物一杯でも奢ってもらうと違反行為なんですね〜・・・(^_^;)(汗
灰島が言ってた『法に縛られてる』って言う意味がなんとなく分かるような・・

『容疑者 室井慎次』公式サイト

| や〜よ | 14時38分 | comments:32 | trackbacks:120 | TOP↑

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妖怪大戦争(評価:○)

妖怪大戦争

【監督】三池崇史
【出演】神木隆之介/宮迫博之/近藤正臣/阿部サダヲ/高橋真唯/栗山千明/菅原文太/豊岡悦司
【公開日】2005/8.6
【製作】日本

【ストーリー】
両親の離婚の為に母の故郷、鳥取で暮し始めた都会っ子のタダシ(神木隆之介)は、クラスメートとも馴染めないいじめられっ子的な存在。
ある日タダシは、神社のお祭りで大勢の子供達の中から麒麟送子に選ばれる。麒麟送子は世界に平和をもたらすと言う正義の味方の役で、大天狗が守る伝説の剣を取りに行かなければ行けないという。タダシは自分の勇気を試そうと山に登ったが、怖くなって途中で引き返してしまう。そして家に帰る途中に、愛らしい妖怪スネコスリと出会うのだった・・・


【コメント】
実はこの映画を観る前に、舞台が鳥取県だと言うことで検索でちょこっと鳥取の方言を予備知識として付けたのですが、『だいやぁ〜』とか『だっちゃ』とか分かるのですが、体の事を『みがら』と言うのですね・・(-_-;)
自分の地元の方言ととタメ張るくらいの高難度(鳥取地方の方にはすいません)

ちょっと弱虫な主人公タダシがひょんなことから麒麟送子と言う正義の味方となり、数々の妖怪達の力を借りて魔人・加藤保憲を倒すべく奮闘する冒険物語。
荒俣氏原作の『帝都物語』の加藤が出てくるもんだから、最初は関連してるのかな〜?と思いましたけど、そうじゃなかったんですね(^▽^;)
今度は日本を滅亡させる為に復活。それとなしに、何だか野望が大きくなってるような気が・・

ストーリーはちょっと子供向けな感じもする内容なんですが、観てみると納得で、大人も子供も充分に楽しめます♪
特に水木しげるが大好きな往年の方々にとっては、油すましやぬり壁、一反木綿に猫娘など、『ゲゲゲの鬼太郎』に出て来た多数の妖怪がアニメ顔負けなくらいの実写版で、ソックリに登場するのが嬉しい所なのではないでしょうか?
ちなみに自分は『ゲゲゲ』よりも、どっちかと言えば『悪魔くん』寄りなので、百目とか出て来てくれたのには嬉しかったです♪

そして数々の有名妖怪が出てくるのならば、それに扮する個性的な俳優陣も豪華絢爛。
竹中直人やミュージシャンの忌野清志郎等が特殊メイクで妖怪に扮してますが、そう本格的なメイクでもないので、よく観察して見れば『あっ!この妖怪アノ人だっ!!』って分かるくらいに見分けられて、これはこれで楽しいです。
特に気に入ったのはやっぱり川姫役の高橋真唯ですね〜(〃▽〃)さすがグラビアやってるだけあって、あのフトモモはかなりキます♪
更にツボだったのは、妖怪・大首役の石橋蓮司!!や、もはや妖怪じゃなくて、顔面蒼白になった石橋蓮司のドアップの顔です!!只でさえ厳つい顔つきなのに・・・(・ロ・;)

あれに驚いてしまったのは、タダシと自分だけでしょうか?

そして、忘れてならないのが天才子役こと神木隆之介くん。今回のタダシ役では『お父さんのバックドロップ』で競演した南果歩と親子って言う設定が個人的に良かったです♪
初挑戦のワイヤーアクションもイイ具合に魅せてくれて、機怪と戦うシーンはちょっと迫力ありましたですよっ!!
でも麒麟送子の専用衣装に着替えるシーンが、カットインばりにチラチラ出るのですが、あれってもしかしてサービスショットなのでしょうか?!!
しかも『インストール』で上戸彩の胸をさわった事が記憶に新しいのに、今度は高橋真唯のフトモモですかぃっ?!(;゚ ロ゚ )
相変わらず世の快男児達が羨む事をスクリーンで披露してくれちゃってます(汗

ただ妖怪オールキャストでファンには嬉しいですが、部分的にちょっと理解に苦しんだシーンもありました。
川姫と加藤の因縁の関係を、もう少し丁寧に描いて欲しかったのがその1つですね。

ラストのオチも何だか・・・・う〜〜ん・・・・津田寛治が大人役って・・・(^▽^;)

でも大人になっちゃうと、妖怪を信じていたあの純粋な気持ちも、段々と忘れていってしまうのでしょうね。

『妖怪大戦争』公式サイト
 

| や〜よ | 22時18分 | comments:29 | trackbacks:65 | TOP↑

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