ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(評価:☆)

【監督】摩砂雪、鶴巻和哉
【声の出演】緒方恵美/林原めぐみ/宮村優子/坂本真綾/三石琴乃/山口由里子/山寺宏一/石田彰/立木文彦/清川元夢/長沢美樹/子安武人/優希比呂/関智一/岩永哲哉/岩男潤子/麦人
【公開日】2009/6.27
【製作】日本
【ストーリー】
汎用ヒト型決戦兵器エヴァンゲリオンに乗ることで、自ら戦うことを選んだ碇シンジ。大きな運命を託された14歳の少年の物語は、ここから未知の領域へ突入する。エヴァンゲリオン2号機とそのパイロットである式波・アスカ・ラングレーの参戦。謎の少女、真木波・マリ・イラストリアスの登場。そして“使徒”とEVAシリーズの戦いは新エヴァンゲリオンの参加で、さらに激しくエスカレートしていく・・・
2007年の公開時、ほんの十数秒間だったとはいえ仰天なキーワードと映像がいくつも現れて強烈な印象を与えてくれた『破』の予告編。本作では情報の規制も上手かったのか、断片的な事柄しか得られないまま臨んだのもある意味幸いし、次々と明かされる事実やテレビ

第1部であった『序』はテレビシリーズの第6話辺りまでをベースにしながらも、細かな変更点や新規のシーンなどを盛り込んだり、デジタル撮影・3DCGなどもフルに活用して全く新しいエヴァンゲリヲンを見せて大いに沸かせてくれましたが、今回の『破』は『壊す』という意味合いも含んでいるだけあり、元の内容を一度崩し、代わりに新しい要素を多数加える事で『序』以上に別な作品みたいにへと変化させているのが本作の最も大きな特徴でもあり魅力のようにも見えましたね。
冒頭における仮設5号機の活躍に、仁王立ちで堂々たる登場を果たしたアスカというように、観た感じだとスタート時から大分方向性が変わっていましたけど、そんな中とりわけ注目してたのがやっぱり初登場の新キャラクター

そんな盛り上げの起爆剤


エヴァや登場人物の他にも忘れちゃならない第3新東京市に定期的にやってくる魅惑のキモキャラ、『使徒』のデザインに関しては今回もテレビとは大分違った姿をたくさん見る事が出来て、そこもまた良かった♪ラミエルの形態変化にびっくりさせられた『序』に対し、『破』は最強の拒絶タイプことゼルエルが一際異彩を放っていて、その圧倒的な強さは新劇でも健在。しかもテレビとは逆に、今度はゼルエルがエヴァを食べてしまい、真っ白な女体がニョキーンと出てくるシーンにもおったまげぇ~っ!

あと初号機とゼルエルの対決も、『破』を締め括る最後の戦いとしてヤシマ作戦に匹敵する興奮を与えてくれた気もします

緻密に描かれた背景や街並も相変わらず素晴らしいクオリティでしたし、ストーリーの方も路線を大幅に変更した事によってファンでも先があまり読めないドキドキ感があり、結果『序』の好スタート

真のエヴァンゲリオンにドネルケバブ・・・・じゃなかった


『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』公式サイト

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