ミッション:インポッシブル フォールアウト

【監督】クリストファー・マッカリー
【出演】トム・クルーズ/ヘンリー・カヴィル/ヴィング・レイムス/サイモン・ペッグ/レベッカ・ファーガソン/ショーン・ハリス/アンジェラ・バセット/バネッサ・カービー/ウェス・ベントリー/フレデリック・シュミット/ミシェル・モナハン/アレック・ボールドウィン
【公開日】2018年8月3日
【製作】アメリカ
【ストーリー】
IMFのエージェント“イーサン・ハント”と彼のチームは、盗まれた3つのプルトニウムの回収を目前にしていた。だが突如現れた何者かの策略で仲間の命が危険にさらされ、その最中にプルトニウムを奪われてしまう。イーサンとIMFチームはプルトニウムを再び奪い返し、複数の都市の同時核爆発を未然に防ぐ新たなミッションを受ける。この事件の裏側にはシンジケートの生き残り勢力が結成したアポストル(神の使徒)が関連しており、手がかりは“ジョン・ラーク”という正体不明の男の名前と彼が接触する“ホワイト・ウィドウ”と呼ばれる謎めいた女の存在のみ。だが今回のミッションに対しイーサンの動きを不服とするCIAは、敏腕エージェントのウォーカーを監視役に同行させることを条件としたのだった・・・。
IMFエージェント、イーサン・ハントが活躍する『ミッション:インポッシブル』シリーズも早いものでもう第6弾。毎回の不可能級任務の過酷さに加え、イーサン・ハントに扮するトム・クルーズの全編本気アクションの凄さがこのシリーズを長い事継続させている原動力であり最大の魅力でもありますが、本作もまあ相変わらず肉体の限界に挑んだアクションの数々で興奮を掻き立てさせる面白さがありましたねぇ^^
今回ストーリーの方も前作の『ローグ・ネイション』と関連性の強いものが多数あったので実質続編のような雰囲気に見えたのもなんだか珍しい試みに思えましたし、その前作で敵だったソロモン・レーンや女スパイ・イルサの再登場、そして名前だけしか分からない謎の男の存在などもあってか、様々な人物の思惑が絡みに絡み敵味方の判別も難しいスパイ映画らしい要素も濃かったから、個人的に今回の展開はスリリングで結構好みだったかもしれない。・・・まあそれでもジョン・ラークの正体が結構分かり易かったり、ハントもハントで放置してしまったプルトニウムをまんまと取られちゃったりと冒頭から早速のうっかりも出てしまうけど、そこからの逆転劇でスカッとさせてくれるのも一応このシリーズのお約束の一つでもあるわけだから、凄腕エージェントらしからぬ失態が多くともそれもまたご愛嬌と言ったところw
お約束と言えば毎回体を張ってるトム・アクションですが、ストーリーが今回続編のようだと捉えるならば、アクションはさながら集大成といった感じでしたね。過去にも高所からの落下、カー&バイクチェイス、大ジャンプ、ロッククライミングといったトム・アクションの見所は沢山ありましたけど、それらが本作では全部盛りで更にはボーダーラインすれすれの危険難度に跳ね上がってるので、トムがその全てをちゃんとこなして成功させた結果を観てるとはいえ、それでも観る度に『うわ~っ』と何かと声を上げてしまいたくなるようなシーンの連続だからこっちの心臓にも非常に悪い^^;ビルからビルへの大ジャンプシーンで骨折した問題のシーンも生々しいから思いっきりしかめっ面してしまいましたし、そういったギリギリの緊迫感も絶えなかったので、観終ったあとは自分本当に酸素が足りないような疲労感もあったり・・・(汗
20年以上も続いてる故に『世界を破滅に追いやる犯罪者たちの陰謀を阻止するエージェントの活躍』もやや単調になっている部分が無きにしも非ず・・ではあるんですが、ただこのシリーズはやっぱりトム・クルーズのそういったアクションあってこその作品でもあると同時に最大の魅力&見所でもありますから、彼が作品名同様また不可能とも思えるアクションに挑戦し続ける限り、自分もまたそのチャレンジングな姿をスクリーン越しにワクワクしながら鑑賞し続ける気もしますね・・・・・・と言いつつも、年齢を考えればあと一作が限界でしょうかな?(汗